絡繰乱舞夢日記
第参拾玖話
「タコ焼き大作戦(前編)」














            轆轤屋
             今日もダミ声が響き渡る轆轤屋です。

             今日は忍者軍団が屋根裏から降りてきてます。


ミ 「(´・ω・`)ねぇねぇ、『九十九』と『八十八』がなんで『白いおまんま』なの?」
た 「((´∀`))ケラケラ 」

す 「え?なにそれ?」

凛 「ああ、玄米さんの刀の銘ですよ。『九十九』と『八十八』って二刀。」
す 「で、それが・・・?」

凛 「その名付けの謎が「白いご飯」なんですよ。」

す 「ああ、だって白い・・・・・。」
た 「(;°◇°)σわあああああああああ
    言ったらあかんやん。」
す 「あら?(笑)」


ミ 「(´・ω・`)解らない。」




す 「なるほどね。おミナちゃんは解ってないのね。」

ミ 「(´=ω=`)













ち 「(´・ω・`)ショボーン。」


ロ 「あら、いらっしゃい。おちいさん。(ダミ声)」
か 「いらっしゃい〜。」
サ 「いらっしゃいですぅ〜。」


ロ 「あら?どうしたの?そんな『富くじ』全部ハズれたような顔して。(ダミ声)」

か 「( ̄- ̄ )y─~~全部ハズれたのは、女将・・・・・。ボソッ。」



ち 「(´・ω・`)タコ焼き屋さん、閉めるかも。」

ロ 「あらら、どうしたの?(ダミ声)」

ち 「(´・ω・`)別にあんまり利益は良いんだけど、赤字なのよね。」

サ 「(´・ω・`)おちいさんは、タコ焼きを安く売りすぎなのでは?」

ち 「(´・ω・`)うーん。だけど、いきなり高くしたら・・・・・。
    あ、これ、今日の売れ残り・・・・・。食べていいよ。」
サ 「(`・ω・´)!!ありがとですぅ〜。」





ち 「( ´・ω・)=3 ハァ・・・・・。」


            ため息連続のおちいだった・・・。




ロ 「あらら、元気無いわねぇ・・・。(ダミ声)」
サ 「何かお店が盛り上がる方法ですねぇ。
    (`・ω・´。)もぐもぐ。」
か 「あっちの、『盛り上がり軍団』にでも・・・・・。」











ミ 「( ̄ ¨  ̄ ) くんくん。この芳しき焼き物の匂いはっ!?
    このかつおぶしの焼けた匂いはっ!?」






             おミナが振り返る。



ミ 「『おちいのタコ焼き』だっ!!
     うおおおおおおおー!!
     あーーーたーーーしーーーもーーーー食ーーーべーーーるーーー!!」


サ 「(´;ω;`)おミナさんが食べたら、一秒で無くなるですぅ。」
ミ 「((´∀`))ケラケラ  そんな事ないよ。タコ噛み噛みするから、三秒。」


ち 「(´・ω・`)ハァ・・・。」


ミ 「((´∀`))んまーぃ。おちいさん、相変わらずンマィねぇ。」


ち 「(´・ω・`)ありがと。」

ミ 「(´・ω・`)あれ?どしたの苺大福の苺が地面に落ちたような顔して。」
凛 「(`・ω・´;)ど、、、どんな?」



サ 「(´・ω・`)おちいさん、タコ焼き屋閉めるかもだってさ。」


ミ 「((((;゜Д゜))))がーーーん!!」
凛 「((((;゜Д゜))))ええええーーっ!!」
す 「((((;゜Д゜))))ええっ!?」
た 「((((;゜Д゜))))なんでやのん?」




            理由を話すおちい。

            超元気無い。

た 「ようは、利益が上がればええんやな。」

ミ 「(`・ω・´。)b 『たまに真珠入ってまんがな大作戦』。」
凛 「(`・ω・´) 「新商品!!みかん味」。」


す 「えっと・・・・おミナちゃんは真珠の値段、よく考えてね。
    お凛ちゃんは、ソレ食べれる?(汗)」

凛 「(-´∀`-)/゛おいしいかもです。」
た 「ああ・・・。お凛さんに妙な設定ついたな・・・・・。」




す 「伝説のタコ使ってるから材料高いの?」

ち 「(´・ω・`)ううん。けったさんめっちゃ安くしてくれた。」

す 「じゃ、全体的に利益率が低いのね?」

ち 「(´・ω・`)火の燃料と人件費かなあ・・・・・。」

ミ 「(`・ω・´)!!火遁の得意な、すわん総帥が・・・・・・。」


す 「(¬_¬)が?

ミ 「(´・ω・`)なんにもです・・・・・。」




た 「えーっと、そういう厨房絡繰は兄貴担当かぁ。」

ち 「(´・ω・`)開発費高くなるよぅ。」

凛 「(-´∀`-)/゛ おりえさん連れていけば、多分安くなりますよ。」
ち 「(´・ω・`)なんで?」

凛 「(-´∀`-)・・・・・・。あ、、、いえ・・・・。巨・・・。」



た 「はっ!あの兄貴の作った絡繰人形!!」
す 「なるほど、人件費削減?」

凛 「(-´∀`-) どちらにせよ、ダイ様をなんとかすればいいんですよ。」

饅 「(-´∀`-)/゛毎度っ。ダイの兄貴がどうかしたでやんすか?」




            饅頭登場〜〜〜。


凛 「ちょうどいいとこに・・・・・。」

た 「饅頭さん、おりえさん呼んで兄貴に〜〜かくかくしかじか。」



            作戦。

饅 「(`∀´)なるほど。めんこぃ子で兄貴を説得させるたぁ、なんともエロ作戦。」
た 「(¬_¬)むむむ?なんか、ウチらはめんこくないような・・・?」

饅 「(`∀´)いや、まぁ、なんといいましょうか・・・・・。
    若さと、大地の恵みと・・・・・・。





            饅頭は身の危険を感じて逃げるっ!!







た 「ま、とりあえず、火の絡繰で燃料費を削って・・・
    おちいさんの休みの日の代わりは、絡繰に頼んでみるとか。」

凛 「(-´∀`-) あとは新しい味の開発ですね。」

す 「(`・ω・´;)そ、そこはお凛ちゃんはやらなくていいからね。」

凛 「(`・ω・´;)あれれ。」







ロ 「いらっしゃい〜〜〜〜。(ダミ声)」




             また一人客が来た。


             「りすき」である。



た 「あ、りすき兄貴っ。」

り 「お?忍者軍団勢ぞろいで、何の悪事?

す 「(´゚ω゚):;*.:;ブッ私もそういう人に見えるの!?」


た 「まぁ、ようするに、かくかくしかじかで・・・・・。」


             と、また説明をする。




り 「なるほど・・・・・。確かにそういう絡繰はダイだね。
    うちは電脳絡繰だから・・・・・。」
た 「といいますと?」


り 「この映像円盤で作った映像の中に
  小さく繰り返しタコ焼きの映像を入れて

  それを何度も見せるうちに脳内に
  刷り込まれて、いつのまにか・・・・・。
  そしてその映像も複製して販売・・・。



す 「(`・ω・´;)今、何個か法の網をかいくぐった気がする・・・・・。


り 「大丈夫大丈夫。バレなきゃ大丈・・・・・。」






鉄 「(`・ω・´;)・・・・・。

ロ 「鉄さん・・・・・いらっしゃい・・・・・。」


















り 「・・・・・。女将さん、お勘定!!

鉄 「(`・ω・´;)り、、りすき殿?」

り 「や、、やだなぁ、今朝見た夢の話をしてたんですよ。ははははははは。」






             りすきも退場。








す 「なんだか、うまくいかないわね。」

ち 「(´・ω・`)・・・・・。」




















             こっそり誰かが登場。






ロ 「いらっしゃいませ〜。」

姫 「|入口|_・)そー。」

す 「((((;゜Д゜))))!!姫っ!!なんで抜け出してるんですかっ!!」

姫 「(´・ω・`)そちも、饅頭も居なくなったではないか。」

す 「((((;゜Д゜))))あ!!」

姫 「ダミ声団子と、餡蜜三十杯。」

サ 「かしこまりました〜。」


ミ 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ 三十!?」
凛 「(-´∀`-)甘党なんですね。」



た 「(`・ω・´;)もしかして、お凛さんは天然素材で出来てるんやろか・・・・・。」











             もれなく、待ち時間に、状況を伝えさせられた。



姫 「なるほどのう。確かにあの味で、あの安さじゃ・・・・・。
    儲けは無いだろうのぅ・・・・・やはり新しい味の開発ではないか?」


ち 「(`・ω・´)やっぱり・・・・・そうかなっ!?」









             おちいの目に、やっとこ炎が浮かぶ。

             食のご意見番、舞姫まなの提案の味とはっ!?












             続く。










































おまけ。



凛 「(-´∀`-)みかん味?

姫 「さすがに、それはちょっと・・・・・。」

凛 「(-´∀`-)白米味?



ミ 「((((;゜Д゜))))それだああああ!!



す 「え?そんな味はちょっと・・・・私もさすがに。」





ミ 「((((;゜Д゜)))) 『白』って漢字は『百から一引いて』=『九十九』
          『米』って漢字をバラバラにしたら『八十八』!!







た 「(-´∀`-)/゛正解やでっ!!」

inserted by FC2 system