絡繰乱舞夢日記
第肆拾漆話
「忍法帳と最後のアレ」














            万屋



             拾った忍法帳「食の巻」を読んでる、おりえ。

             ケッタは忍法帳を知らないので普通の本だと思ってる様子。



ケ 「似たようなのがあったような・・・・・。」


り 「((´∀`))ケラケラ  玉菜の芯の甘みの有効利用だって〜。
    忍者って料理もするんだ〜♪」

ケ 「りょ、料理書なのか・・・・・?」







              と、心当たりのある場所を探す。




ケ 「お、あったあった。これか。」




              ホコリまみれの忍法帳を叩く。


ケ 「秘伝忍法帳・・・・・「金の巻」??キン????カネ????
    ああ、中身が白紙だったから、ここに置いたんだった。」




              そう、なぜか中は全部白紙である。




ケ 「コレ・・・・・売れるのかな?」














              翌日。



              噂を聞いてやってくるクノイチ集団。



す 「ドコ!!ドコなのっ!!忍法帳!!」

ミ 「ア〜〜タシも欲〜〜〜し〜〜〜〜い!!」

す 「おミナちゃんは、「心の巻」持ってるじゃないのっ!!」
ミ 「おたのちゃんだって、「術の巻」持ってるよう!!」

た 「そないなこと言うたかて・・・・・。」


凛 「あわわわ・・・・・私も「斬の巻」持ってるですけど・・・・・。」

ミ 「あっ!!コレだっ!!」

す 「金の巻!?」



ケ 「はいはいはいはい。押さないで押さないで。
     中はなぜか白紙なんですけどね。」

凛 「きっと・・・それすらも何かの謎・・・・・。」

ミ 「これ、おいくら万円?」 (くどいようですが円表記)

た 「はっ!!これはっ!!」














              万屋商品を五千円分お買い上げの方に「富くじ」一回引けます


              なんと、その三等の商品に「金の巻」があるのである。


た 「くっ!!ず、、ずるい・・・・・。」

ケ 「こちらも商売人ですので。(汗)」




ミ 「うぬっ!!万屋・・・・・そちもワルよのぅ。(笑)」

凛 「あわわわわわ;; 三千円しかない・・・・・。」

た 「せやけど、五千円は高すぎ・・・・・。」








ち 「(-´∀`-) ケッタさーん。タコくださいナ♪」

              おちい登場。


ケ 「あれ?お届けに行きましたのに。」

ち 「(´゚艸゚)∴ ここで買えばクジひけるよね?(笑)」

ケ 「さ、さすがです。(笑)」



く 「(-´∀`-) ケッタさーん。お酒くださいナ♪」

ケ 「み、皆さん、なかなか賢いですね・・・・・。」




             と、後ろにおかちょ参上。


か 「ほぅ・・・・・。ここで酒を買うと言うことはウチにはこないと?」

く 「((((;゜Д゜))))!!あ・・・・いや・・・・そうじゃ・・・・・。」

か 「ならば・・・・・その酒。私が買うのがスジだよな?」





ケ (違うような・・・・・。)




く 「((((;゜Д゜))))で・・・・・ですね。」


か 「さぁ、店主!!三万円分だ!!もちろん、クジ六回であろう?」

ケ 「ももももももちろんです。」









た 「どきどき・・・・・。」

ミ 「( ̄人 ̄ ) はずれますように。(笑)」



す 「ブツブツ・・・・・七等がアレで・・・・・原価がブツブツ・・・・・。
    と、なると全体のクジの数が・・・・・ブツブツ・・・・・。確率的にブツブツ・・・・・・。」

凛 ( ((((;゜Д゜))))さすが・・・・・頭領・・・・・着眼点が冷静です。)






             と、それを見ていたのは、ダイとりすき。



ダ 「アレ、なんであんなに人気あるんだ?」
り 「言ってることが理にかなってるからじゃ?」

ダ 「ふーむ。今も書いてるけどな。」

麦 「あんじょうよろしやす〜♪」

り 「何の巻?」

ダ 「『操の巻』・・・・・。」

り 「・・・・・・。」


麦 「あんじょうよろしやす〜♪」

り 「あまり期待できそうにないのは、気のせいか?」


ダ 「まぁ、この絡繰人形の事を書きつつも・・・・・人間の精神の・・・・・って、まぁ。
    いいじゃないか。」

り 「俺も欲しいな・・・・・。(笑)
   てか、いっぱい書いちゃえば儲けられるんじゃ?」


ダ 「いっぱい出せば、どこかで模造が出てくるさ・・・・・。」

り 「なるほど。」




             と、微妙なお供「麦」を連れつつ、万屋を後にする。








             おかちょのせいで帰るハメになったくうちろ。

             とぼとぼと寺に向かうと、誰かが刀を振っている。




玄 「日々是精進成りっ!!えいやっ!!」



く 「ん?あれは、哲心さんとこの若い衆か。」


玄 「はっ!住職、おはようございます。」

く 「うむ。熱心ですな。」

玄 「日々是精進!!」

く 「だけど、刀に焦りが見えますな・・・・・フフフ。」

玄 「もしや、住職も名うての・・・・・!?」
く 「いやいや、殺生はご法度だから。私の刀はさしずめ・・・・・
    万物を斬る・・・・・筆ですな。

    紙という限られた中に、筆で無限の軌跡を・・・・・。」










































玄 「えいやーっ!!」

く 「((((;゜Д゜))))聞いてねーーーーーーーーー!!


             仕方なく中へと。


く 「そういえば、最近タコ焼き食べてないな・・・・・。自分で焼こうかな。」



玄 「生き物食べるんだ・・・・・生臭坊主・・・・・?」



く 「((((;゜Д゜))))そういうとこは聞いてるんだ!?
























             奉行所

鉄 「むむぅ・・・・・星兎の行方はつかめんのか?」

玉 「ゆうさんの足でも掴めて無いからねぇ・・・・・。」

鉄 「まだ、戻らないのか?」
玉 「(´・ω・`)まだ。」


鉄 「で、通常業務はちゃんとできてるんだろうな?」

玉 「(´・ω・`)役に立たないオッサンと、音楽ばっかのらふぃが居ますが?何か?」


鉄 「(`д´)喝!!」





ら 「何言ってるんですか!音楽も愛せない人が町の人を愛せると思いますか?」

玉 「(´・ω・`)ただ単に、歌姫が好きなだけじゃ・・・・・。」

ら 「誤解ですよっ!!」



鉄 「ほぅ・・・・・歌姫の音楽符を叩き割ったらどうする?」

ら 「(-´∀`-)死刑。」




鉄 「さて・・・・・久々に異国の七日間訓練でも再開するかの・・・・・。」

ら 「((((;゜Д゜))))げ!!」




玉 「( ̄▽ ̄) それがいい。」



ら 「((((;゜Д゜))))えええええええええええ!!」



             無理矢理連れていかれるらふぃ。

             鉄兵衛の地獄の訓練へと旅立って行った。



鉄 「あ、そうだ。玉ノ介!!」

玉 「(`・ω・´)なんなりと!!」


鉄 「そちも一緒にやれ。」


玉 「(´・ω・`)・・・・・。























り 「お奉行様ーーっ。ご注文の品お届けに参りました〜〜〜〜♪」


            と、むなしく、おりえの声が響く。


り 「(`・ω・´)あれ?今日必要だって聞いたんですけど・・・・・。
    この伸びるヒモ・・・・・。」






             そんな、おりえを誰かが突付く。


り 「ん? う、、、馬?」



             もうバレバレなんで言っておきます。

             忘れ去られた最後の十二支です。

             なぜか人間になってません。



午 「黄金を下さい。」

り 「え?って、アンタ誰?って、馬じゃん!?やばくない?
     超〜ウケるんですけど。」

午 「そんな哀れな午に、黄金を下さい。」

り 「そんなのあったら私が貰うよ。」

午 「じゃあ、一緒に探しに行きましょう。」
り 「マジでーーーーっ!!」

午 「半分づつにしましょう?」

り 「ってなんで馬がしゃべってんの?ありえないんですけど。」
午 「細かい事気にすると、シワ増えますよ。」

り 「うわ・・・マジそれ空気読めだわ・・・。」

午 「やはり、午がしゃべっちゃマズイですかね?」


り 「うん、普通ならマジ無理。」

午 「黄金があれば、人間になれるのですよ。」
り 「マジでっ!?」

午 「ええ。」

り 「黄金なら、お寺にイッパイあったよ?」

午 「じゃあ、背中に乗ってください。」
り 「マジでっ!?」



             と、おりえの案内で寺まで行くことにした。




















く 「え?黄金の仏像をくださいっ?????」

り 「((´∀`)) ええ。マジで。」

く 「((((;゜Д゜))))!?」











              続く。










































ミ 「あれ?結局誰が当たったの?忍法帳。」

た 「(´・ω・`)さぁ・・・。」




か 「あれだけフッておいて、流れは別かよ・・・・・。」

inserted by FC2 system