絡繰乱舞夢日記
第参拾壱話
「三冊目の秘伝忍法帳」
轆轤屋
いつも出会いはここから、お酒もいっぱい夢いっぱい。
毒舌いっぱい、鬼いっぱい。
か 「それは私の事ですか?」
ロ 「あらやだ、轆轤屋のうたい文句じゃないのよ。(ダミ声)」
か 「あれ?師匠寝ちゃってる?」
ロ 「あらあら、酔い潰れたかしら?(ダミ声)」
ダイが席で寝ている。
か 「師匠は、鉄さんと同じで飲めないはずですが・・・。」
ロ 「ウチの店は、餡蜜や林檎汁で酔っ払う人も多いのよ。(不思議のダミ声)」
か 「師匠は何を飲んでたんですか?」
ロ 「爆発する不思議な黒色炭酸飲料。(ダミ声)」
か 「さ、さすが師匠。
ただでさえ普段自分に酔いしれてるのに。」
サ 「あれ?これ、書きかけの『秘伝忍法帳』かなあ?」
ミ 「((((;゜Д゜))))欲しいっ!!」
す 「((((;゜Д゜))))ほんとに!?」
た 「((((;゜Д゜))))ええーー!?」
天井裏から、顔を出す、おミナ・すわん・おたの。
ロ 「い、、、、いらっしゃい。(入り口はそこじゃないダミ声)」
ダ 「(−_ゞん・・・・・?」
サ 「あ、起きました。」
か 「おはようです。師匠。」
ダ 「(−_ゞどうした?愚民共?」
か 「さすが、師匠。朝の挨拶もなかなか。」
ロ 「((((;゜Д゜))))どんだけ〜。(おやくそくのダミ声)」
ミ 「ねねねねね、それ秘伝忍法帳?三冊目?」
ダ 「(−_ゞえ?てか、忍法帳、オマエとたのの二冊だけじゃないよ・・・・・。」
か 「さすが、後付けっぽい設定です。」
す 「(`・ω・´)私はまだ一冊も持ってないよう。」
ダ 「全部は覚えてないけど、『斬の巻』なら・・・・・。」
た 「(`・ω・´)!!『斬』!?剣術か何か!?」
ダ 「ああ、こういう話をすると大抵、それを持った人が
話の流れで現れるから、待ってようよ。」
ロ 「い、いらっしゃい。(今度は入り口なのねのダミ声)」
一人の見るからに忍びな女の子が入ってきた。
女 「(`・ω・´)はっ!!ダイ様じゃございませんか。
私ですよ〜、ダイ様忍軍配下の『お凛』ですよ。」
か 「うむ、登場の台詞が説明臭いのも、おやくそくだな・・・・・。」
ミ 「(`・ω・´)=3 忍法帳持ってるの?」
た 「(`・ω・´)=3 持ってるの?」
す 「(`・ω・´)=3 持ってるの?」
サ 「そんなに、忍法帳って面白いのかな・・・・・。
私も読んだら忍者になれますかぁ?」
全 「無理だとおもう・・・・・。」
サ 「(´・ω・`)どうせ、どんくさいもん・・・・・。」
凛 「(^ー^*)お久しぶりです。
気に入らない者はバッサバッサ斬り裂く『斬忍』のダイ様がなぜこちらに?」
た 「あれ?兄貴は、『機忍』じゃ?」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~ 身体失う前はね・・・・・。」
ミ 「(`・ω・´)=3 凛さんはどんな忍者なんですか?
ヤキソバじゃなくて、うどんとか出ます?」
凛 「(`・ω・´;)そんな忍者居るんですか・・・・?」
ミ 「(´・д・`) !!」←ココに。
凛 「言われて思い出しましたけど、『斬の巻』お返しします。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~そ?」
凛 「(´・ω・`)やっぱり私は非情にはなれませんので・・・・・。」
す 「なるほど・・・・・。そっちの『斬』か・・・・・。」
ダ 「うーん。付録は『風魔忍者の風魔手裏剣』だが。」
た 「((((;゜Д゜))))!!」
す 「((((;゜Д゜))))!!」
ミ 「(´・ω・`)風魔手裏剣ってなんだろう・・・・・。」
凛 「風魔手裏剣は大きめの手裏剣ですよ。
風魔三方剣は、三つ刃の手裏剣です。」
ミ 「((((;゜Д゜))))!!上に乗れる!?」
凛 「(`・ω・´;)無理だと思います。」
た 「兄貴、その忍法帳、どうするの?」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~そうだな。私と勝負して勝ったらあげるよ。」
た 「(`・ω・´)b やる。」
す 「(`・ω・´)b 私も。」
ミ 「(`・ω・´)b やらいでか!!」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~お凛も参加ね。今の実力をみてあげるよ。」
場所移動。
やっぱり裏山。
り 「ウチも見にきたよ。(笑)
一応忍者だったわけだからいいよなあ?」
りすきと、おサヤが見に来ている。
その戦いを撮影するらしい。
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~ああ、四人共、準備はいいかな?
このフトコロの忍法帳盗れたら、あげるよ。」
ミ 「(`・ω・´;)いいのかな。」
す 「(`・ω・´;)四人同時ですよ?」
た 「(`・ω・´;)もう、若くないのに。」
凛 「( ̄□ ̄;)ああ・・・・・。ダイ様の本気・・・・・。(滝汗)」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~本気でやんねぇと・・・・・・。」
何か妙な感じがする・・・・・。
サ 「(`・ω・´;)いつものダイさんじゃない・・・・・?」
ダ 「殺すぞ・・・・・?」
凛 「((((;゜Д゜))))斬忍・・・・・。」
四人が散った!!
す 「火遁!!火龍弾!!
(かとん・かりゅうだん)」
た 「忍法・砲連槍!!(にんぽう・ほうれんそう)」
飛び上がった「すわん」から、巨大な火の球が放たれた!!
一方、地を這うような連続の突きが、「たの」より繰り出される。
り 「うっわ、ホンキだねぇ。」
ミ 「水飴忍法!!林檎飴傀儡!!
(みずあめにんぽう・りんごあめくぐつ)」
ねっとり水飴で、フトコロから忍法帳を奪おうというのか?
ダ 「絡繰・・・・・『百獣』・・・・・。」
背中からいくつもの鉤爪のついた鋼線が飛び出す!!
いくつかは火龍弾の中に突っ込み、火を散らす。
いくつかは「たの」の刀の動きを止める。
ひとつは水飴を弾く。
ミ 「((((;゜Д゜))))簡単にっ!?」
そのまま縛り上げられる三人。
凛 「やっぱ、アレ使うしかないのかな・・・・・。」
お凛は巻物を出した。
す 「ど、、どんな忍術が、、、効くのよ・・・・・。」
凛 「えーーーーーい!!」
お凛の投げた巻物からいくつもの紙が舞い散る。
す 「これは・・・・・?」
た 「そ、、、そうか・・・・・。」
ミ 「((((;゜Д゜))))そんな手があったか!!」
ダ 「殺ス・・・・・殺ス・・・・・・殺・・・・・・・ん?」
サ 「あ、、、『替わった』。」
ダ 「うおーーっ!!春画だ!!春画だ!!」
凛 「忍法・・・春爛漫(嘘)」
そのまま上空からクナイを構える。
た 「クナイで倒せるの?」
凛 「中途半端はいけませんよ。
忍法!!春雨千人針!!(はるさめ・せんにんばり)
ミ 「春雨千人前?」
た 「って、ほんとに千本投げるんだ!!」
千本のクナイが刺さって動けないダイ。
ダ 「( ̄- ̄ )ああ・・・・・。春画が穴だらけ・・・・・。」
り 「(´・ω・`)早い決着だな・・・・・・。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~って事で、『斬の巻』はお凛に。」
凛 「(`・ω・´;)わ、解りました。風魔手裏剣も使いこなします。」
ミ 「(´・ω・`)ああ・・・・・。」
た 「(´・ω・`)ああ・・・・・。」
す 「(´;ω;`)二人は一冊あるからいいじゃない。」
と、いうことでダイのお抱え忍者がまた一人増えました。
秘伝忍法帳。
中身もさることながら、何冊あるのでしょう?
続く。
おまけ。
ダ 「(´;ω;`)おおおお・・・・・。肝心なとこに穴が。」
く 「(´;ω;`)おおおお・・・・・。せつないですなあ・・・・・。」