絡繰乱舞夢日記
第肆話
「黒須山事件一件落着」
謎の小屋へと向かう。
忍者たのも付いていく。
た 「あ、ここね。でも、この小屋よりもっと奥にある小屋やねん。」
ダ 「めんどぃことしとんのー。」
とりあえず最初の小屋に入る。。。。。
ふと見た、掛け軸が動いた様な気がする・・・・・。
ダ 「(`・ω・´;)ん?」
た 「(`・ω・´;)・・・。」
一歩前に。
(´゚ω゚):;*.:;ブッ
掛け軸から誰か覗いてる・・・・・。
霊!?
た 「((((;゜Д゜))))うっわ!!」
ダ 「((((;゜Д゜))))!!」
だが、一歩下がってみる。
霊が引っ込んだ・・・・・。
ダ 「こ、、、これは!!この掛け軸・・・・・。
人が近づくとこの絵が出るようになってる!?」
た 「((((;゜Д゜))))えええええ!!」
ダ 「くっ、、、、なんという技術。。。。。」
と、障子が開いて現れる越後屋(仮名)
越 「おい!おまえなんでココに居るんだ!!」
と、後ろに不思議な着物の男が。
彼が「絡繰師りすき」であろう。
り 「まぁ、ウチの監視に引っかかってるようじゃ・・・・・。」
ダ 「ぐぬ・・・・・。くやしいが主のその技術・・・・・。」
叫ぶ越後屋(仮名)
越 「ええええい!!であえぃ!!であえぃ!!
この曲者をひっとらえよ!!」
深夜に鳴り響く足音。
どこからともなく現れる浪人達。
ダ 「たの・・・・・仲間の忍者とか居ないよな・・・・・?」
た 「ええ、抜け忍ですから・・・・・。」
*抜け忍=忍者軍を辞めた忍者。
大抵は、追い忍に殺される・・・。
越 「ホッホッホ、どうした?二人ともここで死んでもらう。」
ダ 「ま・・・・・。自分でヤるか・・・・・。」
た 「((((;゜Д゜))))!!うち、天井裏逃げててええ?」
ダ 「そうしておけ。」
越 「やってしまえ!!」
浪 「うおおおおおおおお!!」
天井裏に逃げる忍者たの。
ダ 「ま、絡繰師なんざやってるが・・・・・。
こっちの方が得意なんだよな・・・・・。」
た 「|天井|_・)うわぁ・・・・・。」
浪人を片付けるダイ。
ダ 「さて、残るはおまえ等だけだが?」
越 「お、おい、りすき!!なんとかしろ!!」
り 「あ〜、今、日付変ったでウチとの契約はもうおしまい。」
越 「な、なんだと!!ならば今から再契約だ!!」
り 「あ〜、事前予約入れといて欲しいな。」
越 「金なら三倍払うぞ!!」
り 「お金の問題じゃないんで・・・・・。まだやる事あるし・・・。」
絡繰師りすきは何処かに消えて行った・・・・・。
ダ 「さて・・・・・。念仏を唱える準備はいいか?」
た 「|壁|_・) うわぁ・・・・・。えげつなー。」
どんな惨劇が繰り広げられたのでしょうか・・・・・。
そして、「ダイ」と「たの」は「りすき」を探す。
た 「あら、あんな所に抜け道・・・・・・。」
ダ 「待て、何か聞こえないか?」
なにやら集団の声が聞こえる。
ダ 「なるほど・・・・・。行方不明になった人たちはここに監禁されていたのか。」
た 「七日間くらいして、解放されたってやつだね?」
その地下へ降りて行った・・・・・。
ちょうど「りすき」が、「帝霊火」を皆に見せてる所だった。
ダ 「なんと・・・・・。保存したものを自由自在に投影できるのか。」
り 「見つかっちゃったね。でも、今日はこれで終わりなのさ・・・・・。」
その映像を見ていた町民達が、廻りにたくさん倒れている。
皆、息を荒くしている。
た 「なんの催眠してるのよ!!」
り 「違うよ。皆、自分達の意志でここに居るのさ。」
ダ 「戻ってきた者は皆、変わり果てた姿になると聞いているが?
それをどう説明するんだ?」
り 「これの事かい?」
りすきは近くの男の上着を剥いだ。
り 「ほら、すごい腹筋だろう?」
腹筋が割れていた。
ダ 「((((;゜Д゜))))!?」
と、また『帝霊火』を灯す。
どこぞの異人が奇妙な舞いを舞っている。
ダ 「な、、、なんだこれは!?」
り 「ん〜、人体改造と言うか、筋力を付ける舞なんだよね。」
た 「((((;゜Д゜))))な、、なにこれ、こんなのやってたら疲れ・・・・・って
あれ?じゃあ、この人たちは?」
り 「うん、疲れて倒れてるだけ。
これだけの事を数日やれば、変わり果てた姿になる時もあるけどね。」
ダ 「おまえ・・・・・何が目的なんだ?」
り 「いや〜、ウチはただ、痩せたいって言う人がいたし、
この映像をうまくできるか、試したいっていうのもあったから。
そしたら、さっきの人がお金出してくれるって言うから。」
ダ 「あの迷惑文書もか?」
り 「アレやらないと、お金くれなかったからね。」
だんだん、話が繋がっていく・・・・・。
ダ 「携帯文書は、私が開発したんだ!!
こんな偽物作られたんじゃ、商売あがったりだ!!
しかも、苦情の嵐だし!!」
り 「そかそか・・・・。それは悪い事をしたねぇ、おわびにちょっとだけ
いい事を教えるよ。」
と、巻物を取り出した。
り 「この中にコレをこうして、こうすると、ココでこうなって・・・・・。」
ダ 「ふむふむ。」
り 「これで、会話も送りあえると思う。」
ダ 「なるほど!!そうか!!一旦変換するのか・・・・・。
えーっと、じゃあ、ココをこうでこうすると、ここも保存できるのか?」
り 「あ、そうか、この部分に、音を記憶できようになるね。」
ダ 「そうだな!! ということは、『伝書到着の知らせの音』を・・・・・。」
り 「そそ、鈴にしようが拍子木にしようが、自由ってこと。」
ダ 「しかし、なぜ会話機能を私に教える?」
り 「ん〜、なんか迷惑かけたっぽいから、これで新しい携帯伝書を出せば
売れるんじゃないかな?」
ダ 「自分で売って儲けようとは思わないのか?」
り 「ん〜、携帯伝書を改造はしたけど、ウチには『発明』はできなかったから
これはウチの売るものじゃないよ。それに『帝霊火』があるからね。」
ダ 「そ、、そうか。」
た 「え〜〜っと。なんかよく解らないけど・・・・・。」
と、何やら表が騒がしくなる。
岡 「御用だ!!御用だ!!」
おそらく、黒須藩南町奉行の団体さんであろう。
ダ 「ぬ!!おい、逃げるぞ!!」
り 「え?なんで?ウチ、悪い事したっけ?」
た 「(`・ω・´;)してるしてる。」
ダ 「とりあえず、逃げるぞ!!」
鉄 「ワシが黒須藩南町奉行所奉行
鉄漢音鉄兵衛である!!
悪党共!!観念せええええぃ!!」
玉 「(´・ω・`)うるさいなあ・・・・・。」
鉄 「見つけた者は全員引っ捕らえよ!!」
玉 「(´・ω・`)また、あのオッサン動いてねぇし・・・・・・。」
役に立たない部下が居るらしいぞ。
黒須山麓まで逃げて来た三人。
た 「ふー。んじゃ、兄貴、うちはここで〜〜〜。」
ダ 「おう、ありがとよ。」
た 「また、呼んでね〜〜〜〜。」
り 「携帯伝書かぁ、面白いなぁ。」
ダ 「んじゃ、ひとつやる・・・・・・って、自分で作れるだろ?」
り 「いやいや、製作者の気持ちを踏みにじる行為だったね。
申し訳なかったよ。今度、ちゃんと買うよ、その新しい機能の方を。」
ダ 「そ、そうか。んじゃ、これ、私の手形番号だ。」
り 「ほぃほぃ。また、何か面白いの作ったら教えてよ。」
ダ 「いつか、度肝抜くもん作ってやるからな!!」
り 「ウチも負けないよ。」
ダ 「また、どっかで会おうぜ。」
そして二人は別れて行った。
数日後に新しい『携帯伝書「音色」』が発売され、
飛ぶように売れたのである。
轆轤屋。
ロ 「あ〜〜ら、ダイさん、いらっしゃい。(ダミ声)」
ダ 「よう、女将。」
ロ 「またスゴイの作っちゃったわねぇ。
鼓笛の歌をそのまま録音できるなんて。
皆、好きなときに歌が聴けるって評判よ?(ダミ声)」
ダ (ああ、そういう使い方もできるのか・・・・・。)
ロ 「あたしも買おうかしら・・・・・。(ダミ声)」
ダ 「しょうがないな・・・・・。」
懐から一台取り出す。
ダ 「女将には金の無い時、随分世話になったからな。これ、あげるよ。」
ロ 「ホントなの!!あたしにくれるの!?(ダミ声)」
ダ 「あ、ああ。」
ロ 「嬉っっっっしい!!(超ダミ声)」
ダ 「わ、解ったから、こっちこないでくれ。(汗)」
女将おロクは、さっそく取り出している。
ロ 「もちろん、ダイさんの手形番号教えてくれるわよね?(ダミ声)」
ダ 「あ、、ああ・・・・・。も、、、もちろんだ・・・・・。」
と、また店内で、「おちい」と「おミナ」も携帯伝書で遊んでる。
ミ 「おちい〜♪ 聴いて聴いて、あたしの着信音。」
ち 「((´∀`)) んじゃ、かけてみるね。」
ブォオオオオオオオオオオオオ〜♪(ホラ貝)
ミ 「.*゚+(人*´∀`)+゚*.良くない?」
ち 「(`・ω・´;;)私なら絶対やだ。」
ミ 「((((;゜Д゜))))ええええええええええええ!?」
ロ 「私もちょっとそれは・・・・・。(ダミ声)」
ミ 「あれぇ?女将携帯伝書買ったんだ?」
ち 「((´∀`)) おちいと伝書しようよ〜〜〜〜。」
ミ 「.*゚+(人*´∀`)+゚*.アタシも〜手形番号教えてよ〜〜〜〜。」
ブォオオオオオオオオオオオオ〜♪(ホラ貝)
ミ 「.*゚+(人*´∀`)+゚*.あれ?誰からだろ。」
ち ( (`・ω・´;)絶対カワイク無い。。。。。)
ロ ( (`・ω・´;)絶対イヤ・・・・・。)(ダミ声(?))
と、携帯に出るおミナ。
苺 『(`д´)いつまで遊んでるの!!』
女将いちごからでした・・・・・。
ダ 「フッ・・・・・。まぁ、、、、いいか。」
そして、ダイは店を後にした。
こうして世間では、携帯伝書が当たり前になったのであった。
今後も絡繰がどう生活に影響を与えていくのでしょう?
続く。
おまけ↓
ピヒョリラリ〜〜〜〜♪(笛着信音)
ダ 「ん?誰だ?」
? 「あ・・・(ダミ声)」
ダ 「((((;゜Д゜))))女将だ!!」
おしまぃ。