絡繰乱舞夢日記
第伍拾参話
「かるた大会」














            轆轤屋

ロ 「うふふふふふふふ。大盛況ね。(ダミ声)」


か 「これで、全員出場できるワケじゃないんだから、儲けモノか・・・。」
ロ 「うふふふふふふふ。(ダミ笑)」



             轆轤屋に集まった、いつもの面子。


             轆轤屋かるた大会出場意欲満々の熱い奴等。


             でも、人数多いんで絞られます。


サ 「今日は、新しいお菓子の「かすていら」焼いてみましたっ。」

ミ 「(`・ω・´。)ウマー!!モカモカモカモカモカモカモカ。」
午 「え?呼びました?って、おいしいですねぇ。モハモハモハモハモハモハ。」
ミ 「(`・ω・´。)そうじゃなくって、ウマーイの意味で・・・モカモカモカモカモカモ。」
姫 「こ、これは美味じゃ・・・・・。モグモグモグモグモグモグ。」


サ 「(`・ω・´;)絶対に足りない。」
か 「ハッハッハ。調理専門だな。」
サ 「(´・ω・`)かるたしたかったのに。」



猫 「あ・・・・・。おいしい。唐辛子かけてみよう・・・・・。」
凛 「(-´∀`-)おいしいですねぇ。麺ツユにつけてみましょう。」

サ 「(`・ω・´;)何か違う・・・。」






             と、女将がクジを作り引いていたようだ。




ロ 「( ゚Д゚ノノ☆ハィハィハィハィ!! 皆さん、お静かに!!(ダミ声)」



             静まる店内。


ロ 「人数多いので、クジを引かせてもらいました。(ダミ声)」




             発表を待つ。
             どうやらそれぞれの組ごとに代表を決めた感じだ。


ロ 「まず、奉行所代表『ゆう吉』さーん。(ダミ声)」

ゆ 「( ゚д゚)えええええええ!?」

ロ 「『奉行所は忙しいので、一番手の早いゆう吉に任す。』と、鉄兵衛さんから頂いております。」

ゆ 「(´・ω・`)かすていら・・・食べたかったのに。」



             と、かすていらに手を伸ばす。



             ピシャリとミナに手の甲を叩かれる。

ゆ 「((((;゜Д゜))))!!」





ロ 「次は・・・・・忍軍団は・・・・・・・・。(ダミ声)」



             全員が願うのは、すわんじゃありませんように・・・。










ロ 「お凛ちゃん。(ダミ声)」

凛 「((((;゜Д゜))))!!あわわわわ;; だ、代表ですか・・・・・。」
す 「お凛・・・・・頑張るのよ。」

凛 「((((;゜Д゜))))え・・・あ・・・は・・・はい・・・・。」
す 「負けたら・・・・・うふふふふ。」

凛 「((((;゜Д゜))))ひいいいいいいい!!」










ロ 「次は、もえ・・・・・。(ダミ声)」



              と、そこまで言いかけた時。

ダ 「まぁまぁ、林檎汁でも飲め飲め。オゴリだ、オゴリ。」

も 「え?ほんとに〜♪」


              2秒で『できあがる。』





ロ 「あら、一人脱落ね。(ダミ声)」


              泥酔のもえ。



ロ 「次は、万屋から、おりえちゃん。(ダミ声)」

り 「え?マジで?あたし、ハンパないですよ?」


              と、後ろからダイと饅頭。


ダ 「邪魔だよな・・・・・。」
り 「え?」

饅 「(-´∀`-)おりえさんのおっぱぃが邪魔でカルタ取れないって事でやんす。(笑)」

り 「うっわ。饅頭ヒドいんですけど・・・・・。」


              と、笑いながら饅頭をひっぱたく。


              勿論、じゃれあいの引っ叩きなんだが・・・・・。



              宙を舞う饅頭。












饅 「へぐっ。」




ロ 「あらやだ、饅頭さんもだったのに・・・・・。脱落だわ。(ダミ声)」






              さらに、読み上げれられる。


ロ 「えーっと、次は苺屋の女将、苺さん〜。(ダミ声)」

苺 「よっし、来たぞ!!」

ち 「女将・・・気合い入ってますな・・・・。」

              タコ焼きを頬張りながら、ちーちはその苺の格好に気合いを見た。
              着物を袖を縛り上げ、ヤル気満々である。



苺 「『カルタ取りの苺』と呼ばれたもんさ・・・昔は。」
ち 「(´・ω・`。)モグモグモグモグ。」





ロ 「そして、我等が轆轤屋代表は・・・・・・おかちょ・・・。(ダミ半笑い)」






              と、全員が凍りつく。


凛 「あ、あのすわん総帥・・・・・。私、両腕無事でしょうか?」
す 「保証できない・・・・・。」
凛 「((((;゜Д゜))))!!」



か 「ククククク・・・・・。者共、覚悟するんだな。」


              刀を磨いているおかちょ。

ゆ 「( ゚д゚)!! おかちょさん!!刀は要らないんじゃ・・・・・。」




ミ 「(`・ω・´。)あれ?かすていら、もう終わり?」
姫 「あらあら、残念だわ。まだ、腹一分なのに・・・・・。」


              まるでカルタに目もくれず食べ続ける。


ミ 「(`・ω・´。)んじゃ、オヤツで・・・・・イカ飯!!」
姫 「わたくしも、イカ飯を。」

サ 「((((;゜Д゜))))!!イカ飯軍団壊滅の予感です。」





か 「さて・・・面子の再確認だ。」


              参加面子
               お凛・おかちょ・苺・ゆう吉・おりえ

か 「脱落者2名の代わりに誰か入れるか・・・・・。」

ダ 「ニヤリ。」

か 「ん?師匠・・・忍軍団から入れますか?」

ダ 「午で。(笑)」

か 「面白い・・・・・。」







午 「( ゚Д゚ノノ☆ポクポクポク!! 呼びました?」
ダ 「ああ、なんとなくな。」


ゆ 「( ゚д゚)ウマああああああああああ!?」





ミ 「(`・ω・´。)うまあああああああああああああい!!」

ゆ 「(゚д゚ )!!ビクッ!! なんだなんだ?」



             もちろん、イカ飯の感想である。

             ミナと舞姫はもう、イカ飯に夢中。

             隣で何気に、妖猫まどにゃも食べている。





か 「おお、そうだ。色魔住職、貴様も入れ。」

空 「え?」


             12杯目の般若湯に手を出しつつ。

空 「なぜ、私が・・・・・?」

か 「刀を用意した意味が無いだろう!!

空 「いや・・・・あの・・・・『かるた』ですよね?」

か 「そうだが?」

空 「刀って・・・必要ですか・・・?」












か 「当然だ。」

空 「言い切った!!」





ロ 「はぃ〜、じゃあ、午と住職も参戦ね。(ダミ声)」

空 「え!?ちょ!!」





              参加面子
               お凛・おかちょ・苺・ゆう吉・おりえ・午・住職空散。



ロ 「さてさて、では読み札を読むのは、わたくし・・・・・・ん?(ダミ声)」



              何か視線を感じる・・・・・。



ロ 「((((;゜Д゜))))!?(ダミ驚愕)」


ミ 「(`・ω・´。)じー。」
姫 「じーーー。」


ロ 「((((;゜Д゜))))な、なにその視線は・・・・・。(ダミ声)」






              そこにもえの寝言。

も 「むにゃむにゃ・・・ダミ声団子・・・・もう食べられませ〜ん♪」





ロ 「(´・ω・`;)わかりましたわっ。(ダミ声)」




              と、女将の着物を引っ張る小さな女の子。


ダ 「ん?おお、女将の娘っ子じゃないか。」

娘 「|女将|_・)コク。」

ロ 「あら・・・・・ってあら・・・なになになに!?(ダミ声)」


              娘と話す間もなく、引っ張られていく女将。

ミ 「(`・ω・´。)はーやーくー!!おーだーーんーーーご!!」
ロ 「おちょもちゃん、札を読んであげなあああああい!!(ダミ声)」

娘 「(`・ω・´)コク。」



ダ 「ほぅ、読めるんだな?」
娘 「(`・ω・´)コク。」

ダ 「よしよし、全部できたら、ここに居るオジサン以外皆がお年玉くれるからな。」
娘 「(`・ω・´)がんばる。」









              女将の娘が読み手となり、始まる。





ち 「苺女将〜〜〜〜。頑張ってねぇ〜〜〜〜。」

け 「おりえさん!!頑張ってください!!」

              すでに脳内で、『謎の巻』をいくらで売ろうと考えている「けった」。





た 「えーと、ウチは忍軍団なのか、苺屋軍団なのか・・・・・。」
み 「私は、苺屋でいいのかな☆」















              続く。









































おまけ。



亥 「|壁|_・) そー。お姉さま方、なんか面白そうですよ?」

龍 「い、いきなり行けるわけ無いだろう・・・・・。」

未 「うわ・・・・・。おちいのタコ焼きもあるよ・・・・・。」

亥 「(´・ω・`)素直じゃないなあ・・・・・。」













サ 「((((;゜Д゜))))イカが無くなりましたっ!!」

姫 「あ、じゃあ、タコで。」
ミ 「(`・ω・´。)あたしもーーーーっ!!タコ飯!!」



















玄 「|扉|_;) 出遅れた・・・・・。」













鉄 「( ゚Д゚ノノ☆ハィハィハィハィ!!
    もう一順だ!!背筋を意識するんだ!!」

             相変わらず訓練中の奉行所。


ト 「あ、あのお奉行・・・・・多分そろそろ、かるた大会な気がするんですが・・・。」

鉄 「案ずるな、我が奉行所の秘密兵器が行っておる。
     おまえらは後1万回!!」


ふ 「え・・・・・?なんの拷問っすか?」



鉄 「口応え無用!!」


ト 「あの・・・・らふぃさん・・・・・くたばってますが・・・・・。」




ら 「し・・・しぬ・・・・・・。」

inserted by FC2 system