絡繰乱舞夢日記
第肆拾参話
「天もまた然り」














            轆轤屋

             ため息まじりに、般若湯を呑む、のんだくれ住職くうちろ。

             今日もまた変わることなく。www



く 「ふ〜。」



             ため息まじりに、りんご汁を呑む、やさぐれもえ。

             今日もまた変わらず。


も 「(〃▽〃)〜♪」 ぽわーん。




サ 「二人共、よく飽きませんね・・・・・。」
か 「まぁ、売り上げには貢献してるって事でヨシか・・・・・。」



              くうちろが小声で話す。




く 「実は、私ともえちゃんは・・・・・・・・・。










































     異母父親違いの兄妹なんですよ・・・・・・。」



か 「ほぅ。」
サ 「(`・ω・´;)・・・・・。」

く 「でも、それを打ち明けても・・・・・うっうっ・・・・・。」


か 「まぁ、止めといた方が無難だな。(笑)」

サ 「(`・ω・´;)」




             さて、賢明な人はお気づきの通り。


             サヤは、なんとかしたいと思っております。







             異母父親違い=赤の他人




             気づいてません・・・・・。












             先日も女将に冗談で言われた『豚の卵』を探しに
             市場中を歩き回ったという。


             天然素材でできてます。



             お凛の一部もそうかもしれません。(笑)

















凛 「(´・ω・`)うーーん。」


た 「(´・ω・`)どしたの?お凛さん。」


             微妙な表情のお凛。

             麩菓子を咥えながら、繭をひそめる。


凛 「(´・ω・`)妖怪:カブり地獄・・・・・・。本当にカブるなぁ。
     稀少符どんなんなんだろ・・・・・。欲しいなぁ。」

た 「そういや、これってお凛さんが描いたんやろ?」
凛 「(´・ω・`;)う、、うん。」

た 「って事は全種類知ってるんやろ?(汗)」















凛 「(´・д・`) !!

た 「き、気づいてなかったんや・・・・・。」

凛 「(´・ω・`;)・・・・・。」



た 「天然忍法・・・・・。
    ((((;゜Д゜))))はっ!!」




            何かに気づく、おたの。






た 「天忍ちゃうよね?(汗)」

凛 「(´;ω;`)違いますよ・・・・・。」

た 「((((;゜Д゜))))冗談すぎました・・・・・。」



            懐から、秘伝忍法帳を出す。

            たのは「術の巻」、お凛は「斬の巻」


た 「(´・ω・`)あんね・・・・・。ちょっと交換しない?」

凛 「(`・ω・´)ん?私の『斬』とですか?」

た 「(´・ω・`)うん・・・・・。刃忍としても気になる。」
凛 「(-´∀`-)/゛いいですよぅ。」







す 「|壁|_;) うっうっ・・・・・。」



凛 「((((;゜Д゜))))ビク」
た 「((((;゜Д゜))))ドキ」






す 「私も欲しいなあ・・・・・・。」


凛 「(`・ω・´;)だ、、、ダイ様に貰えばいいんですよ。」
す 「(´;ω;`)くれるものなの?」
た 「(`・ω・´;)秘奥義ですね。」



す 「秘奥義?」














































凛&た 「(-´∀`-)美女には弱い。(笑)」

す 「(´・ω・`;)えー。」


凛 「すわん様は、白鳥忍軍総帥だったお方。
    忍法帳なくても、充分お強いのでは?」
た 「せやなぁ・・・。ウチもそう思うで。」

す 「(´・ω・`)うーん。」


凛 「でも、どうして抜けて、舞姫様のお抱えになられたんですか?」

す 「そうねぇ・・・・・。」





             そして、すわんは語りだした。


















             それは数年前。






す 「なぜですか!副将軍様。お話が違うじゃないですか!!」

副 「ええい!!もう良いと言っておるのじゃ。」


す 「あの奉行の悪事は明白!!なぜ・・・・・。」

副 「気が変わったのじゃ、あの奉行所は何も無い。」



す 「ま、、、まさか、、、あの奉行から黄金色のお菓子など・・・・・。」

副 「無礼者!!口を慎め!!」


す 「副将軍様、たとえ私が謀反者となろうとも、
    私はこの件、見逃すわけには参りません。」



             副将軍は刀に手をかける。


副 「惜しい人を亡くす事になるな・・・・・。総帥すわんよ。」

す 「副将軍様!!」




             すわんの後ろに一人の忍びが立つ。


             絡繰忍者『機忍』ダイである。



ダ 「副将軍さんよ。すわんを始末しようってんなら、
     全ての密会の会話・・・・・何処へでも出すぜ?」

副 「なんのことだ?」



             絡繰である腕の装置を作動させる。

             昨晩、そしてそれ以前の越後屋(仮)や、悪奉行との密会での会話が
             全て録音されていた物が再生される。


副 「き、、貴様ァ!!」

ダ 「おっと、この情報がここだけにしか無いと思うなよ?
     私が決められた日に帰らねば、この情報は公開してもらう事になっている。」

副 「な、、、なにぃ!?」


ダ 「白鳥忍軍も、少しづつ自分の抱えの忍に変えているだろう?」


す 「もう、ココには私の居場所は無いわね・・・・・。」





ダ 「すわんの命を狙うのであれば、どうなるか解っているだろう?」

副 「よ、、よし解った。だが、このまま逃がして、主等が情報を洩らさないという保証はあるのか?」

ダ 「ま、確かにな、だが今後第三者を装って襲ってこない保証もなかろう?
     信用の出来ない中での『信用』の契約だ。」

す 「今後一切、私は関わらない事を条件に、白鳥忍軍の旗を下ろします。」





副 「フン、、、、、まぁ、いかなる状況でも『嘘』だけはなかった主等じゃ。
    よかろう。 『契約』じゃぞ?」

ダ 「今後は見て見ぬフリをしておいてやる・・・・・。所詮常は因果応報・・・・・。」









             そして、二人は屋敷を後にする。



す 「ねぇ、本当にコレで大丈夫なの?」

ダ 「オマエに勝てる忍が居るとでも?」

す 「私の命より、アナタの方が危険でしょう?」


ダ 「いや?あの腰抜けの性格なら、このまま放置するはずだ。」

す 「そうなの?」

ダ 「それにいづれ、天罰が下るさ・・・・・。
    ま、この国は離れるんだな。」

す 「そうね・・・・・こんな町・・・・・。」







             そして、その日のうちに、すわんはその町を出る。






す 「ふぅ・・・・・。なんだか不思議な気分だけど、解放された感じかな・・・・・。」






             と、茶店発見。





す 「はぅっ!!お団子食べるのとか久々かもっ!!」





             茶店で団子を食べてると、隣に居た女性の荷を盗もうとする男。


す 「(´・ω・`;)」




             つい、クナイを投げる。



             男の手の甲を貫く!!

             男は叫びをあげ、一目散に逃げ出す!!




女 「あら・・・・・。また狙われておったのか・・・・・。」

す 「そうですよ。気をつけてくださいね。」

女 「忍びの者か?」


す 「(´・ω・`;)え、、、ええまぁ。 ちょうど解雇されたとこです。」

女 「そうか、どうじゃ?私の護衛でもしてくれぬか?」

す 「いえいえ、私なんか。」




             ふと、張り紙を見て驚くすわん。



す 「(; ̄□ ̄)!! えっ。ここ、団子1個3000円もするんですか・・・・・。」
女 「ええ、ここのは材料から吟味してるから・・・・・。」

す 「(; ̄□ ̄)!!金粉でも入ってるんですかっ!?」


             持ち金が足りません。





女 「なら、私が払うから、その分だけ護衛してもらえるかしら?」

す 「○┓ペコ 申し訳ありませんです。
     えっと、では、団子の本数x10日でどうでしょう?」

女 「では、20日間?」


す 「足りませんか、あ、ではあなたの食べた団子の本数分も
     お手伝いさせていただきます。」

女 「なんと・・・・・。それで良いの?」

す 「はぃ、忍に二言は御座いません。」

女 「そうか・・・・・。これ、勘定を頼むぞ。」
























店 「へぃ、団子273本で、819000円になります。」

女 「大金を持ち歩くのも怖くてのぅ・・・・・。」






す 「((((;゜Д゜))))ええええええ!?
    273本ですかっ!?

女 「では、よろしく頼むぞよ。
    22年間ほど・・・・・。(笑)」

す 「(´∀`;) あは・・・・・・。」



            言うまでもなく、後の「舞姫まな」がそうである。

































た 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ」
凛 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ」
ミ 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ」

す 「(-´∀`-)でも、今となってはこれでよかったって思ってるわ。」


ミ 「( ´・ω) そんなに食べれないよ。」


凛 「(-´∀`-)心温まるお話ですねぇ。」

た 「(`・ω・´;)ど、どのへんがやねん!?」






             不用意な許可は身を滅ぼすんじゃないかと、
             思ったクノイチ集団でした。









             続く。




































おまけ。


姫 「( >д<)、;'.・ クシュ。」


饅 「姫様、風邪ですかぃ?」


姫 「そういえば、橋の下でお金なくて死にそうだったあなたと会ったのも
     こんな肌寒い日だったわね。」


饅 「そうですね・・・・。お腹すきすぎて魚捕まえようと、
    魚のいない堀に飛び込みましたねぇ・・・・・。」



姫 「なつかしいのぅ・・・・・。」



























饅 「(-´∀`-) 身も心も奴隷でございます。」


姫 「すごく、私が悪人に聞こえる・・・・・。」



























た 「(`・ω・´;)すわんさんも、意外に天然系なんやな・・・・・。」

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