絡繰乱舞夢日記
号外編・その弐
「呑んで呑まれて祭りの後」

話:ロクロ
編集:脳噛










            轆轤屋
            夜の轆轤屋 さやは早め上がり、

            おかちょと女将と…般若湯の売り上げ貢献者一ぴk…和尚。


            屋根裏お忍び隊も珍しく任務中 刻を知らす鐘が鳴る

か 「先に帰る」
く 「あれ?夜這い?」
か 「…ほう。お前ではあるまいし…。 自ら墓石に絵を書きたいなら手伝うが。」

く 「(|| ゜Д゜)」


ロ 「あら?いつもの日かしら?」
か「うむ。此処もいつ潰れるか分からんしな」

ロ 「(|| ゜Д゜)」

か 「時間が無いので行くぞ。」


            何処へやら出ていくおかちょ。

く 「おかちょさん何か通ってるの?」

            相変わらず般若湯をがぶ飲みの和尚。
ロ 「えぇ…(ダミ声) 何でも化粧(ケワイ)師の所で習い事とか…」

く 「遂に惚れたか…。わしも罪な者よ(´∀`*)」





女将「…まだ居るわよ(ダミ声)」

か 「…試し斬りはまだだったな…」




              「例」の蓋を開けようとするかちょ。

く 「(|| ゜Д゜)」

か 「ま。時間がないから諦めるか」


く 「…時間なんだ…」


             そんなこんなで和尚と女将二人な轆轤屋。
             帰る気配のない和尚。



ロ 「…たまには…お付き合いしようかしら(ダミ声)」

             片付けはおかちょが全て終わらせたので、手持ちぶさたな女将。


く 「女将って飲めるんだ…」

             常連の和尚さえ知られていないが実は呑めたりする女将。

ロ 「たまには…ね(ダミ声)」


             乾杯する二人。

ロ 「最近物騒な事も無いし和尚も商売あがったりね(ダミ声)」
く 「平和主義なんで良いのですよ(^∧^)♪」

ロ 「和尚が忙しいと此所もあがったりだからうちは助かるけど(ダミ声)」


            談笑をする二人 表で何やら喧騒が。

  「てめぇ!あの黒い汁はなんなんだよ!」
   「この野郎!おめぇが作ったんじゃないか」


ロ 「…何やら大変みたいね(ダミ声)」
く 「「平和主義ですから(´∀`*)」
ロ 「…そんなとこまで…」

            段々と殺気付く表。溜まりかねた女将が覗きに出ると若い男が二人で掴み合い。

            よく見たらこないだのお城祭りに来てた二人。仲よさそうだったのに…

ロ 「…平和主義な和尚一人じゃ止められないわね…(ダミ声)」

            丁度その時 通り掛かる鉄兵衛 あっさりと引き剥がされる二人。

鉄「うむ。若い力は素晴らしい! だが、使い方は間違ってるのである
   丁度異国南蛮の訓練に行くところである。貴様らも来い。」


            若者の名は、「とろ蔵」「ふみ助」


と 「(|| ゜Д゜)」
ふ 「(|| ゜Д゜)」


            訳が分からないまま引き連れられていく二人。

ロ 「…あっさり片付いたわね(微妙なダミ声)」
く 「話を広げると収拾が付かんのでしょう。えっと、おかちょはもう居なかったっけ。チッ。」


ロ 「そういえばこの間のお城祭りでダイさん傷を受けてた話してたけど大丈夫か しら?(ダミ声)」
く 「サヤさんの傷ならもう治るでしょ。」

ロ 「…いや、そうじゃなくて(^^:)、あの十二支騒ぎの時も大変だったみたいだし…(ダミ声)」

く 「まだお布施はいらんですがねぇ。」


            背中に悪寒が走る和尚。

く 「まさか…ね」

ダ 「たまに来てみれば…。お経は得意な分野に入るが?お布施代わりにどうだ?
    お天道様も呼んでる気がしないか?」

く 「(|| ゜Д゜)…今日は厄日?」
ロ「あら?ダイさん…けったさんと一緒なんて珍しい…どうしたの?(ダミ声)」

ダ 「ちょっと…な。」
ケ 「ちょっと…ね。」

             意味深な二人。

ダ 「さて、女将の顔も見たし。」
ケ 「行きますか。」

            唐突に来て帰る二人こっそりケッタが女将に囁く。

ケ 「娘さんが来るんですよ。」

            納得の女将と住職。

ロ 「それで万屋に…フフフ…(ダミ声)」
く 「…わしもそろそろ…。」

ダ 「…おかちょの刀は此処に置いてるのか?」
く「(|| ゜Д゜)…も、もう少し飲もうかな…。」

             女将の差し入れのダミ声団子を貰い帰って行く二人入れ違いにやってくるすわんと舞姫。


姫 「すまぬ。どうしてもダミ声団子が…」
ロ 「はいはい(ダミ声)今日は何故かまだ残ってますよ。」



             団子を取りに行く女将。

く 「おっ☆運気が変わったかな?(´∀`*)」

             チャキン…。 スワンの刀が鳴る。


く 「(|| ゜Д゜)…酔えない…」
          
            ダミ声団子を一本食べ満足気な姫とすわん。


く 「今度はすわんちゃんも飲みましょうね(´∀`*)」
姫 「うむ。たまには骨休めも必要じゃ。表に饅頭も居ることだし。」

す 「いえ。姫様の元で充分休ませて頂いてるので。」


ロ 「またゆっくりいらっしゃい(ダミ声)」

            にっこりとわらい女将に会釈するすわん。


ロ 「今日はどうしたのかしらね(ダミ声)」

く 「女将が飲むくらいだからねぇ。」


           ゴトリ。 誰も居ないはずの屋根裏で音が。


ロ 「あら、お仕事は終わったの?下りてらっしゃいよ(ダミ声)」


           ごそごそと下りてくるおミナ。

ミ 「へへへ。」
く 「おみなちゃんだったんだ…。」

ロ 「お城祭りでは飲めなかったものね…。いっしょにどう?」
ミ 「頂きます☆」

く 「やっと安心して飲める(笑)」


           こうして轆轤屋の夜は更けていくのであった。

















鉄 「いいか!まだ四日目である。いくぞ!」



と・ふ「ヒィィィ!!」

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