絡繰乱舞夢日記
第弐拾伍話
「強襲!!」
絡繰屋『潜行亭』
り 「明らかに人間じゃないね・・・・・。」
採取した酉の細胞を調べてる。
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~見りゃ解るだろ・・・・・。」
り 「すわんさんが言うには、十二支じゃないかと。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~ああ、寺に居たのは『丑(ウシ)』って事か・・・・・。」
指折り数える「りすき」。
り 「辰・・・・・。」
ダ 「(; ̄□ ̄)yヾ ポロ。 あ゛。」
強力そうなのが残ってる。
ダ 「( ̄- ̄;)y─~~ とりあえず。全部狩るか・・・・・。」
り 「だね。皆はそんな攻撃力無いだろうから。」
ダ 「あれって、海岸の微妙な碑かな?」
り 「まぁ、そうだろうね。」
海岸に『いかにも』な碑があったのである。
その碑が壊されたのでは無いかと。
り 「携帯文書の中の金を狙ってるんだよね?」
ダ 「公にしたくないが、そうだろうな・・・・・。」
り 「って事は、想定内に何かあるよね?」
ダ 「んーーー。」
ダ 「そこの扉の向こうに居る、アレか?」
開いた扉の向こうに居る、『戌(イヌ)』
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~強い部類っぽいな・・・・・。」
り 「(`・ω・´;)そうだね・・・・・。よ、よろしくね。」
ダ 「((((;゜Д゜))))私がやるのか!!」
外に出るダイ。
さっそく腕を飛ばす!!
戌の首を掴む。
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~ 簡単だな・・・・・。
絡繰忍法『電撃』!!」
戌に電撃を流し、麻痺させる。
そのまま突撃してくる戌!!
ダ 「((((;゜Д゜))))効いてないし!!」
鋭い牙で噛んでくる。
なんとか左手で防御はするが、すばやい。
ダ 「戻れ!!」
伸ばした腕を引き戻す。
ダ 「絡繰忍法!!『獣拳』!!」
戻る腕がそのまま攻撃を仕掛ける。
不思議な拳法のようである。
ダ 「(; ̄□ ̄) すばやいの、厄介だな・・・・・。
りすき、撃てよ・・・・・。」
って、聞いてないし。
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~めんどくさいな・・・・・。」
と、戌の頭部に鉄拳を撃ち込む。
それでも噛み付いてくる戌。
ダ 「(`皿´)!!!!
無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄ァッ!!」
叩き込まれる獣拳。
崩れ落ちる戌。
あっさりと決着が付く。
り 「結構簡単に倒せるね。」
ダ 「(`д´)見てただけかい!!」
り 「いや、酉を調べて正体をね・・・・。一応は生物みたい。」
ダ 「((((;゜Д゜))))!!」
り 「なんで黄金集めてるのかは解らないよ・・・・・。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~だろうな・・・・・。まぁ、一般人にはちと危険かもな。」
り 「そうだね・・・・・。」
宿屋『苺』
ミ 「((((;゜Д゜))))ガクガクガクガク。」
苺 「(`・ω・´;)ま、まだ何も来てないから。」
た 「そーそー。ここに来るとも限らないわけだし。」
ち 「((((;゜Д゜))))そそそそそうだよ。だだだだ大丈夫だよ。」
み 「(`・ω・´;)めっちゃどもってますけど・・・・・。」
も 「あの入り口にいる不思議な生き物・・・・・は?」
卯『ウサギ』ですね。
めっちゃ凶悪な目をしてます。
ち 「(`・ω・´;)あんなちっこぃのに本当に強いのかな?」
ミ 「人参でも、投げてみよう・・・・・。」
ポイッ。
カカカカカカカカカカカカカカカ!
ち 「((((;゜Д゜))))わああああああ!!」
ミ 「((((;゜Д゜))))わああああああ!!」
一瞬で塵と化す。
み 「(`・ω・´;)店の外に誘い出さないと・・・・・。」
苺 「そうね、中に入られたらまずいわ・・・。」
外から『ねこじゃらし』をふりふりする「おみる」
ミ 「((((;゜Д゜))))ソレ、違う!!」
誘われる卯『ウサギ』。
ち 「((((;゜Д゜))))誘われるんだ!!」
そのまま、おびき出す「おみる」
ついていく「おたの」
一応忍びとして着いていく「おミナ」
み 「ど、どうしようかな・・・・・。とりあえず、おたのさん。コレ。」
刀を渡す。
た 「((((;゜Д゜))))ぇ!!なんかバレてる!?」
み 「はい、おミナちゃんはニンポーね。」
ミ 「((((;゜Д゜))))アタシもバレてる!?」
ソレは当然だろう・・・・・。
み 「こ、この絡繰師特製の『決して人に向けて撃っちゃ駄目な水鉄砲』があるので。」
た 「((((;゜Д゜))))ほな、動き止めたらええねんな。」
ミ 「((((;゜Д゜))))なるほど。」
卯『ウサギ』は容赦なく飛び掛ってくる。
た 「((((;゜Д゜))))わっ、ちょっと!!」
その鋭い歯を刀で受け止める。
た 「なんや、めっちゃすばやいねんけど・・・・・。」
ミ 「これだーーーーっ!!」
綿飴蝉時雨が廻りを包む!!
た 「((((;゜Д゜))))ウチごと!?」
み 「((((;゜Д゜))))効果的なの???」
た 「(´・ω・`;)なんか、ベトベトするだけで・・・・・。」
ミ 「(´・ω・`)・・・。」
た 「もっと、敵を緊縛するような忍法やでっ!!」
ミ 「(´・ω・`)縛る・・・・・。」
忍者らしく、攻撃をかわす「おたの」
小銭を絶妙に投げ、攻撃もひらりとかわす本当は盗賊の「おみる」
ひたすら頭の中で縛る忍法を考案中な「おミナ」
み 「(`・ω・´;)焼いてたべちゃうぞ!!」
ミ 「(`・ω・´)b それだっ!!」
た 「(`・ω・´;)やっぱり食べ物なんだ・・・。」
おミナがニンニン体勢に入った。
ミ 「緊縛忍法!!焼蕎麦蹂躙絡!!」
*きんばくにんぽう・やきそばじゅうりんがらみ
あふれるヤキソバ!!
絡みつくヤキソバ!!
ミ 「(`・ω・´)b 美味しさの秘密は牡蠣から取った煮汁だよっ!!」
た 「((((;゜Д゜))))今はおいしさどうでもいいからっ!!」
辺り一面を覆うヤキソバ。
見事、卯『ウサギ』を捕まえた!!
み 「よ〜し!!決して人に向けて撃っちゃいけない水鉄砲!!発射!!」
ドーン!!
み 「((((;゜Д゜))))!!地面なくなった・・・・・。」
た 「((((;゜Д゜))))!!跡形も無い・・・・・。」
ミ 「((((;゜Д゜))))!!ヤキソバ食べれたのに・・・・・。」
宿屋『苺』組、卯『ウサギ』に勝利!!
ち 「|壁|_・) 」
も 「|壁|_・) 皆強いなー。」
苺 「|壁|_・) さすがー。」
ち 「|壁|_・) 他の皆、大丈夫なのかな・・・。」
苺 「|壁|_・) 多分、一般人は襲わない感じな話だと思うけど・・・。」
も 「|壁|_・) 女将さん大丈夫かな・・・・・。」
ロ 「( >д<)、;'.・くしゅん!(意外にくしゃみはかわいいがダミ声)」
サ 「(´・ω・`)風邪ですか?女将さん。」
ロ 「きっと私の噂が広まってるのね・・・・・。(勘違いのダミ声)」
ふと、誰かが天井にぶら下がってるのをみつける。
ロ 「((((;゜Д゜))))!!おサヤちゃん!!こっち逃げて!!」
サ 「(´・ω・`)う?」
天井から降りてきたのは、申『サル』であった。
申 「小判モッテルダロウ?」
ロ 「((((;゜Д゜))))キエエエエエエエエエエエ!!(叫びのダミ声)」
サ 「(´;ω;`) 誰かたすけてー。」
ロ 「((((;゜Д゜))))モモモモモモッテナイワ・・・・・隠シテナンカナイワ。(脱税のダミ声)」
そう、今は店には二人しかいなかったのである!!
続く。
おまけ。(過去のおロク)
ロ 「( `ー´) 何処に隠したらいいのかしら・・・。(探索のダミ声)」
サ 「(`・ω・´)?女将さん、何をしてるのかしら?」
か 「二重帳簿の隠し場所でも探してるんじゃ?」
ロ 「( `ー´) あら、やだわ、二重なんて・・・。三重に決まっ・・・・・・(一枚上手のダミ声)」