絡繰乱舞夢日記
第参拾陸話
「斬る」
轆轤屋
今日は普通に下にいる「おたの」
なにやら本を眺めている。
どうやら刀の本らしい。
た 「 (´゚ω゚)うーん。ウチも一振りもっとくべきやろか。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~何がだ?」
た 「銘刀。」
と、腰の刀を見ながら・・・
ダ 「そろそろ、研いでもらうかな・・・・・。」
なぜか茶娘でありつつ帯刀している「おかちょ」
か 「そういえば、私もだな・・・・・。」
た 「((((;゜Д゜))))なんだか、ウチが研ぎに行かなきゃいけない雰囲気やなあ。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~悪いね、自主的に。(笑)」
か 「( ̄- ̄ )y─~~うむ。自主的に。(笑)」
た 「((((;゜Д゜))))は、はい!!」
刀を二本抱えて、鍛冶屋に向かう。
ミ 「(・ з・)〜♪ 隠密行動〜♪武者修行〜♪
努力〜♪ 根性〜♪ はらぺこ魂〜♪
忍者〜そうさボクらは友達な〜のさ〜〜〜♪
ニンニンニンニン忍者さ〜〜〜♪」
た 「((((;゜Д゜))))どんな歌っ!?」
ミ 「(・ з・)〜♪ あれ?おたのさん。」
た 「おミナさんも、刀見に来たの?」
ミ 「(・ з・)〜♪ ううん。なんか美味しそうな匂いしてたから。」
た 「((((;゜Д゜))))どこから〜!?」
ミ 「おっ、その刀はおかちょさんの「花鳥風月」と、エロ絡繰師の「謎喰い」だね。」
た 「うんうん、そうやねん。研ぎに来たねん。
で、ウチも一振り欲しいなあ・・・・・って。」
ミ 「そうだなあ、アタシも持ってないもんなあ・・・・・。」
鍛冶屋に入る。
ミ 「刀〜〜く〜ださいな〜〜♪」
「だめじゃ。」
ミ 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ 」
その老人こそ、名鍛冶「不知火 哲心」(しらぬい・てっしん)その人。
ダイ・おかちょの刀身を作ったのである。
哲 「刀は売るもんじゃねぇ、打つもんだ。」
ミ 「( ´_ゝ`)?」
と、横に居た見習い鍛冶の「玄米」。
まだまだ哲心の三分の一も生きて無さそう。
玄 「依頼してから、打つんだよ。」
哲 「まぁ、おまえみたいな小娘には、そこにあるガラクタ刀で充分か・・・・・。」
刀・千円売り。
(*解りやすいように「円」にしてます。)
ミ 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ 千円っ!!」
哲 「大方、肉でも斬るんじゃろ。」
ミ 「(`д´)むむむ!!」
た 「あ、あの哲心さん。これを兄貴と姐さんが・・・・・。」
哲 「謎喰いと花鳥風月か・・・・・。妙な絡繰をくっつけおって・・・・・。」
せっかくの刀身に色々絡繰を付ける二人はよく哲心とモメたらしい。
哲 「で、お主も刀が欲しいのか?」
た 「え、、、、ええ、一応。」
哲 「フン・・・・・。何を斬るかも見えておらんのか・・・・・。
そんな奴には何も打てんな・・・・・。」
た 「(´・ω・`)はぃ・・・・・。」
哲 「玄米、ワシはこの「花鳥風月」を鍛えてくる、店を番しておれ。」
玄 「解りました!!お師匠。」
哲心は花鳥風月を持って奥へ消えた。
玄 「これが、「謎喰い」かぁ・・・・・。さすがお師匠の刀。」
た 「ウチの斬るものかあぁ・・・・・。」
ミ 「(´・ω・`)?敵を斬るんじゃないの?」
玄 「そんな「斬る」の答えじゃ、刀は打ってもらえないよ?
何を斬るかっていうのは、信念の問題だから。」
ミ 「(´・ω・`)ふーん。」
「ほぅ、良い刀じゃないか?」
突然入って来た、背の高い女性。
そう、謎の三姉妹の「おりゅう」であった。
り 「フーン、「謎喰い」ね、不思議な力を感じるね。
よし、コレ貰っていくよ。」
玄 「((((;゜Д゜))))!!それはダメですよ!!」
た 「((((;゜Д゜))))!!あ、何すんねんなっ!!」
速攻「謎喰い」を持ち去った。
た 「((((;゜Д゜))))ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。
兄貴にに殺されるううううううううううううう!!」
ミ 「ちょ、おたのちゃん、追いかけないとっ!!」
た 「でででで、でも、ウチじゃなんか勝てない気がする・・・・・。」
ミ 「(`・ω・´)ウチが二人を呼んでくるーっ。(うつった)」
た 「((((;゜Д゜))))う、うん。バレるとか、そういう問題じゃないもんな。」
おミナは轆轤屋へと、走る。
た 「(`・ω・´;)とりあえず、あの女っ、追いかけなきゃ。」
玄 「((((;゜Д゜))))一人で行くの?うーーーん。」
玄米は扉に鍵をする。
玄 「(`・ω・´)今日閉店!!俺も行く!!」
と、刀を一振り持って行く。
た 「((((;゜Д゜))))ええのん?お師匠さん怒ったら恐そうやで?」
玄 「(`・ω・´)大丈夫!!あの人は人の信念を知ってる人だからっ。」
おたのと共に走る玄米。
玄 「なるほど、海近くの洞窟か・・・・・。」
た 「洞窟?」
玄 「よくあるでしょ、潮が引くと現れる洞窟っての。」
た 「う、うん。」
轆轤屋
ミ 「(`・ω・´;)大変なのだっ。かくかくしかじかでっ!!」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~なるほど。」
ミ 「(`・ω・´;)刀盗まれましたっ!!」
ダ 「((((;゜Д゜))))!!」
か 「(¬_¬)なに?」
ダ 「((((;゜Д゜)))) 両方?」
ミ 「えーっと、「謎喰い」の方です。」
か 「( ̄- ̄ )y─~~じゃ、いいや。(笑)」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~仕方ないな。んで、犯人はあの「おりゅう」か。」
ミ 「(`・ω・´;)ですです!!」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~やっぱ、アイツら・・・・・アレだろうな・・・・・。」
横からりすきも口を出す。
り 「間違い無いと思うけどね。名前も名前だし。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~しょうがない行くか・・・・・。」
り 「 『麦』は調整中だよ?」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~めんどくさいが、私が行くしかないだろう。」
か 「( `ー´) いやぁ、残念残念仕事があるんでな。」
おかちょの不適な笑いを横に、ダイは出発する。
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~おい、ドコだ?」
ミ 「((((;゜Д゜))))知らない・・・・・。」
ダ 「(´・д・`)y─~~・・・。」
り 「海の洞窟でしょうな。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~だな。」
すぐに向かう。
ミ 「(`・ω・´)b アタシも行くだに。」
ダ 「(´・д・`) 」
ミ 「((((;゜Д゜))))うっわ、露骨に「足手まとい」って顔してる。」
噂の洞窟。
先に入った「おたの」と「玄米」
た 「(´・ω・`)別に迷路ってワケでもなく、、、、ココに着いたねぇ。」
玄 「(´・ω・`)着いたねぇ。」
た 「(´・ω・`)どうみても、あの三姉妹がいるよなあ。」
玄 「(´・ω・`)?」
あまり気にせず、前に出る玄米。
玄 「我が名は玄米っ!! その銘刀は、我が師匠の魂の作。
オマエのような盗人が持っていい刀じゃない。」
ミ 「そうだそうだ!!」
めっちゃ早い登場。
た 「((((;゜Д゜))))!!早すぎへん!?」
ミ 「(`・ω・´)すぐ裏だし。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ。」
た 「((((;゜Д゜))))ひいいいいいい!!堪忍してええええええええ。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~たの、私の刀を奪われたそうだな。」
た 「((((;゜Д゜))))堪忍んんんんんっ!!」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~もし取られたが『花鳥風月』だったら、死んでたぞ。」
た 「(`・ω・´;)コク。」
ミ 「さてさて、そこの悪党三姉妹っ!!いやさ、十二支の生き残りっ!!
このハジケ忍者おミナがっ!!成敗!!」
おつじが口を開く・・・・・。
つ 「ほらね、だから名前が安直だって行ったんだよ。」
り 「別にいいだろう?名前なんて・・・・・。」
そうなのでーす、聡明な方はお気づきのように。
おりゅう=龍=辰。
おつじ =羊=未。
おいの =猪=亥。
ここに居るのは、「おりゅう」と「おつじ」
欲しい物は手に入れるといった生活を送ってる様子。
龍 「さて、雁首そろえて、取り戻しに来たってとこかい?」
ミ 「|ダイ|_・) サッ」
た 「|ダイ|_・) サッ」
ダ 「( ̄- ̄ ;)y─~~ こ、こいつら・・・。
おい、哲心のジジィの弟子、ちったぁやれるんだろうな?」
玄 「(`・ω・´)名は玄米!!これでも武士の端くれっ。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~ 女を斬る刀は持ち合わせておらんが・・・・・。
って、本当に持ってないじゃん。」
龍 「・・・・・。」←ココ。
玄 「玄米、いざ参る!!安心しなっ、峰打ちだ!!」
頑張れ玄米。
続く。
おまけ。
「お寿司、おいしかったです・・・・・。」
と、一人寿司を食べていた、「おいの」
苺 「(´・ω・`)あれ?・・・・・・。どっかでお会いしました?」
亥 「(´・ω・`)・・・・・。厳密には会ってますね。」