絡繰乱舞夢日記
第伍拾伍話
「続々・かるた大会」
轆轤屋
かるたは続くよ、どこまでも。
どんどん読み上げる、おちょも。
娘 「『武士は喰わねど高楊枝』。」
り 「((´∀`))ケラケラ だから、意味わかんねーんすけど。」
午 「これはですね、武士と言うのはたとえ飯を食べない時でも楊枝をくわえて、
飯を喰ったフリをしろと言う事なんですよ。」
り 「((´∀`))ケラケラ 貧乏?」
か 「これしか無いな・・・・・。」
凛 「(`・ω・´;)ですです。」
苺 「(`・ω・´;)貧乏だもんね。」
空 「(-´∀`-)ノ これだっ。」
ダ 「私の札だったのか・・・・・。」
り 「武士じゃねーじゃん。忍者じゃん?」
苺 「(`・ω・´;)まぁ、そうなんだけどね。」
娘 「『なんだコレ、鍋に果物入ってる』。」
苺 「え?果物?」
午 「人なのですか?」
ミ 「(`・ω・´。)そんな奇妙な鍋作るの一人しか・・・・・。」
凛 「(-´∀`-)おいしそう。」
苺 「((((;゜Д゜))))納得!!」
空 「((((;゜Д゜))))納得!!」
り 「((´∀`))ケラケラ 鍋に果物って、マジありえないから。」
凛 「(´・ω;`)え・・・・・。そうなの?」
ミ 「(`・ω・´。)普通に。」
姫 「ええ・・・普通は・・・・・入れない。」
凛 「(´・ω;`)おいしいのに・・・・おいしいのに・・・・。」
容赦なく呼ばれていく札。
娘 「『猫の前では赤ちゃん言葉。』」
か 「!!」
空 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ」
明らかに、『バラしたな?』と言う殺意の目。
(弐拾話参照。) *漫画もよろしくな。(笑)
空 (バラしてねーのに、なんで知られてるんだ!?
こ、これじゃ濡れ衣で、殺される!!)
と、住職は、妖猫まどにゃの前に。
空 「猫にゃん、元気かにゃー?」
猫 「!!」
ゆ 「((((;゜Д゜))))ポカーン。」
苺 「住職・・・・。そんなヤバ・・・・・。」
空 「あ・・・・・いえ・・・・・この札は誰も解んないんじゃないかと・・・・・。(滝汗)」
た 「ついには、妖怪にも手を出すつもりなんやなぁ・・・・・。」
す 「さすがに・・・・・そこまで飢えてたんですね。」
ヒソ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )ヒソ
り 「女ならなんでもいいんだ・・・・・。(笑)」
空 (こ・・・・・これも・・・我が命のため・・・・・。)
と、おかちょの様子を見たかったが、怖くて視線を合わせらない住職だった。
猫 「とりあえず・・・・・引掻いておこう。」
空 「(#´_ゝ`)・・・・・。」
り 「え?じゃあ、住職の札取った私の勝ちっ。」
空 「そ、そうですよ。ねぇ、作者のダイさん。」
そう言われ。
ダ 「も、、もちろんだ。さ、さすが住職だな。」
か 「・・・。」
今までにこんな殺意を感じた事はあっただろうか・・・・・。
凛 「あれ?でもこ・・・・・。」
ダ 「絡繰忍法!!『炎神』(えんじん)!!」
腕が鎖と共に伸び、お凛の口を塞ぎつつ、
何かの燃えるような薬品を口に入れる。
凛 「わっ・・・・・。何ですかっ・・・・って
(:`◇)<炎炎炎炎炎炎炎」
某唐辛子の一種であろう。
ダ 「ま、まぁ、おちょも君、続けなさい。」
娘 「えーっと。『花より団子』」
ミ 「(´・ω・`。)もしかして、それ、アタシ?もぐもぐもぐ。」
す 「姫様は、絶対『花』だと思います。」
り 「うんうん。ぜってーそうだと思う。」
苺 「おミナちゃんは、花も食べそうだよね。」
ミ 「((((;゜Д゜。))))!! アタシそんな感じ!?」
凛 「(-´∀`-)お花もおいしいですよね。」
ロ 「何かが・・・・・混沌ですわね・・・・・。(ダミ声)」
と、住職がダイに耳打ちする。
空 「ちょっと、ダイさん。このカルタ、こんなヤバイ爆弾イッパイあるんですか?」
ダ 「う、うむ。さすがはシノビの情報網だな・・・・・。と。」
空 「命の危険を感じる札が、あるような気がして。」
ダ 「実は・・・全部が全部私が書いたわけではなくてな・・・・・。」
空 「しかも、誰が得点を取ってるのか全然解らないじゃないですかっ。」
ダ 「そこなんだよな・・・・・。だらだら話を引っ張ってもしかたないし。」
と、次の札を読む、おちょも。
娘 「『憎まれっ子、世に憚る』。」
空 「ほら、また、危険な札が・・・・・。」
と、一枚の札を取るダイ。
空 「((((;゜Д゜))))私なのかよっ!!」
娘 「『笑う門には福来たる』。」
空 「いやいやいやいや、普通に次読まないっ!!」
と、席を外す、おかちょ。
ゆ 「これは、おちいさんかな?」
苺 「だよね。」
午 「そもそもですね、この諺云々で特定の人物をですね・・・・・。」
と、午を引っ張るおミナ。
ミ 「女将さーん。コイツ刻んで馬刺しつくって〜〜〜〜〜。」
午 「ちょっ、なにするんですかっ、この人殺しっ!!」
ミ 「人じゃないもーん。」
午 「って、そうでした。ウマなだけに、ウマい事言うつもりが・・・・・。」
ミ 「ま、こっちこいや。(笑)」
午 「え?冗談ですよねっ。こんなカワィィおウマさんをっ。」
ミ 「ま、いいからいいから。」
ウマ、退場。
辛さでもんどりうってるお凛。
いまだに気絶中の饅頭。
空 「((((;゜Д゜))))はっ、おかちょさんが居ない!!
何かイヤな予感がっ!!」
厨房から響く、午の叫び声。
同じく響く、おミナの笑い声。
か 「とりあえず・・・・・斬る。」
般若の面を被り、二刀流の姿のおかちょが居た。
空 「((((;゜Д゜))))ほ、ほら!!」
ダ 「や、やばいっ!!」
す 「なんとなく危険な予感っ!!姫様っ、逃げましょう。」
姫 「ああ・・・・・まだ馬刺しが・・・・・。」
す 「ホントに食べるんですかっ!!」
ダ 「絡繰忍法!!『科学』(かがく)!!」
軽い爆発を起こし、その煙に身を任せようとする。
ケ 「こんにちはー。万屋でーす。
ああ、ダイさん、注文してた爆薬『にとろ』でしたっけ?
ついでにお持ちしました。」
ダ 「ナニ!?」
轆轤屋。
改装工事の予定です。
ひらひらと一枚の札が、住職の顔に。
空 「『触らぬ神に祟りなし』・・・・・・。ゲフ。」
続く。
おまけ。
ミ 「な、なんだなんだ。新しい料理法かっ!?」
ゆ 「ふー。逃げ足だけは自信あるんで。」
り 「ちょっとマジありえないんですけど?この着物まだ新しいのに。」
ケ 「い、いったい何が。」
す 「姫様っ、ご無事ですかっ。」
姫 「ダメじゃ・・・。」
す 「な、何がですかっ!?」
姫 「食べたりない・・・・・。」
ロ 「おがーーーーーん!!(ダミ驚愕)
あたくしのお店がーーーーーっ!?」
サ 「けほけほけほ・・・・・。あーっ、焼き菓子が吹き飛んだーっ!!」
か 「ドコダ・・・・ドコニイルゥゥゥゥゥゥ!!」
ダ 「いやぁ、爆発オチになったか・・・・・。」
苺 「原因を知ってる私から言わせて貰えば、
改装費は、潜行亭が持つ事になると思うけど?????」
ダ 「大丈夫、バレてないバレてない。せいぜい住職と・・・・・。」
苺 「私だけね。」
ダ 「・・・・・。」