絡繰乱舞夢日記
第伍拾弐話
「謹賀新年」














            轆轤屋


凛 「はへはひへ、ほへへほう、ごはひはふ。」

ダ 「喰いながらしゃべるな・・・・・。」

凛 「あわわ・・・・。ご、ごめんなさい。」
ダ 「てか、なんだそれは・・・・・。」

凛 「(-´∀`-)お雑煮です。」

ダ 「苺が見えるんだが・・・・・。」
凛 「そうなんですよ〜。食べます?」


ダ 「要らん!!」


            何気にタコの足がニョロリと見えてる不気味な雑煮。







凛 「改めまして、明けましておめでとうございます。」

ロ 「いえいえ、こちらこそ今年もよろしく。(ダミ声)」

サ 「○┓ペコ よろしくですぅ。」
ミ 「○┓ペコ よろしくです。」
み 「○┓ペコ よろしくなのです☆」





             顔を真っ赤にした「もえ」が参上。


も 「(〃▽〃)は〜〜ぃ〜〜。皆さはああああん♪ 
    去年は今年もよろしくま〜〜〜〜♪」

ダ 「すげぇ、酔っ払い来たんだが・・・・・。」


サ 「いらっしゃいませ〜♪」

ロ 「( ゚Д゚ノノ☆ハィハィハィハィ!! 林檎汁、一樽用意!!(ダミ声)」
サ 「一樽っ!!」


             いつもながらに不思議なツッコミ。




か 「なぜ、林檎汁で酔えるんだ?あの女・・・・・。」








も 「(〃▽〃)〜〜♪
    あ、林檎の唐揚げもくださいぽ〜♪」

サ 「ぽ?」


か 「女将・・・・・。アレは本気で注文したのか、どうなんだろう・・・。」
ロ 「まぁ、なんか勢いで食べちゃいそうだわよ?(ダミ声)」

か 「とりあえず、面白そうだし作ってみるか。(笑)
     えーっと、お凛、ちょっと来い。」



             指名される、お凛。


凛 「わわわわわ私ですかっ!?(汗) な、なぜ?」

か 「いやぁ、こういうゲテ・・・・・いや、なんでもおいしく作れそうだからな。」

凛 「(-´∀`-)はーぃ♪」






ダ 「うわぁ・・・・・。単純だな・・・・・。」






             と、そんな「もえ」に・・・・・。





   「これはこれは美しいお嬢さんですね。」


も 「(〃▽〃)ぉ?なんだなんだ?今年はイける年かぁ〜〜〜〜?
    いつも、スケベ和尚しか口説いてこないし。」








              振り向いてみた。














































午 「( ̄ー+ ̄)b キラーン。」

も 「((((;゜Д゜))))!?あれ?今年って、午年でしたっけ・・・・・?」

午 「( ̄ー+ ̄)b 今年も私の年ってことで。」




             とっさに、『悪霊退散』の札を顔に貼り付ける「もえ」


午 「( ̄ー+ ̄)いやぁ、照れ屋なんですね。」

も 「((((;゜Д゜))))ちょ、ちょっと、飼い主だれ?」

午 「まぁまぁ、今年もいい林檎(津軽)が入ったんですよ。
    まぁ、この作品が江戸辺りを設定に入れてるなら、本来はまだ無いんですけどね。」

も 「((((;゜Д゜))))!?」

午 「林檎に限った事では無いんですが、に限らず商品価値の高い果実を収穫するためにはですね、
    開花直前から開花時期に優位な花を残す「花摘み」と言う作業とですねぇ、
    結実後三十日程度を目安に実を間引く「摘果」という作業が必要なんですよ。
    林檎には果実に袋をかける有袋栽培とかけない無袋栽培があるわけなんですが、
    無袋の方が日光が多くあたり糖度も上がるんですが、ふじ等の一部の品種は果実の色を鮮やかにし
    商品価値を上げるため有袋栽培を行うわけなんですよ、また、有袋栽培には貯蔵性が向上する効果もある。
    着色には日光が大きな役割を果たすため、果実の日当たりをよくするため摘葉および、玉まわしと言いましてですね
    着色ぐあいを均一にするため、樹上の果実を回転させる事なんですが、太陽光を反射させるための
    銀色の幕敷設などが行われるのです、しかし、これらの作業は農家にとって大きな負担となるわけです。」


も 「うっざ・・・・・。」

か 「和尚並みだろう?(笑)」



             と、調理を終えて「おかちょ」が出てきた。

も 「どっこぃ?(笑)」























く 「へっくし!!」

             飛び交う賽銭に埋もれながら、くしゃみをする住職くうちろ。















か 「まぁ、それより、林檎の唐揚げができたぞ?」

も 「((((;゜Д゜))))え?何それ!?」

か 「やっぱり酔っていたか・・・・・。だが、せっかく作ったんだ食べてもらおう。」

も 「((((;゜Д゜))))・・・・・。」


           午のせいですっかり酔いの醒めた「もえ」だった。



凛 「大丈夫ですよ♪ おいしいですよ?」








ロ 「あてにならないわね。(ダミ声)」




             と、食べてみる。



凛 「あ、おぃしぃですー。」

か 「お、おい、おサヤ、喰ってみな・・・・・。」
サ 「い、いえ、もえさんが注文された物だから。」




も 「( ・ω・;) あ、なんかお腹がイッパイに。」



            おかちょのいじめ性格に火が付く。

か 「ほぅ、私の作った料理は食べられないと?

も 「((((;゜Д゜))))いえいえいえいえいえいえ。自分で注文したんですものね。
    食べますね、はいはいはいはい。ぱく♪




            一瞬で表情が変わる。



ミ 「いっただきぃ〜〜〜〜〜〜♪」


            おミナもつまんでみる。





















ミ 「 (´゚ω゚):;*.:;ゴフッ!!  ななななななにこれ?

も 「もしかしたら、林檎だけなら食べれたかも・・・・・。」
ミ 「う、うん。でも、このタレというか味付けは・・・・・。」












凛 「(-´∀`-) アナゴの煮汁を加えてみました♪

か 「うむ、お凛・・・・・。オマエは調理場禁止だ。うむ。」

凛 「(´・ω・`)あれれれれ・・・・・。」










午 「いやこれは、味の新開拓じゃないですか?
    ウマじゃなくても、ウーーーーマーーーーーーいーーーーーーー!!






























     ワケがありませんよ?
     なんで、林檎にアナゴの煮汁なんですか?」


凛 「(´・ω・`)あわわわわ・・・・・・。」


午 「林檎と言えば、蜂蜜ですよ?
  林檎と蜂蜜は恋しちゃうんですよ?



ロ 「感激な料理になりますねぇ。(ダミ声)」


サ 「あの、でも唐揚げ・・・・・。」









ロ 「( ゚Д゚ノノ☆ハィハィハィハィ!!
    まぁ、ソレは置いといて。カルタ取り大会のお知らせですわよっ。(ダミ声)」

ミ 「なにそれなにそれ。」



た 「|壁|_・) そー。」



             おたの登場。


す 「|壁|_・) そー。」


             すわん登場。




た 「なにやら、面白そうな話やなー。」


ロ 「三日後に開催するんで、あまりにも参加希望者多かったら、クジで。(ダミ声)」




た 「よーし!!忍者軍団優勝狙っちゃうでー!!」
ミ 「狙っちゃうでー!!」



す 「私は姫様一門の代表として・・・・・。」



             と、参加予定決定者を書き取る、おサヤ。


サ 「忍者さんがいっぱい出ると、忍法のない私たちは不利ですぅ。」




か 「そうか?」


             刀を手入れしながら、おかちょが笑う。




ミ 「((((;゜Д゜))))なんか、命賭けなきゃ勝てないような?」

す 「((((;゜Д゜))))き、危険ですね・・・・・。」







ロ 「優勝商品は・・・・・。なぜか大女将の持ってた、秘伝忍法帳の『謎の巻』を。」




ミ 「コレキタよ!!」

す 「来ましたよ!!」









凛 「( ̄ー ̄)私も出てしまいましょう。」



サ 「ほとんど全員じゃないですかぁ〜。」




ロ 「奉行所にも手紙書いて置きましょう。(ダミ声)」






















             次回は、カルタ大会でしょうか?



             続く。











































おまけ



鉄 「( ゚Д゚ノノ☆ハィハィハィハィ!!
    もう一順だ!!腹筋を意識するんだ!!」

             巻き添え訓練中の、トロ蔵、ふみ助。


ト 「あ、あのお奉行・・・・・多分そろそろ、新年を迎えたような気がするんですが・・・。」

鉄 「なに!?除夜の百八訓練やってないな・・・・・。
    よし、全訓練を百八づつ数えるぞ!!」


ふ 「え・・・・・?なんの拷問っすか?」



鉄 「口応え無用!!」

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