絡繰乱舞夢日記
第陸拾弐話
「忍たるもの」
潜行亭
今日も発明に力を入れる「ダイ」と「りすき」。
ダ 「うーむ。これでいいのか?」
り 「だと思う・・・。」
ダ 「よし、麦試してみろ!!」
麦 「はいな!あんじょうよろしやす!!」
と、そのとある絡繰に麦が近づく。
り 「いや・・・・・。意味無いだろ?」
ダ 「・・・・・。だな・・・・・。」
そしておもむろに携帯伝書で文を送る。
ダ 「送信完了。」
黒須殿前
姫 「おや?すわんや。携帯が鳴っておりますよ?」
す 「はっ! 失礼致します。」
文書確認。
す 「えーっと、『忍者軍戦力上昇必至絡繰完成』と・・・・・。」
姫 「なんじゃ?食欲でも増す絡繰か?」
す 「姫様・・・。お言葉ですが、それは上昇になるのですか・・・?」
姫 「おいしいものを食べれば気持ちも上昇ではないか。」
す 「そ・・・そうですね。」
と、早速潜行亭に向かうすわん。
す 「ダイ殿、どれでゴザるか?」
ダ 「な・・・なんで『ゴザる言葉』・・・・・。」
す 「なんとなく・・・。」
そしてすわんを絡繰前に案内。
す 「な・・・なに!?」
ダ 「まぁ・・・忍法神通力測定絡繰だ。」
す 「な・・・そんなことが!?」
ダ 「まぁ、ココにこうして、ココでこう。」」
すると文字の羅列が浮かび上がる。
ダ 「ま、他人に数値を知られぬように暗号にしてある。」
す 「なるほど、そして私の神通力はいかほど?」
ダ 「ごにょごにょごにょ。」
暗号の解読。
す 「((((;゜Д゜))))!!」
轆轤屋
ロ 「ん?今日も『上』の方々はお集まりのようね。(ダミ声)」
か 「そのようで。」
サ 「今日はすわんさんも来てますけど、お団子いるのかなぁ?」
ロ 「注文は聞いてないけど?(ダミ声)」
か 「今日はなんか深刻だったぞ?潜行亭で何やらあったらしいが。」
と、注文も無く、上の屋根の入り口が開く音がした。
サ 「あれ?出ていっちゃいましたよぅ?」
凛 「総帥!!待ってくださいです!!」
た 「総帥・・・速いなあ・・・。」
駆けるすわん、追うのは、お凛・おたの。
す 「こんなことじゃ・・・・・。」
凛 「で、でも総帥まで・・・?」
た 「きっと・・・・・すぐに・・・」
と言いかけた「おたの」だったが、何やら殺気を感じた。
す 「奉行所の裏までこのまま全速で走りますよ?」
た 「うっそ!!」
凛 「あわわわわ・・・。で、でも頑張らないと・・・・・。(汗)」
南町奉行所
奉行所の裏を駆け抜ける三人。
鉄 「ワシが黒須藩南町奉行所奉行
鉄漢音鉄兵衛である!!」
凛 「ひいいいいいい!!なにごとっ!!」
た 「ああ・・・名物奉行ね。」
す 「曲者ではございませんよ?お奉行。」
鉄 「むむむ、なんだそうか。すわん殿だったか・・・。
一体何をしておる?」
す 「し、忍としての訓練に決まっているでしょう。」
鉄 「ところで・・・潜行亭にだな。」
す 「((((;゜Д゜))))!!こ、これにて御免!!」
鉄 「新しい・・・・・携・・・帯・・・・・あら?」
す 「はい次!!神社の階段を五段飛ばしで!!」
た 「五!?」
凛 「あわわわ・・・。む、無理・・・。」
す 「(`Д´)くわっ!!」
凛 「ひいいいいいいいい!!今日の総帥は鬼神です・・・。」
轆轤屋
ロ 「あら、ダイさん、りすきさん、麦ちゃんいらっしゃい。(ダミ声)」
ダ 「はっはっは。今日は面白いものを持ってきた。」
ロ 「あら?(ダミ声)」
か 「師匠!!新手の絡繰ですか?」
ダ 「ああ、一応名前は「忍法字通力測定絡繰」だが・・・・・。
ココをこうしてだな、ココで・・・。」
と、おかちょに使用。
出てきた文と暗号を耳打ち。
か 「((((;゜Д゜))))!!」
ロ 「あら?あたくしも・・・。(ダミ声)」
り 「あ、ある意味女将は、面白くないんで。」
ロ 「え?(ダミ声)」
サ 「(-´∀`-)私もやるですぅ。」
おサヤにも耳打ち。
サ 「(-´∀`-)そうなんだぁ。それくらいかなあ。」
と、「おみる」と「おミナ」も上から覗く。
み 「神通力・・・。知りたいかも☆」
おみる使用。
暗号を耳打ち。
ミ 「あ、アタシもっ!!」
おミナが使用後、暗号が出る。
ミ 「え?で、コレで神通力どうなの?」
み 「あ、あのね・・・・・。ごにょごにょごにょ。」
ミ 「((((;゜Д゜))))なぬ!?
目方(体重)測定器!?」
み 「みたいですよ☆?」
ダ 「あ〜あ、バラすなよ。」
ロ 「それですわん総帥達は険しい顔で出て行ったのね?(ダミ声)」
とくになんともな「おサヤ」と「おみる」
ミ 「あ・・・あれ?」
サ 「(-´∀`-)ん?」
ミ 「なぜに二人はそんなに涼しい顔を・・・。」
サ 「(-´∀`-)ちょっと痩せすぎだけど。」
み 「私もお肉食べないとなあ☆。」
ミ 「((((;゜Д゜))))えええええええ!?」
食べかけの巨大おにぎりを置く、おミナ。
ミ 「あ、あれ?おかちょさん・・・・・。」
か 「な・・・なにも聞くな・・・・・。」
ダ 「はっはっは。
な?忍者として強くなれるだろ?(笑)」
り 「頑張っておいでよ。(笑)」
麦 「あんじょうよろしやす〜♪」
すわんたちを追いかけるおミナであった。
ロ 「あ、努力するつもりはあるんだ。(ダミ笑)」
サ 「(-´∀`-)おかちょさんは行かなくていいの?(悪気無し)」
か 「・・・・・。」
す 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
た 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
凛 「ああ・・・鯖みかん汁が・・・恋しい・・・。」
続く。
おまけ。
ダ 「なぁ、食事後の舞姫にもススめようぜ?(笑)」
り 「お主も悪よのぅ?(笑)」
ロ 「でも、興味あるわ。だって、団子だけの目方でも・・・・・。(ダミ計算)」
舞姫測定。
ダ 「な・・・なぜだ!?」
ロ 「ええええええええええ!?(ダミ驚愕)」
り 「物体には質量と言うものがあってだな・・・・・。」
み 「なんで・・・私より軽いんだろう・・・・・。」
サ 「(-´∀`-)私一番軽いのかな?♪るん♪」