絡繰乱舞夢日記
第拾伍話
「酒は呑んでも飲まれるな」













          今日は轆轤屋の仕入れ。

          いつもは女将(ダミ声)か、おかちょが行くのですが
          そろそろ「おサヤ」もって事で。





          万屋(よろずや)

          野菜から魚、金物など色々取り揃えた店。

け 「いらっしゃい。」


          店主「けった」 あれ?裏で何かしてな〜い?(笑)

け 「おや、おサヤさんではないですか。」
サ 「((´∀`)) 今日は「おかちょ」さんの代わりですぅ。」

け 「ということは強引な値引き交渉は無いな・・・・・・・ボソッ。」
サ 「((´∀`))ん?」


け 「で、今日は何がご入用で?」
サ 「(´・ω・`)なんだったかな・・・・・。」

          ふと、おかちょから仕入れを帳面に書いてもらった事を思い出した。


サ 「(-´∀`-)えーっと。
    『人間の頭部のごとき、鮮血の果実(正確には野菜)』と〜。
    『大空を堕とされた愚かな者の脈打つ臓器
    『毒殺せし狩人の根城に潜む液体』だそうです。

    なんだこれー?」

け 「(´・ω・`;)えーっと。西瓜(スイカ)と、鶏のココロ(心臓)と、蜂蜜でいいのかな?」
サ 「(-´∀`-) なんでもいいです。」

          さらにカゴから何か出す。
サ 「あとですね、おかちょさんがですねぇー・・・・・。」



          ゴスッ!!


          包丁を取り出す。

け 「((((;゜Д゜))))!!ひぃぃ、新しい値引き方法だ!?」

サ 「(-´∀`-)けった屋さん包丁研ぎもやってますよね〜〜〜。」
け 「((((;゜Д゜))))あ、ああ。そっちか。」

サ 「(-´∀`-) 『頚動脈もブッた斬れるくらいに研いで』。と。」
け 「((((;゜Д゜)))) 了承しました。」

サ 「(-´∀`-)あ、追伸。『お値段もブッた斬れると嬉しいナ』と。」

け 「(`・ω・´;)『値下げしないと殺す』と言われた方が夜は眠れそうです・・・。」


サ 「(-´∀`-)お?なんだか新しいお酒がありますね。」
け 「今朝入荷したばかりの『惑星破裂』と言う名の酒です。
     度数高いだけでなく火が付くと引火でなく爆発します。」
サ 「(-´∀`-)/ なんでやねん〜(たの風)」



           店の新しい酒として売り出してもいいかな〜と買ってみるおサヤ。


           そして帰りつく。

か 「おりゃーーーっ!!
サ 「(`・ω・´)?」


           なにやら不思議な掛け声?????


サ 「(`・ω・´)ノ ただいまですぅ。」

ロ 「おサヤちゃん、ご苦労様。(ねぎらいのダミ声)」
サ 「(`・ω・´)ノ 新しいお酒も仕入れましたぁ。」


か 「死ねーーーっ!!


ロ 「じゃ、それ今夜、おサヤちゃんのオススメで出していいわよ。(提案のダミ声)」
サ 「(-´∀`-)/゛はぁ〜ぃ。」


か 「裁くのは私だーーーっ!!

サ 「(`・ω・´;)あの、おかちょさん何してるんですか?」




















































ロ 「(;´_ゝ`)魚の三枚おろし。(呆れのダミ声)」
サ 「(`・ω・´;)派手な捌きですねぇ・・・・。」




           そして夜は更け、客もどんどん来ました。

           おサヤのオススメの『惑星破裂』はまだ誰も買いません。




く 「((´∀`))ノ おサヤちゃん〜般若湯追加で〜〜〜〜。」
サ 「(-´∀`-)/゛新しいのどうですか〜?」

く 「((´∀`)) ほほぅ。おサヤちゃんも一緒に呑む?」
サ 「(-´∀`-)/゛いいんですかぁ?」

く 「((´∀`)) 呑み勝負だー!!」
サ 「(-´∀`-)/゛私ちょっと強いですよぅ。」
く 「((´∀`)) 私は産湯が酒な位ですよ?

           杯が用意されます。

く 「((´∀`)) 酔ったら介抱してあげるよ。(笑)」
サ 「(-´∀`-)/゛いいですよー。」
く 「((´∀`))キラーン。」



















            とくとくとくとくとくとく。



            ぐびぐびぐびぐび。


サ 「(-´∀`-)おいしいです〜。」
く 「Ψ(`∀´)Ψほら、呑め呑め〜〜〜。」


















            とくとくとくとくとくとく。



            ぐびぐびぐびぐび。


サ 「(-´∀`-)おいしいです〜。」
く 「Ψ(`∀´;)Ψけ、結構強いんだね。まぁまぁ、もっともっと。」

サ 「(-´∀`-) あ、口直しに焼酎呑もう〜っと。」
く 「((((;゜Д゜))))!!え、、あ、、、わ、、私も。」

















            とくとくとくとくとくとく。



            ぐびぐびぐびぐび。


サ 「(-´∀`-)ほんとにおいしいです〜。(ケロリン)」
く 「(`・ω・´;)な、、なかなかやりまふな・・・・・。(酔)」

サ 「(-´∀`-) あ、麦酒で割ってもおいしいですね。」
く 「((((;゜Д゜))))あ、ほ、、ほんとだ・・・・ね・・・・・(汗) 
    む、麦酒お替り・・・・・。」













            とくとくとくとくとくとく。



            ぐびぐびぐびぐび。


サ 「(-´∀`-)何杯呑んでもおいしいです〜。ケラケラケラ。」
く 「(`∀´;;) さ、、さすがに・・・・・。おサヤさんが分身・・・・・(酔)」

サ 「(-´∀`-)あ、チクワ刺して呑むと、もっといいかも。」
く 「((((;゜Д゜))))悪酔いするがな!!」















ロ 「あら住職、おサヤは酒豪というか酒類で酔ったの見たこと無いわよ?(暴露のダミ声)」
く 「((((;゜Д゜))))!!早く言おうよ!!」

サ 「(-´∀`-)/゛」





            結構高い酒をすってんてんまで呑みました。



か 「籠や大八車なら、一秒で酔うのにな。」
サ 「(-´∀`-)/゛へへへ。」

く 「(´・ω;`)きょ、今日は帰ります・・・・・。」

ロ 「また来てよ〜住職〜。(誘いのダミ声)」





            と、店の端で萌えが祈祷をしていた。

            どうやら、他のお客が見てほしいそうだ。



も 「(〃▽〃)以上です。」

            ちょうど終わった所なのか?

            店の片隅だけロウソクで怪しい雰囲気に・・・・・。


町 「もえさんありがとう!!よし、お礼に一杯驕るぜ。」
も 「(〃▽〃)やった〜〜〜。」

町 「一番高いのでもいいぞ?」
も 「(〃▽〃)じゃ、遠慮なく。」


            と、最高額の「惑星破裂」を持っていく。


            散々呑んだどこぞの坊主はどうなった事やら・・・・・。



サ 「『惑星破裂』入りまーす。」

も 「(〃▽〃)わ〜〜ぃ♪」
町 「よし、今日はドーーーンと行こう。」

も 「(〃▽〃)あ、このお酒おぃしそ♪」
町 「よし、乾杯だ。」











             コツン☆











































             ドーーーーーン!!


ロ 「((((;゜Д゜))))!!んなっ!?(驚愕のダミ声)」
サ 「(-´∀`-)あれ?ホントに爆発?」




             店内でロウソクを灯すのは止めましょう・・・・・。

























け 「(−_ゞ すやすやすや・・・・ソレ・・・本当に爆発しますよ・・・・・。
      冗談じゃないんですよ・・・・・・。」











































か 「つかえるな・・・・・・・・。」











ロ 「( ´_ゝ`)おサヤちゃん、あんな危険なのどうするの?(黄昏のダミ声)」
サ 「(`・ω・´;)じゃあ、全部呑みます。」




















も 「(〃▽〃;)な、、、何が起こったのかな・・・・・?ケホケホ・・・。」





ロ 「( ´_ゝ`)おサヤちゃん・・・いっぱい買ってきたのね。(どうでもいいダミ声)」

サ 「(-´∀`-)大丈夫です。今から全部呑めます。」


              果て無き轆轤屋は店を一部フッ飛ばし、今日も営業中。








              続く。











































おまけ。










く 「ふぃ〜。呑みすぎた・・・・・。」



           と、いいつつ肴を用意。





く 「イカ焼きは手製に限るな・・・・・・。

      ( >д<)、;'.・ へっくしょぃ!!」













































    「火消し隊!!空散寺に出動!!」

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