03
「パワーアップした彼らが今渾身の一撃を見舞う!!
 その勝利の向こうに輝く夕日は何を物語るか!?」






レイ  「さあて装備でもそろえるか。」
   
    パーティの強化は装備からはじまる。

キッド 「そうじゃのう。わしも剣神を見習って全身鎧でも着るかのう?」
剣神  「そうだな!おそろでいこうか!?」

レイ  「おいおい、ジジイとペアルックで楽しいか?てゆうか俺は恋人とかでもごめんだね。」
キッド 「夢がないのう。」

     一行は武器防具の店に入って各々の装備を物色した。
     まっさきに飛びこんだのはユウカだった。

ユウカ 「ねえねえねえねえねえ!これどう?この服?」
    ユウカは装備関係なく服を物色している。
    やはり鎧とかより装備の華麗さの映える武闘家になったのであろうか?

ユウカ 「ねえ、ちょっと!聞いてるでしょ?」
レイ   「あ〜あ〜 かわいいね。」


   女性の好きな買い物やウインドウショッピングははっきりいって大半の
   男性陣は
ウザイもの。どっちと聞かれてもたいてい心の中では
   「
どっちでもいいだろ」てな感じ。
   そこは女性と男性の感性(?)の違いなんだろうか?

剣神  「むっ!? あの剣、ただならぬ魔力を感じる。」
   剣神が指差す方向にイカにもって感じの剣があった。

店主 「お客様お目が高い!! そちらは破邪の剣といいまして、、、、、。」
レイ  「道具で使うとギラ。」

   速攻で効果を述べる。なんて現実的な男だろう。
   ん?DQ3にはなかったハズだが、、、??

レイ  「さて、いくらにまかる?」

   値段すら聞いてないのにイキナリ交渉。

店主 「8500Gのとこをでは、8400で、、、、、。」

   イキナリであったがやはり高価なものが売れるチャンスとついつい値引きしてしまう。
   これが悪夢の始まりとは店主も知らず。

レイ  「おいおい、買い取りは半額なんだろ?だったら5000でもええやん?」
店主 「おおアナタ買い物上手ワタシ困ってしまいます。では8000で。」

レイ  「どっかの街のインチキ商人みたいなしゃべりだな? おっちゃん、ココで安くしとけば
     ワシらも「ココの武器で魔王倒した。」と宣伝してやるんだがな?」
店主 「いえいえ、きっとアナタ様なら伝説の剣なんか見つけるはずですから、
    そんなうちの剣なんてそれに比べれば安いものですよね?」
レイ  「やるな、、、コイツ、、、、仕方ない間をとって6500でどうや?」


店主 「7950でいかがです?」


レイ  「小刻みにするなよ!! ???よし、おいユウカ任せた。」
     と、ユウカに任せてとっとと店を出る。
     世の中女性には弱いものである。


剣神  「いやあしかしアリアハン大陸に破邪の剣があるとは驚きですな。」
レイ  「ああ、しかも3だというのに。」


キッド 「お、ユウカ殿が戻られました。」
ユウカ 「やっほ〜。500Gで買ったよ〜。」


    半額のさらに10%である。


レイ  「まさか、いかがわしい、、、ブベラっ!!」

    ユウカの会心の一撃が決まる。

剣神  「しかし、なぜ破格の値段で?」

ユウカ 「私500Gしか持ってないくて、売れないって言われたから、、、、
     
泣いちゃった。」


    「女の涙」それは、どんな条件下に置かれていても、全てをひっくり返し、
    あろうことか涙を流した瞬間に相手の属性が悪者になってしまう、最強最悪の
    マジック!! 相手に罪悪感というダメージを与え、女子一堂を召還しそこから
    ステレオサウンドで「あ〜泣かした」コール!!つくづくズルイ


キッド 「本当に泣いてるのは店主でしょうなあ。」

    そしてLVに励むべく一行は闘いに繰り出した!!
    地道なLVアップが明日に繋がる。
    作者の悪意により、普通ならこの地方に見られないモンスターと遭遇。

ユウカ 「あ、どくどくゾンビだ!! きもっ。」

    またしても高LVモンスターである。

レイ  「ユウカ、先手必勝だ!!」
ユウカ 「やだよ。あんなぐちょぐちょ手で触りたくないし、服が汚れるじゃん。」

レイ  「前者は認めるが(いいのか?)後者はいかん!!」

    そうこうしてる間にDDゾンビの「甘い息」!!
    ユウカは眠ってしまった。

レイ  「おい!ユウカ!!起きろ!! あ!おいジジイ!ザメハだ!!
    ジジイの方を振り向いた!!






















キッド 「むにゃむにゃ、もう食べられませ〜ん。

レイ  「ってオマエが寝るんかい!!! 
      貴様はザオリクを持ちつつ真っ先に死ぬサマルトリア の王子か!!

レイ   「おい起きろ!! 剣神おまえもか!!」
剣神 「う〜ん、あと5分〜。」
レイ  「こ、、、、こいつら。。。。。」


    と、後方からDDゾンビが迫り来る!!

レイ  「やかましい!! あ!?コラ? 眠ってるとこ倒そうとは貴様それでも人間か?(違う。)
     お?あとなんよこら?死体がザオリクかかったら、生き返るんちゃうん?
    
お?なんかゆうてみ?」
    

    さすがにゾンビ本人もザオリクで生き返るのを気にしていたらしく、(してないしてない。)
    躊躇する。そこを一撃。とても4行上で言っていた事を覚えている様子はない。
    そして悪意の高LVモンスターを蹴散らし、アリアハンの北東の泉についた。

レイ  「ここの壁を「魔法の玉」で破壊するのだが、、、、、。」
キッド 「はて?そんなもの持ってませんぞ!?」

ユウカ 「レーベにあるはずだけど、よってないし〜。」

    レーベ・・・アリアハン城の北に位置する村。
    村の中にある石を画面の外に出すと、バグってキャラが飛ぶ村である
    全くの無視で、ここまで来ている。

レイ  「さて、剣神君やりたまえ!!」
    力をため構える剣神!!そして!!
剣神 「うおおおおおおおおおお!! 
     イオラアアアアアアアアアア!!

    剣を振りかざし壁に斬撃を与える!!
    ハデな爆音と共に壁が崩れる!!


ユウカ 「あの、ソレはイオラじゃなくて、剣じゃないの?」
キッド 「とゆうか、完全に力任せのような、、、、、。」
レイ  「ナイス「特技」」。
   
     さらに「特技」もDQ3には無いことを告げておこう。
     こうして、一向はロマリアへと向かった。
レイ  「なんだこの旅の扉は!!!!!!
   どこが扉だ!画面バグったかと思ったぞ!!

ユウカ 「エフェクトうざいね。しかも。」



     一瞬バグかと思うミュインミュインな画面の中、
     一行はワープしていったのである。







     続く。

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