絡繰乱舞夢日記
第陸拾参話
「お年頃」















            水流回転寿司



鉄  「(。`・д・´)旦  ずず〜。(茶)」
け  「(。`・д・´)旦  ずず〜。(茶)」

             茶を啜る微妙な中年二人。


鉄  「景気はどうだ?ずず〜。」
け  「ぼちぼちでんな〜。そちらは儲かりまっか?(笑)」

鉄  「いやいやいやいやいやいや。」
け  「いやいやいやいやいやいや。(笑)」


も  「(〃▽〃)ずず〜。(酔)」


鉄  「いつのまに・・・・・。」

け  「あいかわらず、林檎汁で酔える体質は便利なんだか不便なんだか・・・・・。」
鉄  「拙者も餡蜜で酔えるぞ。」

け  「そんな不思議設定は・・・・・。」

鉄  「はっはっは。ずず〜。(茶)」
け  「茶がうまい。ずず〜。(茶)」


も  「(〃▽〃)も〜。そんな爺臭いから、さらに年寄りに拍車がかかるんだよ。」

け  「((((;゜Д゜))))!!と、年寄り!?」
鉄  「((((;゜Д゜))))!!じ、爺臭い!?」

も  「(〃▽〃)そんなんじゃ、嫁っこ貰いそこねるぞ。」

鉄  「((((;゜Д゜))))!!」



も  「ってことで。人生改造計画っ!!」

け  「((((;゜Д゜))))どんなノリですか?」
も  「いいから、ついてくる!!」




             どさくさに紛れ、自分のお会計も一緒に払わせた、もえ。










             連れて来た先は商店街の一角。

も  「( ゚Д゚ノノ☆ハィハィハィハィ!! まずは引き締まった身体を手にいれます!!
      二人共、まだまだ余計な脂肪が多い!!」

け  「( ´_ゝ`)この人はさっきから・・・。」
鉄  「( ´_ゝ`)気にしとることを・・・。」


も  「( ゚Д゚ノノ☆ハィハィハィハィ!! ぐずぐずしないっ!!」

             鍬やらを持たされる二人。

鉄  「ん?」
け  「この一角の土地を耕せと・・・・・。」

も  「(〃▽〃)こういうのが一番身体を作るのにいいんだよ?」


             と、林檎汁を呑みだす。


鉄  「あれ?拙者達だけ?」

も  「(〃▽〃)もー。かよわい女性にそんな力仕事させるの?
       そんな気遣いも無いと女性にモテませんよ?

け  「まぁ、確かに・・・。」



             固い土地を耕す。

も  「( ゚Д゚ノノ☆ハィハィハィハィ!! 次はそこの木材ね〜。
      この設計図に基づいて作ってね〜。」


鉄  「え?」

も  「た、耕すだけじゃ、えーっと、お、同じ筋肉ばっかり鍛えることになるじゃない?
      木材を持ち上げることで、背筋をですねぇ。
      あ、腰には気をつけてね〜。」

け  「( ´_ゝ`)危険要素満点の作業ですね。」



             なにやら掘っ立て小屋を建てているのか・・・・・?


鉄  「小屋か?」

も  「そうそう、奉仕活動奉仕活動。」


             何かおかしい・・・。



け  「もしや、これは鍛えるといいつつただ大工の代理を・・・。」
も  「ぎく。」

鉄  「なに!?」


             もえが突然泣き出す。


も  「だって・・・お店を新築したくても・・・お金の少ない人々は・・・。
     いつも涙を飲んで生きているのよ・・・・・。
     かといってこの時代・・・こうでもしないと商戦生きていけないのよ・・・・・。

     そんな市民のために役に立つって素晴らしい事じゃない?」



け  「まぁ、確かに・・・店舗の新築で客を呼び込むのは確かに博打だ・・・・・。
      しくじれば、大損だしな。新築などの費用を抑えたいのも確かだ。」
も  「さすが経営者ね。」


鉄  「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!
も  「(。`・д・´)!!びくっ。」



鉄  「いたく感動した!!そんな市民の役に立つのなら、
      この漢、鉄観音鉄兵衛!!身を粉にしてやるでゴザる!!」







も  「単純で助かった・・・・・。ぼそっ。」









            で、二人の活躍で見事、一軒立ちました。


も  「(〃▽〃)すごぃすごぃ。」

け  「うむ。初挑戦にしては中々。」
鉄  「うむ。いい訓練になるのである。
     さっそく、とろ蔵、ふみ助にも・・・・・・。」






り  「あ。もえさん。」

            通りかかったのは絡繰師りすき。

も  「あ゛っ。」

り  「早いですね、設計図渡してすぐじゃないですか。
      いいデキですね、これなら大工を断わるわけだ。
      新しい場所での営業頑張ってくださいね。」

も  「( ´_ゝ`)あちゃー。」







            バレたね。








も  「(`・д・´;) チラ。」


け  「( ´_ゝ`)・・・・・。」
鉄  「( ´_ゝ`)・・・・・。」

            そうここは、もえの新しい店であり、
            ここで占いなんかをやってしまおうというのである。


も  「(`・д・´;)許してもらえ・・・・・。
      あれ?なんで黒猫が私の前をよこぎるのっ!?
      あれ?なんで突然、鼻緒が切れるのっ!?」





け  「( ゚(工)゚) もちろん、商売道具は我が万屋をご利用ですよね?」

も  「そ、そうきたかっ!!
     ももももももももちろんに決まってるじゃないですかっ。」

け  「(`ー´)ですよね。」

も  「お奉行には、餡蜜食べ放題が用意されてますよっ!!」




             あわてて、おさやに携帯伝書するもえ。


た  「へぇ、ここ占い屋になるんやな。」
ミ  「(。`・д・´) うおー。おーミーナーもーやーるー!!もぐもぐ。」

た  「しかしやっぱ力自慢やね〜けったさんとお奉行。」

け  「(`・д・´)ん?」

ミ  「(。`・д・´)やっぱこういうのは、かよわい女性にはできんもんね。モッチャモッチャモッチャ。」



             おにぎりは外せない、おミナ。

た  「(`・ω・´)しかも、こんなの手伝ってあげるなんて、さすがやわ。」









け  「(-´∀`-)> いやぁ。当然じゃないですか。」

も  「`;;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ

鉄  「拙者もこの町を守る奉行として、当然の行いでゴザるよ。」









も  「まぁ・・・。なんとかゴマかせたみたいで。」



             胸をなでおろす、もえ。

             それでもちょっと悪いなと思ったので。




も  「(〃▽〃)じゃ、無料でけったさんとお奉行の結婚運でも占ってあげますよ。」

た  「(`・ω・´)よかったやん!!」


け  「ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 それはそれは。」
鉄  「べ、別に拙者は気にしておおおおらんがな。」




































ミ  「(。`・д・´)それ、
 もえさん自分占った方が
 いいんじゃないの?



も  「( ´_ゝ`)・・・・・。」



た  「((((;゜Д゜))))爆弾・・・・・。」

け  「((((;゜Д゜))))・・・・・。鉄さん・・・・・今日は呑みましょう。」
鉄  「((((;゜Д゜))))お、おう、餡蜜でも・・・・・な。」




た  「おミナちゃん・・・・・多分呪われるよ・・・・・。」













             続く。












































おまけ。


ミ  「(。`・д・´)・・・。」
も  「( ´_ゝ`)・・・。」





か  「ていうか、ソレ、おミナちゃんが言うか?みたいな。(笑)」
サ  「お、おかちょさん・・・・・。ひどっ。」
















ダ  「おかちょも言えたもんじゃないよな・・・・・。おっと。」






















か  「殺す!!



く  「え?私っ!?」


             つい反射で反応してしまう、和尚であった。

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