絡繰乱舞夢日記
第肆拾肆話
「風が吹き始めた季節に」
宿屋「苺」
苺 「うーん。あの「おいの」って子、最近来ないなあ・・・・・。」
ミ 「(°з°)?」
苺 「お寿司食べに来てたのに・・・・・。」
ミ 「((´∀`))10年分とかイッキに食べたんだよ。」
苺 「アンタじゃあるまいし・・・・・。」
ミ 「((((;゜Д゜))))やっぱそういうキャラ?」
た 「でも、あの子、あの三姉妹やん・・・・・。
それに食い逃げしたんでしょ?」 (38話)
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~ ふー。」
苺 「あら、ダイさん。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~おみるは居ないのか?」
苺 「そうなのよ。アレ以来・・・・・。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~やはりそうか。」
苺 「あの三姉妹も来ないし。」
た 「ねぇ、兄貴。あの三人ってさ・・・・・。」
ダ 「ま、十二支の生き残りだろう?
おりゅう=辰 おつじ=未 おいの=亥とな。」
苺 「やっぱり・・・・・うり坊だったのね。」
た 「あと、十二支って、何が残ってる?午と・・・・巳だっけ?戌だっけ?」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~作者も忘れてると思うが、なぜヤツラは人間になったのか。
おそらく命を宿すような『錬金術』でも存在したのだろう・・・・・。」
た 「で、おみるちゃん居なくなったのは、あの三姉妹が関係してるのかな?」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~なんとも言えないがな。」
苺 「お寿司の代金・・・・・。」
ミ 「((((;゜Д゜))))やっぱソコなんだ!!」
そして、どこか解らない場所の解らない牢獄。
み 「う・・・・・・。あれ・・・・・?こ、、、ここは?
あ、そうか。私捕まったんだった・・・・・。」
い 「あ、気がつきました。」
目隠しをされているので見えないが、その声は「おいの」
り 「フン、全く手間取らせやがって・・・・・。」
「おりゅう」「おつじ」も居るようだ。
つ 「しかし、どうするの?だいたい、おいのが・・・・・。」
い 「いーじゃないですか。」
み 「うう・・・・・・。お父ちゃん・・・・・・。」
そして、おみるは気を失った。
どれくらいの時間が経っただろうか?
意識が戻った時、何かの会話が聞こえる。
この辺りの地主、奉行、そして・・・・・
おみるの父親を殺したであろう副将軍である。
副将軍とは便宜上定められた、下界においてのほぼ最高の地位であり、
解りやすく言えば、数々の奉行所のさらに上の位というわけである。
(無論、独自の設定。)
み 「なんか・・・・・大変な事になっちゃった・・・・・・。」
ダ 「うむ。鮭に限るな。」
り 「って、さっきから鮭ばっかりじゃないか?」
苺 「で、なんで寿司食べてるかな〜〜。」
ダ 「腹が減っては戦ができんと言うだろ。」
り 「ですな。」
苺 「うーん。」
と、目を疑う苺。
苺 「ちょ!!なんで人数増えてるの!?」
凛 「(´;ω;`)ぇっ?」
す 「(´;ω;`)えっ?」
なぜか食べてる、お凛とすわん。
た 「((´∀`)) 増えてるねぇ、忍軍団や。」
ミ 「((´∀`)) ですなぁ。もぐもぐもぐ。」
苺 「って、あなたたちは、店員側でしょっ!!」
たのと、ミナにゲンコツを見舞う。
苺 「とりあえず!!新しい寿司ネタを考えなさい。」
ミ 「(´・ω・`)そういうのは、板長の領域じゃ・・・・・。」
た 「(´・ω・`)ウチも素人やもんね。」
苺 「(`皿´)ナニカイイマシタ?」
ミ 「((((;゜Д゜))))いえっ、はいっ!!すぐさまっ!!」
た 「((((;゜Д゜))))すぐさまっ!!」
苺 「全く、全然ネタが無くて困ってるっていうのにっ。」(ぇ?)
ネタといえばあの場所しかない!!
轆轤屋。
ネタの王国。
ロ 「え?何か新しい寿司ネタ・・・・・?(ダミ声)」
た 「(´・ω・`)そうなんよ。」
ミ 「(´・ω・`)見つけないと、殺されてします。」
サ 「((((;゜Д゜))))えええええええええ!!」
か 「いい上司を持ったな。」
ミ 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ」
か 「まぁ、おでんでも食べていくのだ。」
た 「おでん味のお菓子の食べすぎで・・・・・。」
ミ 「(`・ω・´)b アタシは食べるっ!!」
と、おかちょはおでんを掬う。
か 「ほーら、今入れたばかりの『一番新鮮』な卵だ。」
ミ 「((((;゜Д゜))))!!それまだ、味染みて無・・・・・・・・・。」
か 「こっちの餅巾着は歯ごたえ満点だぞ?」
ミ 「((((;゜Д゜))))!!それもまだ、お餅溶けて無・・・・・・・・。」
か 「おや?コンニャクが無い・・・・・?おかしいな・・・・・代理も無い。」
ミ 「代理?」
か 「百鬼夜行麩菓子『コンニャク味』。」
ミ 「 ((((;゜Д゜))))いや、、あの、、コンニャクは歯ごたえを楽しむのではないでしょうか?」
か 「( ̄- ̄ )y─~~ 私のおでんに何かケチでも?」
ミ 「((((;゜Д゜))))いえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえ。」
か 「( ̄- ̄ )y─~~食べれないとか?」
ミ 「((((;゜Д゜))))ま!まさかっ!!
食べます食べます。はもはもはもはもはもはもはも。」
と、何かが変だ・・・・・。
ミ 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ なんじゃこりゃ!!」
た 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ 甘っ!!」
か 「なんだ知らんのか?南蛮渡来の菓子だ。「かかお」とか言う豆から作るらしい。」
た 「イヤ、そこじゃなくって・・・・・。」
か 「贅沢だな・・・・・折角、お凛殿が製作協力してくれたというのに。」
ミ ( ((((;゜Д゜))))やっぱり!!)
か 「妙な偏見にとらわれない自由な発想・・・・・。いいとは思わないか?」
ミ 「おかちょさん・・・・・味はみたの?」
か 「ハッハッハ。お客様の分を私が食べるわけにもいかんだろう。」
た ( ((((;゜Д゜))))ず、ずるい!!)
凛 「(-´∀`-)ごちそうさまでした。たまにはお寿司もいいもんですね。」
ダ 「はっはっは。で、さっき作ってた不気味なのはなんだ?毒薬か?」
凛 「(-´∀`-)またまたぁ、ご冗談を。おでんに決まってるじゃないですか。」
ダ 「おい・・・・りすき・・・・・アレ、食べ物だったか?」
り 「一応、食料品だったと思うけど・・・・・。」
凛 「(-´∀`-)轆轤屋に戻って、食べに行きましょう。」
二人がそろって満腹を訴えたのは言うまでもなかった・・・・・。
続く。
凛 「(-´∀`-)あらやだ。おいしいですね。」
か 「味覚が・・・・・時空を超越してるのか・・・・・?
それとも、新時代の味なのか・・・・・。」