06
「戦慄の塔を闘い終えた戦士達の凄まじき成長に来る朝日は何を思ったか?」





     シャンパーニの塔で、カンダタを倒し見事「金の冠」を手に入れた一行はカザーブに来ていた。
     戦いの疲れを癒すべく宿屋に泊まる。
     例によって展開の早さは気にするな。


ユウカ 「でさ、おじいちゃん。金の冠かぶってタダで守備力あげるのはいいけど。。。。。」
剣神  「どうなされた、王様が取るからロマリアには二度と行けないと?」
レイ  「って、そんなキンピカかぶってりゃ目立つよ。 まあ、こーゆーゲームに、
     「それバランスとかセンス悪いやろ!?」って言う
      装備に対してのツッコミはもうしない。」


     ボロボロの術着に、金色の冠はさすがにヤバい。。。。。


ユウカ 「結構LV上がったよね。おじいちゃん呪文覚えた?」
キッド 「ホッホッホ。忘れましたわ。」

レイ   「ジジイ、あらゆる意味でシャレにならん事を言うな。」
キッド 「いえいえ、皆さんワシの呪文に期待されているようなので、つい。」


    ああ、レイ含め、きっと読者も期待しているに違いない。。。。。(笑)

剣神 「レイ殿、次はなんの呪文だと思う?」
レイ  「まあ、順当なトコで「ボミオス」とかじゃねえか? 間違ってもバギクロスだのイオナズン
     って事はないだろう。。。。。(てか、一応僧侶だし。)」

キッド 「まずは!!」





     息を飲む。









キッド 「レミーラ!! なんと、これは封印されし古の呪文
     そこら辺の魔法使いでは覚えられないシロモノですぞ!!
     これで、タイマツなくてもへっちゃらで経済的!!」
レイ  「ああ、なんで封印されたか考えた事あるのか?ジジイ。」






     さらに。




















キッド 「そして、シャナク!!どうです!? 解呪なんて、いかにも僧侶ですじゃ?」
ユウカ 「あの、解呪よか、回復覚えて欲しいんですけど。。。。。」
レイ  「だめだ、このジジイ、鍛えて戦士とかにしたほうがいいんじゃねえか?」


     どうにも、作者の悪意としか考えられないような呪文の選択である。






レイ 「さて、どうするよ?」
   彼らの道は、イキナリアッサラーム行くか、イシスへ行くか、見張り倒してポルトガか、
   この時点で作者の頭に無いというのが、不安だが、、、、、。」


 そして結局、無難にアッサラームへ向かう事にした。
 アッサラーム、妖しい町、そして誰もが薄い期待を寄せるあの娘。


  いざ、出発。(早っ!!)


剣神 「防具は完璧だな? あばれ猿が出現するから気をつけて行けよ。」
レイ  「そういえばな、よく攻略本で見かける「気をつけろ。」だがな、
     いったいどう気をつけるんだ?てか、気をつけろって、
     それができないから弱いんじゃねえのか?
剣神 「なんともな。。。。(笑)」

レイ  「まあ、ゲームの攻略なんて「技が思いどうりに出る」ってのが暗黙の最低条件だしな
   あんな、マニュアルみて楽しいか? PRGもマップ見て楽しいか?
   といいつつ、作者もよく見てるけどな、お宝見逃すからって。。。。。(意味無え!!)」
剣神 「よし! 攻略本は捨てよう。。。。。」
レイ 「ああ、道具屋で売ってこい!! こっちの世界なら半額だ!!
ユウカ 「・・・・・・・。」


    そうこう言っていると、本当にあばれ猿出現、
    今までのモンスターで普通に行けば、最強の攻撃力と防御力を誇る。



キッド 「先手必勝ですじゃ!! 究極守備呪文!!
レイ   「なにぃ!!」

















キッド 「レムオル!!
  

     レイ達の姿が消えた!!

剣神 「おお、じいさん!! こんな高等呪文を!!」
   
  あばれ猿の攻撃!!

キッド 「甘いわい!! フガーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!


     直撃!! 結局姿が消えただけだし、しゃべりまくってるし、匂いあるし、、、、で、
    ジジイ瀕死


キッド 「や、やるな、、、、、やはり、某城の入口でしか役にたたない呪文では無理か。。。。」
剣神 「むっ、まさか我々の紙一重な強さでは無理と言う事か!?」

レイ  「おいおい、ミもフタも無い。。。。。」
ユウカ 「うーん。伝説の武闘家は素手で熊を倒すって言うけど、
     猿かあ。。。。。しかたない!!」

     とびかかるユウカ! あばれ猿を翻弄しつつ確実にダメージを与える!!
     絶対的なパーティのダメージ源である。
     突然剣神が叫んだ!!

剣神 「ひらめいた!! 剣+呪文!! 呪文剣!! ん? いやまてよ、魔法剣
    いや、マジックソード? ルーンブレード? いや、俺のは剣じゃないな、、、、、、
    んー、悩む所だ、名前は重要だし、ブツブツブツブツ、、、、、、、、、、、。」

レイ   「なんでも、いいから攻撃しろ!!!!!!」
   

     なんと、剣に呪文をプラスしようと言う、一時期前のジャンプを読んだようなネタ
    剣だかロッドだか怪しい武器に、呪文だか攻撃だか怪しい男
    の概念がすでにどこか違うような気がするが、、、、、。


剣神 「出でよ!!メラ剣!!」
   
     なんと、物理的にこんな事が可能なのだろうか!? 剣にメラをかけ燃えさかる剣
     メラ剣の出来上がり!!(なんというネーミングセンス。)
   
     もはや、そろそろ読者もついてこないような安直さ。(なに?すでに?)
     あばれ猿も所詮は獣、火炎には弱く、あっさり討伐。。。。。

剣神 「ふっ、またつまらんものを斬ってしまった。。。。。」

ユウカ 「あのさ、私「ぬいぐるみ」欲しいんだけどさあ。」

    装備すると猫になれる防具(?)である。

レイ  「キャットフライか、、、あ、そうじゃん宝箱持ち歩いてるヤツ見つければいいんだよ!!」
   モンスターが普段、あんな大きな箱を持ち歩いてるという時点でなにかおかしいが、、、。

ユウカ 「しかも、来てる服ってオソロじゃん? 魔王も大変だよねえ。」


     さて、アッサラーム。。。。。
     怪しき町アッサラーム、どこかの挨拶アッサラーム。。。。。

レイ   「さて、ボッタクリな店で鉄兜を買おう。」
剣神  「ボッタクリ? ああ、どんどん半額になっていくが、結局2割増しなあそこな。」

レイ   「ケチケチしてんじゃねえよ、それでもこの地方で鉄兜が手に入るなら安いもんさ。」
    
     噂のボッタクリ商店へ向かう。

店員 「おお!あなた私の友達!! 何をお求めですか?」
レイ 「鉄兜!」
店員 「おお!お目が高い、19200Gでどうですか?」
レイ 「いいえ。」
店員 「おお!アナタ私に首つれ言い、、。」
レイ 「いいえ。」
店員 「おお!!、、、、、。」
レイ 「いいえ!」
レイ 「いいえ!」
レイ 「いいえ! ほい、1200Gな。」
レイ 「さあて、次は?」
  って、速攻買い終わる。。。。。こんなインチキな店に他に用は無い。。。。。



ユウカ 「ねえ、あのパフパフってなに?」
男たち 「!!」


レイ  「さ、さあな、俺にはわからんな、、、、、。」
剣神 「そうだな、、、、、あのお姉さんとなんかするんじゃないのか??」


ユウカ 「だよねー。実際はおっさんだった〜とか、まさかひっかかるバカいないよね?」

レイ   「はっはっは。まさか、、、、、、、、、、、、、ねえ、、、、、、、、、、、、。」









     続く。

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