最終話
最終章■ルイーダの酒場殺人事件5-forロクロ-【ちょもの視点】


ブフォッwwwwwwwwww

犯人だったか被害者だったかの人がママに向かって吐き出した。


飲んでいたお酒を!

ママはジタバタしてる…

「目が、目がwwwww」


こ、このセリフは
ラピュタね!

とか不意に考えながら
「ムスK…じゃないママ!」

どうしていいかわからないのでとりあえず揺さぶってみた

ママは水が欲しいみたい…
コップを捜していると奥の休憩場所から

「キャッ☆引っ掛かった♪」

と声が聞こえた
というか出てきた!


オバケコワイwwwww




かちょさんはにっこり笑うと

「ママ!早く洗わなきゃ失明するかもよ♪
なんせ、200倍カレーより辛い香辛料入りだから(笑)」

「ひ、ヒィィwwwww」

ママ!その声はパパ声だよ!

とりあえず目を洗うママ

目を洗っているのに化粧が落ちないママ

ケタケタと笑うオバケ
ん?
足がある!

ケッタマシン「かちょさん!やっぱり!」

鉄血「おぉ!生き返ったか!!!!!!(万鬼)」

四階堂「うん…ありがちなオチですね。でも良かった」

「もう!」

かちょに抱きつくswan

さやぴ「良かった…本当に…」

涙を拭きながらさやぴさんはかちょさんを見てた



ようやくみんな落ち着き
ライガーさんもうがいをし、(まだ咳き込んでるけど)一通りの騒動が収まったとき

kanappeさんとドライバーさんがルイーダで起きた出来事を話してくれた。


実はかちょさんが飲んだ薬は睡眠薬だということ

タイマーさんとカナッペさんは特定の睡眠薬に拒絶反応をして
眠ったままだと昏睡状態に陥ってしまうこと


長い話だったから
なんとなくそんな話だった。


不意にドリンカーさんが

「しかし、かちょが睡眠薬を飲んだのは分かるが、kanappeのグラスになぜ
かちょの入れたハバネロスペシャルが入っていたんだ…」

kanappeさんも不思議がっていた

「そうなの…ダイバーのグラスなら分かるのに」

かちょさんがなんだか眉をピクピクさせてる

「また呼び捨てですか…もう一服盛ってやろうか」

オバケ…いや、かちょさんコワイ…
というか、ダイバーさんって言うんだ…


皆が不思議がっているとき、


ふと、ちょもは思い出した


はっっっっっっっっっ!




ちょも「ごめんなさいっ」


一同はちょもの方を向いた


「どうしたの?ちょもちゃん?」


ロクロママが問いただす。


「ママ…あのね、kanappeさんのドライマティーニを置いた時かちょさんのグラスが曇ってたの。
だから、かちょさんがトイレに行ってる時にダイバーさんのと入れ換えたの…
だけど、後で見たらカナサンの方が色が濃いくてレシピ間違って作ったのかなと思って
またカナサンとダイバーさん(だよねたしか)のと入れ換えたの」


混乱する一同


二階堂「つまり、本当の真犯人はちょもちゃんなんだ」

「ご、ごめんなさいっ」

suwan「ち、ちょもちゃん!泣かなくても!」

さやぴ「そ、そうよちょもちゃんのおかげで誰も死なないで済んだのよ」

ダイバー「ある意味死にかけたがな…」

MNKS「ダイバーっ」


泣き声と笑いが溢れた頃



それをぶち壊すかのように
力強く入口のドアが開かれた


フジッコ「警察だ!」

トレンチコートに身を包み

あからさまに警察官だと誇示するように

警察手帳を振りかざして現れたフジッコ


どよめく一同


kanappe「わたし、行くわ」

ゆきむー。「お姉ちゃん待って!今、誰も死んでないのよ!」

夢島「そうだ!まだ口説いてないし!」

夢島さん…素敵(違)

わたなべ「そうそう!なにかの間違いですよ!って」


周囲は必死に事を隠そうとした

だけどkanappeさんは首を横に振り

「いいのよ…ワタシがダイバーをk…」

いいかけたとき

私は気付いた…あの人…

あの人wwwww

「パパ、パパ!」

「ちょもちゃん!此処ではママよ!」

ダミ声が響くのを無視し、ちょもは続けた


「ぁの人の顔!見て」

ママの顔が赤らみ涙ぐんでいく


「ヤスwwwww」

警察官に飛びかかるママ


寧ろタックルするママ

フジッコ「ち、ちょっなん…離して下さい!」

ジタバタするもレスリング部所属のママには敵わない

ロクロ「ヤス!捜したのよ!あなたが店の資金持ってっちゃうから
こんな辺鄙な場所しか借りれなかったのよ!お金はあげるから帰って来てwwwww」


フジッコ「ひ、人違いだwwwww」

悶えるフジッコに何度も接吻するロクロママ
一同どん引き

ママいいぞwwwww


ようやく鉄血さんとケッタマシンさんがロクロママを引き離し
いつしか殺人事件はウヤムヤになり
顔中キスマークだらけの警察官は帰って行った


ションボリ落ち込むロクロママ


どうしていいかわからない一同


おもむろに

スワンが唄いだす


反応したさやぴはピアノに向かう


ハミングするかちょ

やがてママを囲んで皆で唄いだす


あんだけ顔を洗っても取れなかった化粧が涙でボロボロになったママも

ダミ声ながら唄い出した



店の側を通る一人の男
コーヒーマーメ

「おっゴスペルか…」

手にした鞄を開けトロンボーンを取りだし

店に入って来た


コーヒーマーメ「僕も混ぜて下さい」


さやぴはハッと気付きダイバーを見た

「ダイ兄!三人揃った!」

ダイバーは
ニコリとして

ジャケットを脱いだ

中には白文字で

脳噛と書かれたもじが。


ミンクは笑いながら
「やっぱお洒落してないじゃん」

とダイバーをこずいた

陽気に流れるメロディは

いつまでも聞こえたとさ。


此処で物語は終わりです。

だけどママの店は
何時でも開いてるの


わたしは居ないけど
恋に破れて哀しみの場所に居るなら

何時でもいらしてください。

ささっ!
お席はあいてますよ


END


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