絡繰乱舞夢日記
第弐拾捌話
「お忍び漫遊記(前編)」














            あれから、少しだけ妖怪騒ぎが納まった。

            まさか人間が妖怪をこんなに簡単に倒すとは思ってなかったようである。






            宿屋『苺』
            宿泊客は遠のいたが、寿司屋のおかげで繁盛。

            むしろ商売替えしたいくらい?

 

苺 「さて、ちょっと一段落ついたわね。」

み 「(`・ω・´;)ですです☆」
ミ 「(-´∀`-)おやつですかな?」


苺 「(´・ω・`)ホント、食べる事ばっかだね・・・・・。」

ミ 「(´・ω・`)違うもん。お昼寝も大好きだもん。」
み 「(´・ω・`;)だめじゃん。」



み 「女将さん、ちょっと休憩してきていいですよ〜☆ 買い物とか。」
苺 「(-´∀`-)/゛あら。」

ミ 「(´∀`) お土産よろしくね。」

苺 「(-´∀`-)/゛私のゲンコツでいいかな?」

ミ 「○┓ペコ ごめんなさい。」






             と、苺が向かったのは、



             絡繰万屋『潜行亭』別館・音
             りすきが担当している、音楽などを携帯伝書に入れてくれる店である。

             お気に入りの歌をここで買うのである。

苺 「(`・ω・´)たまには、いいかもね。」



             色々音楽の札を見る。

             舞姫まな  『白き着物の天使』
        歌姫あいこ 『花火』
        謎の歌姫  『白鳥の聖譚曲』

             が人気のようで。



苺 「(`・ω・´)もっと渋いのないのかなあ。」


















             鉄漢音鉄兵衛 『漢のため息』


苺 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ 見なかったことにしよう。」



              と、こそこそと小さな男の子が札をフトコロに入れた。


苺 「あ!!」



              逃げる男子!!





              だが、入り口で誰かに捕まる。


              岡引のらふぃである。


ら 「(`д´)こら!!万引きは犯罪なんだぞ!!
     捕まえて、市中引き回しのうえに、打ち首獄門だぞ!!

子 「(´;ω;`)わああああ。」

ら 「(`д´)全く!!」


苺 「(-´∀`-)しっかりした人がいると、いいなあ。」



              と、子供の盗みそうになった札を受け取る。




















              歌姫あいこ  『兜蟲』


ら 「(-´∀`-)!!なんだ、キミタチ。
    欲しいなら、僕が買ってあげるよ。」


苺 「((((;゜Д゜))))えええええええええええええ。」


子 「(´;ω;`)そんなのいらないやーぃ。」


ら 「(`д´)うおおおおおおおおおおお!!
    ちょ、待てやガキ共ーーーーーーーーっ!!



               走り去る子供を追いかけていった。







苺 「な、、なんだかなあ・・・・・。」








               そのまま海岸で空を眺める・・・・・。


苺 「( ̄- ̄ ) ぼ〜〜〜。」


               黄昏。



苺 「(`・ω・´)=3 なんか面白い事ないかなあ・・・・・。ねぇ、うり坊。」




               うり坊=猪の子



苺 「((((;゜Д゜))))!!なんでこんなとこに、うり坊が!?」


               山から逃げて来たのか、ちっこぃのが一匹。


苺 「(-´∀`-)めっさ、かわぃぃやん。うりうりうりうりうりうりうりうり。」

               うり坊を、ぷにぷにする。

苺 「(´・ω・`)あ、でもうちで飼うわけにもいかないよなあ。
    困ったなぁ・・・・・。」



               それでも心を鬼にせねばなりません。

苺 「(´・ω・`)ノ 私は帰るで、捕まるんじゃないよ〜。」

坊 「(´・ω・`)」

苺 「(´;ω;`)ああ、そんな寂しそうな顔するなよ。
      牡丹鍋にしちゃうぞ。」






               そして、宿に戻る苺。



























苺 「(´・ω・`)=3」

み 「(´・ω・`)?」
ミ 「(´・ω・`)どしたの女将さん、かわいいウリ坊と別れたような顔して。」

苺 「((((;゜Д゜))))なんで解るの!?


ミ 「(´・ω・`)ぇ?」






女 「すみませーん、宿あいてますか?」

苺 「((((;゜Д゜))))お客さん!!いらっしゃいませーーーーっ!!」



              久々の宿泊客である。



女 「三人ですが、あいてますか?」

苺 「(-´∀`-)はい、あきまくっております。」

女 「よし、格!助!あいていたぞ、今宵はここに泊まろう。」
格 「みと様・・・・・そんなにお急ぎにならなくても・・・・・。」







ミ 「((((;゜Д゜))))!!聞いた?」
み 「((((;゜Д゜))))!!聞いた。」

苺 「みとさんに、格さんに、助さん・・・・・。」

ミ 「((((;゜Д゜))))決定じゃん?」
み 「((((;゜Д゜))))天下の先の副将軍!?」

苺 「あれ?でも、アレは爺さんだったような・・・・・。
     なんか、こっそり聞いてみたいわねぇ・・・・・。」
み 「(-´∀`-)/゛ですよね〜。」





              と、部屋に案内する。



























苺 「(-´∀`-)おみとさん、水戸の副将軍って何するんですか?


み 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ モロ!?
ミ 「 (´゚ω゚):;*.:;ブッ ドモロ!?




みと「え・・・・・? さ、、さぁ、私には解りませんが・・・・・。」












苺 「(`・ω・´;)やっぱ、話してくれないね・・・・・。」

ミ 「(´・ω・`)お忍びだもの。」













              不思議な前触れのまま、続く。




































おまけ。




ミ 「(`・ω・´;)印籠持ってるのどっちだっけ?」

苺 「((´∀`)) 助さんじゃ?」

み 「(`・ω・´;)格さんじゃなかった?」









































たの「(´・ω・`)格さんですよ・・・・・。」

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