絡繰乱舞夢日記
第弐拾陸話
「襲撃された轆轤屋!!」
轆轤屋
まさに、危機。
店内に居るのは、女将とおサヤ。
ロ 「((((;゜Д゜))))!!(声になってないけどダミ声)」
サ 「(´;ω;`)」
店内の物を投げまくり、迫る申『サル』。
サ 「(´;ω;`)あああ・・・・・。」
ロ 「(`・ω・´;)こ、こうなったら私の『ダミ声拳法』で!!(驚愕のダミ声)」
サ 「(´;ω;`)あるの?」
ロ 「(`・ω・´)あちょーーーー!!(気合いのダミ声)」
決まる鉄拳!!決まる蹴り!!
すさまじい攻撃が唸る!!
数発の鉄拳が見事に決まり、店の壁をブチ破っていく!!
ちょうど、その壁の向こうを、おかちょが歩いていた。
壁からイキナリ飛び出てきて、驚く。
か 「な、、なんだ・・・・・。いきなり・・・・・。
ああ、女将か・・・・・。」
ロ 「(´xωx`) こてんぱん・・・・・。(やられた方だったダミ声)」
おかちょは店内を見回し、状況を見る。
サ 「(´;ω;`)えぐっえぐっ。おかちょさ〜〜ん。」
か 「ほぅ・・・・・。このサル・・・・・。やってくれたな?」
おかちょが二個の箱を取り出す。
か 「花を斬り、鳥を堕ち、風を払い、月を穿つ・・・
妖刀『花鳥風月』
浴びる銃弾から血の洗礼は月夜に美しく輝く・・・・
妖銃『月下美人』 」
サ 「(´;ω;`)刀と、銃?」
絡繰見習いのおかちょ作の刀と、絡繰師ダイからのもらい物の銃である。
か 「ちょうどいい・・・・・。
貴様、刀の錆と成れ!!」
申 「チョットハマシな奴ガ居ルンダナ・・・・・。
オトナシクシテイレバ・・・・・。」
申が話すか否か!!
高速で走り寄るおかちょ!!
斬り裂く刀から燃える炎!!
斬り返す刀から、凍れる氷霧!!
か 「煉獄蝉時雨からの、乱雪月花・・・。
ふむ、やはり私の絡繰では、これくらいの火力しかできないか・・・・。
神通力がまだまだ足りないようだ・・・・・。」
申 「微妙ナ炎ト氷ダナ・・・・・(笑)」
おかちょの攻撃を受けたが、とくに何も無く笑う申『サル』
か 「ま・・・これで確認はできたか・・・・・。」
申 「トリアエズ・・・・・死ネ・・・・。」
申が爪を立て、天井から飛ぶ!!
か 「私の攻撃は当たる事は解った・・・・・。」
か 「ひとつ!!『萩(はぎ)』!!」
すぐに走り、斬りかかるおかちょの横斬りが申を捉える!!
か 「ふたつ!!『紅葉(もみじ)』!!」
そのまま刀を捻り、下から斬りあげる!!
か 「みっつ!!『牡丹(ぼたん)』!!」
そして、上から袈裟斬りにする!!
申 「ナ・・・・・・・」
申は何もせぬままに、ただ斬られ落ちた。
刀を鞘に仕舞うおかちょ。
か 「花鳥刀術『猪鹿蝶(いのしかちょう)』・・・・・。」
申 「馬鹿ナ・・・・ナゼ人間が・・・・・。」
地面に落ちた申が立ち上がる。
か 「まだ斬られたいのか?」
と、おサヤの方を見た。
何かに気づく。
か 「!!」プチッ。
サ 「(´;ω;`)あ、何かキレたっぽい・・・・・。」
申の方へ歩く。
月下美人で一発撃つ。
申 「ギャアアアアアアアアア!!」
か 「これは、おサヤを泣かせた報いだ・・・・・。」
さらにもう三発撃つ。
申 「ギャアアアアアアアアアアアアア!!」
か 「これは、女将を殴った報いだ・・・・・。」
そして、妖刀『花鳥風月』をもう一度構える。
か 「そしてこれが・・・・・。
私の花瓶を割った報いだーーーーーっ!!」
か 「ひとつ!!『松(まつ)』!!」
最初の一刀で、申の身体が宙に舞う!!
か 「ふたつ!!『芒(すすき)』!!」
さらに追撃が刻まれる!!
か 「みっつ!!『桜(さくら)』!!
よっつ!!『柳(やなぎ)』!!」
高速のニ連撃が決まる!!
そして、とどめの振り下ろしが決まる!!
か 「いつつ!!『桐(きり)』!!」
そのまま床を突き破るほど叩きつけられる!!
そして、申は二度としゃべることはなかった・・・・・・。
か「花鳥刀術『五光(ごこう)』!!」
サ 「(´・ω・`;)あ、おかちょさんの『猫の絵の花瓶』割れてる・・・・・。」
ロ 「(`・ω・´;)私への攻撃の報いより、恨みが篭ってたような・・・・・。(そんな気がするダミ声)」
サ 「(´;ω;`)ふぇ〜〜ん。おかちょさ〜〜〜ん。」
か 「まぁ、二人が無事ならいいか・・・・・。」
ロ 「皆、無事だといいけど・・・・・。(心配のダミ声)」
か 「他はだいたい誰か勝てる者が居る・・・・・。あ・・・・・。」
サ 「(´・ω・`)どっか忘れてる?」
か 「気のせいだ。」
おかちょの大活躍で、続く。
おまけ。
く 「((((;゜Д゜))))うわああああ。また、なんか来てる気配だ!!」
ひとり空散寺で、またもや災難に会いそうな住職だった。
か 「(´・ω;`)猫にゃんの花瓶・・・・・。」