絡繰乱舞夢日記
第参拾漆話
「烈戦!!」














            海岸の洞窟
             ありがちな名前〜。




             刀を鞘に納めたまま、玄米は構える。
玄 「玄米が作、、、、その壱刀・銘『九十九』!!」



た 「あの、構えは・・・・・。」


ダ 「( ̄- ̄ )y─~~居合いだとは思ったが・・・。」

ミ 「(´・ω・`)なんで解るの?」

ダ 「( ̄- ̄ )y─~~居合いする人は指に傷があるとかいう都市伝説。」





龍 「格好だけは一人前だね。
     面白いね、私の抜刀術とどっちが「速い」かな・・・。」
未 「お龍姐・・・あたいの分の獲物とっておいてよ?」
龍 「どうだかね・・・・・。」







             お龍も構える。

龍 「抜刀!!「幻夢」!!」(げんむ)

玄 「玄米抜刀術!!月・・・・・・!!」






             お龍の刀が玄米を斬る。


龍 「あっはっはっはっはっは。」
玄 「!!そ、、そんな。」































ダ 「( ̄- ̄ )y─~~ 技の名前が長いからじゃ・・・・・。」

た 「(`・ω・´;)重要なんだ・・・・・。」





ダ 「仕方ない、、私がやろう。 二本目の刀・銘「所詮口約束」。」



             同じく居合いの構えを取る。


玄 「ん・・・?なんか少し違うような・・・・・。」


龍 「私の抜刀は、神速!!」




             お龍が逸早く刀を抜いた!!
             ダイは微動だにできない。


龍 「なんとも、歯ごたえの無い相手だね。」





ダ 「( ̄- ̄ )y─~~誰も『居合いをする』とは言ってないんだがな・・・・・。」






             忍法『超力』・・・一定範囲内の物を重力で押し潰す。

龍 「動けない・・・・・!?」


た 「(`・ω・´;)兄貴の忍法、時々絡繰とは思えないんだよなあ。」



             忍法『獣拳』で、腕を伸ばし当身で気絶させる。













             はずだった・・・・・。


龍 「不思議な刀だね・・・・・。
     妙な能力ですら喰ってしまいそうな・・・・・。」


             刀で胸を刺されていた。

             その刀こそ、『謎喰い』
             火炎だろうが、なんでも『喰って』しまう刀。

             
ダ 「不覚・・・・・。」


た 「((((;゜Д゜))))!!」
ミ 「((((;゜Д゜))))!!」


龍 「いいねぇ、次の目的は『刀狩り』でいくか・・・・・。」
未 「あたいも見つけてくるよ。その鍛冶屋、ありそうだね。」


玄 「お、、おまえら・・・・・。」







             ダイは『謎喰い』を掴む。


ダ 「お、おいおい、オマエの相手は私だろう?
     そこの三人、戻れ!!」
た 「((((;゜Д゜))))ででででも、刺されてるじゃん!!」


ダ 「ああ、私の胸も絡繰だ・・・・・。」


             お龍の腕に鎖を捲きつける。

龍 「いいねぇ、完全に殺してやるよ。」

ダ 「おい、ジジィの弟子・・・・・任せたぞ。」


玄 「あ、、、ああ・・・・・。」
ダ 「おい、食いしん坊・・・・・、かちょに言っておけ『刀盗られるかも』と。」

ミ 「((((;゜Д゜))))命知らず任務発生!?










             走る「おつじ」を追いかける、「おたの」と「玄米」


玄 「うう・・・・・。負けた・・・・・。」
た 「(´・ω・`)技名短くしたら・・・・・っていうか叫ばなくても・・・・・。」


玄 「いやいや、そこは譲れないでしょ。」
た 「(´・ω・`)うーん。」














つ 「!!」


             ふと、立ち止まる「おつじ」


つ 「アンタのその刀も、なかなか良いと見た。
     その二刀、あたいによこしな。」


             玄米はさっき使った「九十九」ともう一刀、「八十八」を持っている。

た 「ほんまや。なんでなん?」

玄 「『九十九』は、俺の右手に合わせて打った。『八十八』は左手。
     つまり、俺以外には使いこなせない。」

つ 「お龍姐に負けた奴が何を?」

た 「(´・ω・`)よくわかんないけど、峰打ちの居合いだから・・・・・?????」





玄 「抜刀術「月見酒」、「花見酒」は左右違うだけで、ほぼ同じ奥義だから・・・・・。」

つ 「さっさと渡しなよ。」



             おつじが一歩近づく。




玄 「男が「任せる」と言われた以上、命を賭して成すべき事。」




             二刀を腰に差し、構える。



つ 「まさか、二刀で居合いするとかじゃないだろうね?」




玄 「そのまさかだけど・・・・・。」

つ 「あたいにも奥義を出せって?」



             おつじは、突きの構えである。
             これで、居合いに対抗するのだろうか?


つ 「抜刀!!「突槍」!!」(とっそう)
玄 「玄米抜刀!!」




             何かと何かがブツかって、刀が鞘に納まる音がした。

             おつじがその場に倒れる・・・・・。









玄 「・・・・・。「月見酒・花見酒」合体奥義・・・・・「鉄砲」
      って、キメてから言えば良かったんだ。」
た 「(`・ω・´)b 一理ある。」









             一方、おミナは恐がりながら、おかちょを呼びに行くのであった・・・・・。

ミ 「「おかちょさんの刀が盗まれそうに〜。」「殺ゾ?」「ひいいいいい。」









玄 「えーっと、どうしよう?」
た 「(`・ω・´;)うーん。とりあえず、この人縛っておこうよ。」




凛 「|壁|_・) じー。」


た 「あ、お凛さん。」

凛 「|壁|_・) あれ?ダイ様は?」

た 「奥で、「お龍」と戦ってるけど、すぐに勝負つくんじゃない?」
玄 「でも、胸貫かれてたじゃん。(汗)」
た 「絡繰じゃなかったら、死んでるよね・・・・・。」


凛 「え・・・・?」





た 「(´・ω・`)ん?」






凛 「おたのさん・・・・・ダイ様の胸には絡繰機構は施してありませんよ?」

た 「え・・・・・?ほんまに?」

玄 「それって・・・・・まずくない?」


た 「ほな、兄貴は足止めと言うか・・・・・。」
玄 「敵の戦力の分散!? となると・・・・・。」
た 「((((;゜Д゜))))お龍が鍛冶屋に向かってる可能性も?」


              玄米は鍛冶屋に向かう。



凛 「私奥に行ってきます。」

た 「えーっと・・・・・。鍛冶屋は「おかちょさん」と「おミナさん」が向かうわけだから・・・・・。
    お凛さん一人で行って、もしお龍がまだこっちにいたら・・・・・。」



               おたの、冷静になれ。





た 「ウチも奥にっ!!」




               おたのはお凛を追いかけて行く。














凛 「(´;ω;`)あああああああああ。」



               ダイが倒れてた。


凛 「(´;ω;`)ダイ様あああああああああああ?」
た 「((((;゜Д゜))))!!」






               返事が無い、もしかしたら屍のようだ。


た 「((((;゜Д゜))))!!あにぎーーーーっ!!」

凛 「(´;ω;`)いやーーーーーっ。」






               ばちーんばちーんばちーーん




ダ 「(´xωx`)し、、、死ぬがな・・・・・。」

凛 「(´・ω・`)あっ。」

ダ 「脚部に保存してある血液が無くなったら、終わり・・・・・。
     お龍が・・・・鍛冶屋に向かった・・・・・。不覚・・・・・。」





               パタ・・・。


凛 「(´;ω;`)うわああああああああん!!」






               ばちーんばちーんばちーーん


ダ 「(´xωx`)凛・・・。殺す・・・・・気か?」
凛 「(´;ω;`)えぐっえぐっ。」




















               鍛冶屋

                玄米が辿り着いた時、師匠哲心が首を掴まれていた。


龍 「さっさと、その刀をよこすんだね。」

哲 「死んでも渡せんな。」


                すぐさま、お龍に食って掛かる。



玄 「おい!!もう一度、俺が相手だ。」

龍 「懲りない坊やだね・・・・・。」


                哲心を放し、玄米の前に。
                手には「謎喰い」


                対峙する、お龍と玄米。

                二度目の対戦。














                続く。




































おまけ。



ダ 「うう・・・・・・。」




ふと。


ダ 「刀の名前が『九十九』ということは、もう1本は『八十八』なのか・・・・・?」






とか、考えてる場合では無いだろう・・・。

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