絡繰乱舞夢日記
第弐拾話
「強き雨、潤わす水」
轆轤屋。
一日の計は轆轤屋にある、ってな諺の通り。(ねぇ。)
やはりここから何かが始まるです。
え?女将?あいかわらずダミ声ですよ。
ロ 「ん?(ダミ声)」
ほらね。
今日は台風に寄る大雨だった。
地獄の様に鮮血色の番傘を差して「おかちょ」は轆轤屋へ向かう。
にー。
か 「ん?」
にー。
にー。
にー。
猫が雨に打たれて鳴いていた。
捨て猫のようだ。
か 「・・・・・。」
結局連れていくことにした。
店も超大雨のせいで客は居なかった。
住職くうちろと、もえ以外は。(笑)
も 「(〃▽〃)か、、かわぃぃ。」
サ 「(-´∀`-)/゛猫ちゃんですぅ!!」
ロ 「あ〜ら、かわぃぃわねぇ。食べちゃいたい。(食欲のダミ声)」
サ 「(´・ω・`)ダメだよぅ。」
く 「Ψ(`∀´)Ψケケケ。おかちょさんもかわいらしい所あるんですね。」
か 「雨を止める生贄になりたいか?」
く 「((((;゜Д゜))))ひいいいいいいいい。」
か 「雨で水死するより、私自らの手で引導を渡してやったほうがいいと思ってな。」
と、無意識のうちに何かを用意している。
サ 「(-´∀`-)/゛あれ?牛乳ですか?おかちょさん。」
か 「!!」
く 「(`∀´)ほぅ。」
か 「ば、馬鹿を言え。猫と言う生き物にあえて『牛』の乳を飲ませてみるという
好奇心の生んだいやがらせに過ぎない。」
サ 「(`・ω・´;)」
ロ 「ちょっと汚れてるから洗ってあげようかしら。(提案のダミ声)」
か 「よし、お湯とも水とも言えない中途半端な温度で
いやがらせをしてやるのだ!!」
サ 「(`・ω・´;)ちょうどいい温度・・・・・?」
く 「(`∀´)もしかして、おかちょさん猫好きなん?」
か 「ああ、そうだな、『下らぬ事を言う人間』よりは忠実でいいな。」
く 「((((;゜Д゜))))ひいいいいいいいい。」
も 「(〃▽〃)お腹すいてそうだね。焼き鳥食べるかな?」
く 「((((;゜Д゜))))食べるわけがない!!」
か 「残った冷や飯に、煮魚などの残飯をかけて、
いやがらせのようにグチャグチャにして出せばいい。」
も 「(〃▽〃;)な、なるほど。」
か 「猫はよく魚の骨をくわえると言うからな・・・・・。
よし、あえてソコもいじわるで、骨を全部抜いて出してやるのだ。」
サ 「(-´∀`-;)トゲ刺さったらダメだもんね。。。。。」
か 「あとは窒息するように、布を身体にかぶせて、
箱に閉じ込めてやれ!!」
サ 「(`・ω・´;)」
ロ 「しかし、雨がさらに強くなったわね。(ため息混じりのダミ声)」
サ 「(-´∀`-)おかちょさんも、今日はここに泊まっていきましょう〜♪」
か 「そうだな、いじめ相手もたくさん居るしな。」
く 「((((;゜Д゜))))あれ?今、私を数に含んでない?」
も 「(〃▽〃)不謹慎だけど、ちょっと楽しいかも。」
サ 「(〃▽〃)ですよねぇ。」
雨戸などを閉めただけでは足りぬのか、
暴風があらゆる物を揺らす。
サ 「(´・ω・`;)ちょっと怖いですぅ。」
か 「やはり、人身御供が・・・・・。」
く 「((((;゜Д゜))))!!」
最初は皆、色々話して居たが
ひとり、またひとりとそのまま眠った。
こっそりおかちょだけ猫の所に。
か 「・・・・・。」
ふと、厠(便所)に起きた住職。
とんでもない光景を目の当たりにした・・・・・。
か 「(-´∀`-)/ 猫にゃん〜、大丈夫でちゅよ〜♪」
台風なんてへっちゃらでちゅよ〜〜〜♪」
く 「((((;゜Д゜))))色んな意味で
ぎゃああああああ!!」
か 「き、貴様あああああああああ!!」
く 「((((;゜Д゜))))夢です。夢を見ました。ああ夢です。」
か 「他言したら、殺す。」
く 「((((;゜Д゜))))今までのと違って。
本気だ!!確実に死ぬ。」
翌朝。
ロ 「あら、台風も去ったようね。(安堵のダミ声)」
も 「(〃▽〃)みたいですねぇ。(マネのダミ声)」
サ 「(-´∀`-)/゛ですねぇ。(同じくダミ声)」
も 「あれ?住職眠れなかったの?クマできてるよ?」
く 「((((;゜Д゜))))え・・・・あ・・・・はぃ。
ちょっと悪夢を見て、恐怖で・・・・・・。カタカタカタ。」
サ 「(-´∀`-)/゛意外となさけない感じですよぅ。」
く 「((((;゜Д゜))))あははは・・・・・。や、やだなあ。
世の中霊よりも怖いものがあるって実感しましたよ。」
も 「(〃▽〃)で、この猫どうしましょ?」
ロ 「うちは食品扱うから飼えないしねぇ。(困りのダミ声)」
サ 「おかちょさん飼ってみます?」
か 「馬鹿を言え。私が仕事の間、誰が虐待すると言うのだ!!
代わりに虐待をしたい人間を募集でもして、とっととつまみ出すがいい。」
おかちょの提案で張り紙をしたら、
その日のうちに引き取りたいと言う人が現れた。
か 「大丈夫だろうな・・・・・。少しでも長い時間痛めつけられるように延命するのだぞ。」
サ 「(´;ω;`)ノシ ううう。。。。。またね。」
町 「時々、連れてきますよ^−^」
サ 「(´;ω;`)うん。大事に育ててくださいね。」
か 「(ω;` )・・・・。」
後日。
く 「ほっほっほ。猫嫌いのおかちょさんに、
いやがらせのために、猫の置物を買ってきましたよ。Ψ(`∀´)Ψ」
か 「ん?」
く 「まぁ、家にでも持ち帰って、叩き割るなり好きにしてください。(`∀´)」
か 「あ、、ああ、そうしてやるよ。。。。。」
そして、おかちょの家の棚にしっかり置いてあるのであった。
本人曰く・・・・・
か 「フン、エサも与えずに放置して苦しめてるだけだ・・・・・。」
と、いうことです。
続く。
おまけ。
か 「(-´∀`-)・・・・・。」
か 「(-´∀`-)・・・・・。」
か 「((((;゜Д゜))))は!遅刻してしまう。」
く 「(`・ω・´;)ああ・・・・誰かにしゃべりたい・・・・・。
でも、本当に殺される。うん、絶対だ・・・・・。」