CHANGE ∀ MIND
第31話
「広がる・伸びる」
脳噛商会(女性陣)
グランドオープンであり、さすがに閉園してもまだ凄まじい人である。
駐車場も混雑しているわけである。
それを見越して早めに戻った3人であった。
み 「ふー。なんとかそんなに渋滞に捕まらず戻れましたね。」
ア 「あぃあぃ〜〜〜♪ パパにお土産も買ったし。」
真 「それよりご飯にしないと、あの人すぐカップメン食べちゃうからね。(笑)」
み 「言えてる〜〜〜〜☆」
と、事務所のドアを開ける。
ア 「パパ〜〜ただいまぁ〜〜〜♪」
み 「!!」
真 「!!」
ケッタモータース
戻って来た2人の怪我を見て、理解する香穂であった。
そして、メガ☆ラバでの一件を話す玉山だった。
香 「社長・・・・・また無理してるやん・・・・・。」
蹴 「まぁ、過剰な不幸はポイント加算されるって事で・・・・・。」
香 「限度という物が・・・・・。」
玉 「社長と、田野橋さんは、こんな事を・・・・・?」
香 「う〜ん、ウチも社長も戦闘タイプじゃないから、見てただけ。
昔は戦闘タイプの社員が居たので・・・・・。」
玉 「居たんだ・・・・・。」
香 「でも、玉山さんがなんとかそんな感じなんかな。」
玉 「まぁ・・・・・使いこなすには時間掛かりそうだけど・・・・・。
なんせ、自分でもまだ実感沸いてないからね。」
香 「とりあえず・・・・・ラーメンでも食べようかな・・・・・。」
EVER SNOW
あれから、またラーメン屋『鰤熊』で食べる4人。
ミ 「うんまぃねぇ〜〜〜。」
架 「そっちの姉さんは、ハバネロだったな。」
マ 「はい〜。そうです〜。」
すでにハバネロを二瓶かけているマドカ。
サ 「私はそれより、その『ハバネロのど飴』が気になる・・・・・。」
ス 「のどに悪いんじゃ・・・・・?」
マ 「すっごくおいしいですよ?舐めます?」
サ 「あ・・・・・。いや・・・・・いいです・・・・・。」
ス 「私も・・・・・(汗)」
と、語りだすサヤ。
サ 「今年のクリスマスはどこかのイベント出たいなあ・・・・・。」
ス 「そうねぇ・・・・・。そんな時期の恋愛歌でも書こうかなあ・・・・・。」
マ 「そういう詩って、やっぱり『経験』からなんでしょうか?」
ス 「(汗)・・・・・。」
焦りだしたスワンは、メニューを見て注文をするのだった・・・・・。
脳噛商会A
み 「!!」
真 「!!」
ア 「!!」
と、3人が見た光景は。
ラーメンを食べている岱。
だが、明らかにインスタントではない。
真 「どうしたのこれ?」
岱 「作った。」
み 「えー!?」
岱 「別に簡単な事だろう。骨とガラを煮込んで、野菜を煮込んだ物と合わせ、
塩なり、ダシなりで味付けだ。
肉も縛って煮込むだけだ。3時間もあればできる。
ま、それだけじゃ芸が無いんで、他にも色々作ったがな。」
真 「唐揚げに、餃子まで・・・・・。」
み 「私も食べたい〜。」
岱 「一足遅かったな・・・・・・。」
ア 「パパ、アイには残してくれてるよね!?」
岱 「無い。」
ア 「ガーン!!」
淡々と、食器を片付ける岱であった。
警視庁
蛙 「さて、出発するとするか。」
メンバーは4人。
蛙岩、鉄也、凛華、玄馬。
少し大きめのワゴンに乗り込んで行く。
凛 「結構堂々とした車で行くんですね・・・・・。」
蛙 「警察の調査の一環だからね。」
凛 「そうでしたっ!!」
玄 「おやつは・・・・・・300円まで・・・・・。」
鉄 「餡蜜ラーメンは・・・・・・オヤツなのか・・・・・?」
とりあえず、運転は蛙岩がしている。
メガ☆ラバをそのまま、通り過ぎる。
蛙 「行って見たかったなあ・・・・・。」
凛 「あれ?素通りして・・・・・奥の建物ですか・・・・・。」
メガ☆ラバの豪華な地帯とは一変して、
みすぼらしい地帯である。
工事中なのか廃墟なのか解らないビル。
稼動してるのか不明な工場。
人通りを感じない、無機質な空き地。
蛙 「とりあえず、一番奥から見てみるか・・・・・。」
鉄 「警部、結構先ですぜ。ここから十数キロはあるかと。」
蛙 「別にいいかと。」
道路が道路と呼びづらくなるような、道に成ってきた。
ただ無尽蔵に生える植物が、邪魔をする。
蛙 「さすがに、人は出入りしてないのだろうか・・・・・。」
鉄 「さすがにコレじゃ、宙でも浮かない限りは・・・・・。」
玄 「なんだ、あれ?」
と、玄馬が指差す向こうには、
海があるはずの距離では無いその位置に、
明らかに植物の生えているその位置に、
海があった。
凛 「え?なんで・・・・・・?」
蛙 「なるほど・・・・・どうやら、我々の行動に気づいて、仕掛けてきたか・・・・・。」
鉄 「能力者か・・・・・この海自体が能力か・・・・・。」
その広大な空き地を埋め尽くす『海』そのものが能力であるというのだ。
蛙 「という事は、この先に何かあるという事・・・・・。」
なんとか車で進める海の深さは罠なのだろうか?
そうして、4人は奥へと進んで行く。
続く。
真 「そんなにカップメンっておいしいのかしら?」
み 「あ・・・・・真菜さん・・・・・カップヤキソバはお湯捨ててからソースですよ?」
真 「え?そうなの?」
み 「先に入れたら・・・・・捨てる事に。」
真 「あら・・・・・。」
ア 「ん?」
ア 「あ、次回から警視庁編がスタートの様子ですよ〜♪ んふふ♪」