絡繰乱舞夢日記
第参拾肆話
「ダミ声団子の作り方」














            轆轤屋

            女将の『ダミ声団子』教室。



ロ 「さて、材料はこれでいいわ。(ダミ声)」

す 「(`・ω・´)合ってる合ってる。」
姫 「特に変わった材料は使わないのじゃな。」



ロ 「ダミ声団子の特徴は、『鳴く団子』。それはなぜかといいますと。(ダミ声)」



             ごくごく普通の団子と同じように生地を練る。




ロ 「この練り!!この練が空気の粒を生地に練りこみ、この少し焼いたアンコを混ぜれば
    小さな気泡がなぜかできる。(説明のダミ声)」

サ 「(`・ω・´)!!アンコを少し焼くんですね。」

ロ 「もっと練る!!(叱咤のダミ声)」
サ 「(`・ω・´;)はいっ!!」








ミ 「|天井|_・) そー。」
た 「|天井|_・)そ−。」

             こっそり天井裏から覗いてる二人。





す 「(;´д`) 天井裏の『三人』降りてらっしゃい。」





ミ 「( ̄□ ̄;)はーぃ。」
た 「( ̄□ ̄;)さ、、三人?」







             と、別の場所から申し訳なさそうに一人。







凛 「(`・ω・´;)あはは・・・・・。私も気になっちゃって・・・・・。」

ミ 「( ̄□ ̄;)!!気づかなかった。」
た 「( ̄□ ̄;)!!うちもっ。」





サ 「(`・ω・´;)コネコネコネコネコネコネコネコネ。」






             めっちゃ練る、おサヤ。

サ 「(`・ω・´;)女将さん、コレ位ですか?」

ロ 「(`・ω・´)よしっ!!(合格のダミ声)」


             そして、それを高速で丸めて串に刺していく。


ロ 「(`☆ω☆´)カッ!! (開眼のダミ声)」

サ 「( ̄□ ̄;)!!」




             その姿はもはや阿修羅のようであった。


             誰しもあっけに取られ、何も言えない。



ロ 「(`・ω・´)そしてっまた焼くっ!!(灼熱のダミ声)」











             アンコを練りこんだ団子が焼かれていく。


姫 「なんと、美味な匂い・・・・・。」
饅 「(`・ω・´)う、、ウマそうでやんすな。」

す 「(`・ω・´)ドキドキ。」





ロ 「(`・ω・´)ノ―●●●- ハイッ!!(完成のダミ声)」


             そして、取り合えず自分の作った団子を出す。


す 「ささ、姫様、出来たてをどうぞ。」
姫 「よいのか?」


ロ 「どうぞ。(ダミ声)」



             舞姫まなは団子を口に運ぶ。


























             アーッ(ダミ声)




饅 「((((;゜Д゜))))!!団子が鳴いた!!
す 「((((;゜Д゜))))!!しかもダミ声で!!


ロ 「団子の中の無数の気泡は噛んだ事で音色を奏でる・・・・・。(絢爛のダミ声)」

か 「でも、ダミ声・・・・・。」
サ 「(`・ω・´;)そうだったんだ。」







饅 「(`・ω・´;)さあさあ、百本くらいいきますかっ?
す 「(`・ω・´;)覚悟の上。」


ミ 「(`・¬・´)じゅる・・・・・。」


凛 「( ・ω・)」





ロ 「まだ、ありますわよ。(お勧めのダミ声)」


































姫 「いえ・・・・・。一本で結構。

饅 「( ̄□ ̄;)ええええええええええ!?

す 「( ̄□ ̄;)姫様が食べ物を拒むなんて・・・・・。
     どこか具合でも?具合でも?具合でも?






ミ 「(`・ω・´;)姫様もそんなに食べるんだ。」
た 「(`・ω・´;)誰かさんと一緒。」








ロ 「あら、姫様のお口には合わなかったのかしら・・・・・。(ションボリダミ声)」










               団子を一本食べ、口元を拭いて姫は話す。







姫 「私は確かに食事の量は多い。だが、食材を邪険に扱ってるつもりは毛頭無い。
     食を楽しむ以上、全ての料理人に敬意を払っておる・・・・・。

     この団子は・・・・・。








































      もはや・・・芸術の域・・・・・。


       この団子は、一本だけを食べるからこそ良いのじゃ。

       これは大量に食べるとかでは無い・・・・・。

       ただそう思ったのじゃ。」




ロ 「(´;ω;`)ぶわわっ。(泣かんでもいいダミ涙)」

饅 「((((;゜Д゜))))!!姫様より、五つ星出ましたっ!!」
す 「((((;゜Д゜))))!!わわわ、私も食べたいっ。」

ミ 「(-´∀`-)/゛ アーーターーシーーーもーーーーっ!!」
た 「(-´∀`-)/゛ うちもーーーーっ!!」


凛 「(`・ω・´;)あっ、あのっ、一本ほど余ってましたら、
     ぜひぜひ、私にも・・・・・。」

























              アーッ(ダミ声)

              アーッ(ダミ声)

              アーッ(ダミ声)

              アーッ(ダミ声)

              アーッ(ダミ声)


す 「(-´∀`-)鳴いたっ!!
饅 「うほ!!こ、、、この味っ!!

ミ 「おほ!!団子のウマさにアタシが泣いたっ!!

た 「(`・ω・´)こ、、この味は忍法!?

凛 「○┓ペコ 筆舌に尽くしがたいです。




ロ 「(´;ω;`)このために生きてるようなものね。(職人のダミ声)」


サ 「(`・ω・´;)」



              ふと、おサヤの作った方の団子に気づく。


ミ 「(`・ω・´)おサヤちゃんのも食べていい?」
サ 「(`・ω・´;)あ、ハイ。」

























            プルニャーッ(猫声)






か 「( ̄□ ̄;)!?」







ミ 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ 猫鳴いた!?」

ロ 「(´・ω:;.:...  あれ?(不思議のダミ声)」

サ 「(´;ω;`)あれぇ・・・・・。」


凛 「(-´∀`-)でも、味は美味しいですよ。」プルニャーッ(猫声)

た 「(-´∀`-)おかちょさん、これ好きなんちゃうん?」プルニャーッ(猫声)









か 「(`д´)こんなものが喰えるか!!

サ 「(´;ω;`)ぁーん。」












             おサヤはまだまだ修行が必要です。。。。。

















             続く。










































おまけ。


か 「(´;ω;`)なんかかわいそうで食べれるわけがない・・・。」


             プルニャーッ(猫声)

か 「(´;ω;`)ぉぅっ。」



























た 「|壁|_・) やっぱりね。」
サ 「|壁|_;)食べてるです。」

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