絡繰乱舞夢日記
第伍拾漆話
「続・再建轆轤屋」
轆轤屋・跡地
サ 「う〜ん。結局、材木が足りないんですよねぇ。」
ケ 「ですね・・・・・。私の知る問屋もここまでです。」
も 「(〃▽〃)まぁまぁ、呑もうじゃありませんか〜♪」
ロ 「( ´_ゝ`)ぼぇ〜〜〜〜〜〜〜〜。」
か 「フシューフシュー!!」
も 「も〜、ノリ悪いなぁ。ほら、呑んで呑んで。」
凛 「ごくごくごく。」
ミ 「(`・ω・´。)もぐもぐもぐもぐ。
ほらほら、おミナさんが木材だしたけん、頑張ってナ。」
と、大量の箸を渡す。
ケ 「・・・・・。(汗)」
少し計算して・・・
ケ 「あと、数十万本お願いします。」
ミ 「(´・д・`。) !!」
鉄 「ふぅ。ちょっと小休止だ。」
ト 「あーーー。疲れた。」
ふ 「全くだ・・・・・。」
容赦の無いお奉行の指示に疲れ果てる、トロ蔵、ふみ助。
鉄 「ん?おかちょは一体どうしたんだ?」
サ 「それが・・・・・。」
と、おサヤは経緯を話してみる。
鉄 「なんだ、おかちょを正気に戻すのは、簡単だぞ?」
サ 「そぅなんですかぁ?」
鉄 「うむ。まずだな・・・・・ゴニョゴニョゴニョ。」
サ 「(。`・д・´)!!」
辺りをキョロキョロするサヤ。
何かを探しているが、無さそうなので走っていった・・・・・。
凛 「ちょ・・・・もえさんっ・・・・もう呑めませんよっ!!」
も 「(〃▽〃)あははははははははははははは。大丈夫大丈夫。」
凛 「もー。あと1杯だけですよ?」
今日は本物の林檎酒を呑んでいるため、
酔いの度合いが激しい「もえ」。
と、騒ぎを聞きつけ、やってきたのは舞姫と饅頭。
饅 「いやぁ。宴ですなあ。」
さらに、おりえもやってくる。
り 「(-´∀`-)/゛ あ。饅頭だっつーの。」
饅 「おろ?おりえさん。轆轤屋復興のお手伝いでやんすか?」
り 「((´∀`)) 女の子に労働させんなっつーの。」
饅 「だ、だよねだよね。」
姫 「しかし、轆轤屋が復興してくれねば、あの美味しい料理も食べれないのぅ。」
饅 「そーでやんすね。あっしもここの料理は好きなんですが。」
姫 「これ、すわん!!ニンポーでなんとかならんのかぇ?」
す 「申し訳ありません、姫様。私めの力が足らず。」
現場を一回りする饅頭。
饅 「なるほど、材木が足らないんでやんすか。」
ケ 「そうなんですよ。街中の木材屋と、他の街までも。」
り 「((´∀`))ケラケラ 無いもんは無理だっつーの。」
饅 「うあ!!呑んでるし。」
女将苺・おちい、もやってきた。
苺 「うーん。ウチに場所空いてればよかったんだけど。」
ち 「屋台じゃ、だめだもんねぇ。」
凛 「(〃▽〃)のはははははは。おちいさん、新しいタレは元気ですかぁ?」
ち 「((((;゜Д゜))))!! お凛さん、ちょー酔っ払ってる。」
凛 「(〃▽〃)のはははは。」
も 「(〃▽〃)あはははは。」
り 「(〃▽〃)うはははは。」
饅 「うわぁ・・・・・。もう手がつけられない状態でやんすね・・・・・。」
姫 「(〃▽〃)あら、この林檎酒、美味し。」
饅 「((((;゜Д゜))))無法地帯!?」
も 「(〃▽〃)一番!!もえっ!!脱ぎます!!」
ダ 「よしやれ!!」
空 「やれやれーーーっ!!」
ち 「((((;゜Д゜))))!!いやいやいやいやいやいやいや。もえさんダメですっ!!」
無法地帯を必死で止める、おちい。
数人の舌打ちが飛ぶ。
凛 「(〃▽〃)二番。お凛、ニンポーします。」
と、彩忍お凛の忍法である。
ミ 「(。`・д・´)とんでもない、食べ物が出てくるぞ!!」
ダ 「それはオマエだろう。(笑)」
ミ 「(´・д・`。) !!」
凛 「忍法〜〜〜〜♪ 千本桜っ!!」
辺り一面の地面から、けたたましい木がニョキニョキ生える。
本当に千本出てきたのではないかと思える本数である。
ミ 「(。`・д・´)ニョキニョキッ!!」
凛 「(〃▽〃)にょきにょきっ!!」
ダ 「こ、これだ!!」
桜の華が咲き、一瞬で満開となった。
も 「(〃▽〃)うわーっ!!」
り 「(〃▽〃)すっげぇー!!」
姫 「おお・・・・・。なんと・・・豪華絢爛な。」
ス 「す・・・・・すごい神通力を使う木遁・・・・・。」
ロ 「( ´_ゝ`) 桜・・・・・。」
ダ 「よし、奉行!!全部轆轤屋敷地内から、斬り取れ!!」
鉄 「よしきたっ!!トロ蔵、ふみ助っ!!休憩終わりっ!!木材調達だ!!」
ト 「え!?ま、まだ半刻も・・・・・。」
ケ 「よし、勿体無い気もしますが、邪魔な所のは斬ってもいいでしょう。」
酔っ払い以外、総出で木を斬る。
凛 「(〃▽〃)のははははは・・・・・・パタッ。」
酔いつぶれるお凛であった。
中の設備は先にある程度済ませていたらしく、
外は組んでいくだけなので、そんなに時間はかからなかった。
酔っ払いは、そのまま外で寝ている。
ケ 「完成ですね。」
ダ 「なかなかのデキだな。」
り 「内装も完璧な設備でそろえたぜ。」
ロ 「(屮゚Д゚)屮!!あたくしの・・・・轆轤屋だわっ。(ダミ声)」
ケ 「おお、女将が正気に戻った。」
か 「ヨホホホホホホホ・・・・・。」
ダ 「うわ、こっちのがまだだ。」
鉄 「おサヤ殿、見つけてきたのか?」
おサヤが駆けてくる。
猫 「ちょっと・・・・なんなの・・・・?」
サ 「人類の危機なんですっ!!」
連れてきたのは、妖猫まどにゃ。
サ 「おかちょさーん。
巨大な肉球ですよーぅ。にきゅにきゅですよーぅ。」
か 「はっ!!どこだ!!肉球はっ!!」
簡単に正気に戻る。
ある意味正気では無い。(笑)
か 「おお・・・。ん・・・・・?」
思わず手が出そうになるが・・・・・。
か 「こ、この妖怪猫め、成敗してくれる!!」
猫 「えええええええええええ!?」
サ 「(-´∀`-)いつもの、おかちょさんです。」
空 「ふー。助かった。刀傷がどれだけ増えた事か・・・・・。」
ダ 「ところで、ケッタ殿。頼んでおいた「にとろ」は何処に?」
ケ 「あ、そういえば、厨房の中に。」
焦って、轆轤屋に入る!!
ロ 「素敵だわ・・・・・あたくしの新しい轆轤屋・・・・・。
あら、何かしら?この壺は?(ダミ声)」
ダ 「うわっ!!」
ケ 「うわっ!!」
続く。
その後。
も 「あれー?いつのまに、轆轤屋が?」
凛 「ホントですね。」
り 「((´∀`))ケラケラ 夢うつつだったつーの。」
饅 「ほんとに、平和な人たちでやんす・・・・・。」
ダ 「危なかった・・・・・。」
ケ 「もう少しで、二度目の爆発になるところでしたね。」
饅 「兄さんがた、何してるんでやんす?」
と、饅頭がダイの肩を叩いた。
何かが起きたのは、語らなくてもいいでしょう。