絡繰乱舞夢日記
第伍拾肆話
「続・かるた大会」
轆轤屋
始まりますは、かるた大会。
読み手の女将の娘より、絵札が撒かれる。
か 「こ、これは・・・・・。」
苺 「あれ?絵札・・・・・絵だけ?」
ゆ 「( ゚д゚)しかも、文字が一文字も書いてない・・・・・。」
り 「なんか、同じ絵がイッパイあるんですけどぉ?」
凛 「だって、ダイ様がそう描けと・・・・・。」
絵札を描いたのは、お凛。
読み札を考えたのは、ダイである。
ダ 「フフフフフフ・・・・・。読み札の内容から、誰を表すか察して取ると言う新かるたっ!!」
読み札50に対し、絵札はそれ以上である。
空 「(´∀`)いやぁ、私の顔もたくさんありますなあ。」
か 「どうせ、ロクな読み札ではないだろうな。(笑)」
空 「愛の伝道師とか・・・・・。」
スチャ
何かどこかで抜刀音。
空 「○┓ペコペコペコペコ。ウソです。」
娘 「それでは、皆様。よござんすか?よござんすね?」
ダ 「女将の教育を少し疑うな・・・・・。」
娘 「色欲の・・・・・。」
か 「ハイッ!!」
凛 「はいっ!!」
苺 「はいっ!!」
ゆ 「( ゚д゚)つ ハイッ!!」
り 「は〜ぃ!!」
午 「おりゃっ!!」 ポクッ。
と、最初の五文字で取る。
空 「えええええ!?皆さん、早いですねぇ。
誰のことだか、まだ解らないじゃないで・・・・・・。あれ?」
全員の手には「和尚」の札が。
空 「((((;゜Д゜))))!!ひどぃ!!」
娘 「あ、正解です。」
空 「((((;゜Д゜))))!!色欲っ!!しかも、午にまで・・・・・。」
午 「ウヒヒヒヒヒヒヒヒヒーン。」
か 「これが『食欲の』だったら、別の人物だろうけどな・・・・・。」
と、後ろを見る。
ミ 「(`・ω・´。)ん? チュルン。」
おミナ・舞姫、ソバに突入。
サ 「 <(゚ロ゚;)>おソバが間に合わないよぅ。」
猫 「私手伝いますよ?」
サ 「いいですか?」
猫 「猫の手も借りたいって・・・・・。」
サ 「(`・ω・´;)お、お願いします。」
次の札を読み上げる。
娘 「鬼の目にも涙っ。」
凛 「(`・ω・´;)」
苺 「(`・ω・´;)」
ゆ 「((((;゜Д゜))))!!」
り 「(`・ω・´)?」
午 「(`・ω・´)・・・・・。」 ポクッ。
全員の手が止まる。
空 「あれ?今度は解ったのは私だけですか?」
と、おかちょの札に手を伸ばす。
か 「ほぅ・・・・・。鬼な・・・・・。」
空 「((((;゜Д゜))))あっ!!」
か 「そうかそうか、私の事をそう思っていたのだな・・・・・。」
空 「((((;゜Д゜))))え・・・・あ・・・・・手が滑った・・・・・・。」
無理矢理、手の起動を変えて別の札。
おサヤの札。
ちょうど、横を通っていた「おサヤ」はそれを見ていた。
サ 「鬼・・・・・。ヒドイ・・・・・。(´;ω;`)」
苺 「あーあ、住職泣かせた。」
空 「((((;゜Д゜))))えええええええええええ!?
これは、オテツキですよ!!私が取ろうとしたのはコレじゃなくて・・・・・。」
か 「ほぅ?誰の札を取るつもりだったんだ?」
空 「え・・・・・あ・・・・・。」
少し考えて。
空 「ダ・・・・・ダイさ・・・・・・。」
後ろから聞こえて来る、抜刀の音。
空 「ま、饅頭君ですよ。」
まだ気絶してる饅頭。
か 「ほーぅ。全然人を見る目は無いんだな・・・・・。」
空 「((((;゜Д゜))))・・・・・。」
読み札を読む娘。
娘 「ホントは知ってるネズミ小僧。」
ゆ 「ドキ。」
か 「これか・・・・・。」
凛 「(`・ω・´;)」
苺 「(`・ω・´;)」
り 「(`・ω・´)?」
午 「(`・ω・´)・・・・・。」 ポクッ。
空 「(-´∀`-)ノ これだっ。」
ゆ 「((((;゜Д゜))))バレバレじゃん!!」
か 「バレてると気付いてなかったのか・・・・・。」
ダ 「気付いてなかったんだ・・・・・。」
娘 「大食上戸餅喰らい。」
空 「(-´∀`-)/ はいっ!!」
と、舞姫まなの札を取る。
姫 「(´・ω・`)・・・・・。」
す 「ぶ、無礼者!!」
刀を抜くすわん。
空 「((((;゜Д゜))))ひいいいいいいいいいい!!」
姫 「(´・ω;`)」
苺 「ひどぃよね・・・・・。あんなキレイな姫様を。」
空 「((((;゜Д゜))))ええええええ!?だって食べてるじゃん?」
苺 「普通は、おミナちゃんでしょ?」
ミ 「(´・ω・`。)モグモグ。いや・・・・・それもどうかと。(笑)」
凛 「私もどちらか迷・・・・・。」
ゆ 「( ´_ゝ`)あれ?お奉行じゃないんだ。」
一人鉄兵衛の札をとってるゆう吉。
り 「((´∀`))ケラケラ 意味解んなかったつーの。」
午 「えーと、この札の意味はですねぇ・・・・・。」
り 「((´∀`))ケラケラ 黙れっつーの。」
姫 「(ω・` )ぷぃっ。」
ミ 「(´・ω・`。)あーあ、すねちゃった。もぐもぐもぐもぐもぐ。」
ロ 「舞姫さん!!ダミ声団子できましたわっ!!機嫌なおしてくださいな。(ダミ声)」
空 「((((;゜Д゜))))このカルタは・・・・・・ワナに満ち溢れている・・・・・。」
続く。
辰 「|壁|_・) 」
未 「なによ、りゅう姉、カルタやりたいの?」
辰 「バ、バカを言え!!」
亥 「素直じゃないなあ・・・・・・。」