絡繰乱舞夢日記
第弐拾参話
「蠢くもの」
町に妙な噂が流れている・・・・・。
『携帯伝書が盗まれる』
そして、誰も盗まれる瞬間を見ていない・・・。
ほんの一瞬で消えてしまうらしい・・・・・。
轆轤屋。
ロ 「いったい何が起こってるのかしらねぇ。(疑問のダミ声)」
女将が最近起きてる事件を語る。
サ 「(´・ω・`)妖怪のしわざとも・・・。」
先日起きた空散寺の事件も伝わっている。
住職自身はあれ以来あまり呑みにこない。
り 「妖怪ねぇ・・・。」
サ 「(´・ω・`)怖いですぅ。」
か 「妖怪か・・・・・。」
おかちょが呟く。
か 『遠慮なく斬れる・・・』
ふと、場所は変わりなぜか海岸。
口を開く、音忍すわん・・・・・。
す 「すごく、イヤな感じの波が・・・・・来た・・・・・。」
彼女の足元には、ネズミとも人とも言いがたい牙を持つ異形の生物が
息絶えていた・・・・・。
す 「な、、、、なんなの、、、コレ・・・・・。」
姫 「ちょっと食べれそうには無いけど・・・・・。」
饅 「(´・ω・`;)突然変異・・・・・?」
す 「姫の首飾りを狙ったような・・・・・。」
姫 「ぇ?この金の首飾り・・・・・?」
饅 「(´・ω・`;)生活苦?」
これを気に奉行所は、人員を町に配備する事を決めた・・・・・。
鉄 「足らぬ・・・・・。ヤツらに太刀打ちできる者が・・・・・。」
鉄兵衛は悩んだ・・・・・。
好物の餡蜜が十五杯しか喉を通らない。
不思議なカタチの一軒家。
と、突然声を荒げる女性。
も 「(´・ω・`;)えええええええ!!ちょっと私にも専門外だわよ・・・・・。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~だろうな・・・・・。霊体ってわけでもないし。」
も 「(´・ω・`)霊体でも困るけど・・・・・。」
り 「まぁ、ウチは別に『電動』派だからねぇ。」
二人の絡繰師。
どちらかといえば、ダイは絡繰の『傀儡(くぐつ)』であり、
りすきは未知なる動力『電動』の絡繰であった。
りすきの中では心霊的な事は絡繰には取り入れなかったのである。
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~結局、攻撃あるのみ・・・・・か?」
り 「だね・・・・・。しかし、困った事になったね。」
も 「(´・ω・`;)私も怖いんだけど・・・・・。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~ま、一人で居るのは極力避けた方がいい。
当分は、宿屋『苺』にでも居るといい。」
も 「(´・ω・`;)う、、うん。」
ダ 「たの。苺の方は頼んだぞ?」
た 「(`・ω・´)b 合点。」
も 「(〃▽〃)美人はいつも危険なのよね・・・・・。」
ダ 「( ̄- ̄ )y─~~別に一人でここに居てもいいんだぞ?」
も 「(´;ω;`)激しくごめんなさい。」
宿屋『苺』
苺 「いい?こんなんじゃお客さんなんて来ないから、
一人で住んでる人がここで集まれるようにするのよ!!」
み 「(`・ω・´)はぃ!」
ミ 「(`・ω・´)はぃ!」
ち 「(´・ω・`;)怖いなぁ・・・・・。ここにも来たらどうしよう。」
苺 「そういえば、そうね・・・・・。」
ミ 「お菓子も取られちゃうのかな・・・・・。」
ち 「(´・ω・`;)タコの妖怪とかイヤだな・・・・・。」
その妖怪は一体何が目的なのか?
ダイとりすきは知っていた。
やつらの目的は間違いなく『黄金』
携帯伝書の部品に一部使われてる微量の金すら、
奴等は狙って来ているのではと予想の範疇には置いておく。
り 「さて、敵は一体、どれだけ居て、ドコから来るんだろう?」
ダ 「とりあえず・・・・・それ調べないとな・・・・・。」
続く。
おまけ。
か 「ああ・・・・・もうすぐこの『月下美人』と『花鳥風月』の唸りが響く・・・・・。」
サ 「(´・ω・`;)あ、あの箱・・・・・何が入ってるんだろう・・・・・。」
ロ 「((((;゜Д゜))))き、きっと、暗黒兵器とか・・・・・。(驚愕のダミ声)」
く 「((((;゜Д゜))))しまった、この寺、私一人だ!!」