CHANGE ∀ MIND

第23話
「中華まんのおいしい季節」









             脳噛商会


岱 「だから、何でオマエがそこに居るんだ・・・・・?女。」

ア 「え?パパ、ナニわけのわかんないことを。」

岱 「誰がパパだ!!」

ア  「アイってちゃんと呼んで〜〜♪」




真 「ま、いいじゃないの。かわぃぃ娘なんだし。」


岱 「おい・・・・・。」



み 「金髪キレイだな〜☆」

ア 「えへへへへ。ありがとぅ。」



              TV番組が騒がしく響く。




              『えー、次の話題は、
          総間研究所の
脳噛桜教授が
          提出した論文がアメリカの賞を取ったそうで・・・。』


        
『遺伝子なんとかって・・・なんか難しいですね?』






真 「え?」

み 「今・・・・・脳噛 桜って?」










































真 「奥さん?

み 「だよね!?」



岱 「まぁ、流れ的に想像はついたがな・・・・・。おまえ等の脳内をな。」




み 「アイちゃん・・・・・お母さんの名前は?」

ア 「え?私パパの名前も知らないよ?」



岱 「オイ!!」


真 「なんだか謎の子ね・・・・・。」

ア 「褒められちゃった♪」



岱 「褒めてねぇよ・・・・・。」

み 「日本語すっごぃ上手なのね。」



ア 「日本うまれです♪」

岱 「本当の親は何処なんだ?」

ア 「・・・・・・。」





             急に悲しそうな目をするアイフィ。

             何かを悟る3人。



岱 「フン・・・まぁいい・・・・・好きにしろ・・・・・。」

ア 「わぁ〜〜〜〜い♪」













岱 「どうでもいいが・・・・・。この『苺餃子まん』・・・・・マズイな・・・・・。」





             EVER SNOW

ミ 「ぶーーーーーーーん♪」

マ 「ミナさーん。降りてきて練習しましょうよ・・・・・。」



              能力『浮世離れの自由人』(フリー・アンド・フリーダム)の
              宙に浮くスノボで遊んでるミナ。


ミ 「だってコレなんかかっこぃぃじゃん?アタシ輝いてない?」

マ 「う・・・うん・・・・・。(汗)」

ミ 「なんてったって、自由人ですから♪ てへ☆」

マ 「ES(EVER SNOW)からも自由にされたりして・・・・・・ボソッ。」



              急に降りてくるミナ。


ミ 「うわーーん!!ピアニカでも何でも吹くからそれだけはっ!!」

マ 「なんでピアニカを・・・・・。」




              と、いいつつマドカは考えていた。



              自分の中にも何かが眠ってるのかと。


              自分なんて空けたらカラッポ。
              いつだってそう思ってた。

              カラッポの自分なんか誰も必要としない・・・・・。



マ 「ねぇ・・・・・。私・・・・・あ・・・・・いやなんでもないわ・・・・・。」

ミ 「ピ、ピアニカ吹くぅ?」

マ 「吹かない・・・・・。」








              と、スワンとサヤが戻って来た。


サ 「ただいま〜〜〜。」

ス 「もう、寒くなったね。」

サ 「ですね〜。って事で、肉まんさんの登場です〜〜〜〜♪」




ス 「えっと、『プリン肉まん』 『アップルパイまん』 『海老チョコまん』 『舌落としハバネロまん』
     買ってきたっていうかこの4つしかなくて。」

サ 「ハバネロのは、食べたら舌がモゲる辛さだそうです。」

ミ 「はぐぅ!!湯気が目に染みるぅ〜〜〜。」


マ 「あ。おいし。」

ミ 「ほんと?」


              ハバネロまんを食べるミナ。











ミ 「ぎゃあああああああああああああああああああ!!」


サ 「やっぱりなぁ・・・・・。」

ス 「ノド痛めたらだめよ・・・・・。」




マ 「な、なんで買ってきたんだろう・・・・・ボソッ。」




ミ 「アタシ海老がいい!!」



             すぐに海老まんを食べるミナ。


ミ 「海老のぷりぷり感と、口に広がるチョコの風味がなんとも・・・・・。」










































ミ 「激ヤバィ!!誰、これプロデュースしたの。」
























             コンビニ「シャンパーニ」


苺 「海老チョコまんはヤバクない?」


             と、苺に言われ答えたのはバイトの
             杏山羊 梓(きやぎ・あずさ)、医学生ながらバイトもする子である。

梓 「私の友達が考えたのを言ってみたんですが?」
苺 「まぁ、それを採用するママもママだなあ。(笑)」


梓 「じゃ、もっと売れそうなの考えますね・・・・・。
    ああ、星型の置物は足に刺さるし・・・・・最近ツイてないなあ・・・・・。」
苺 「ど、どんな脈絡!?」



             と、ため息まじりに海老チョコまんを3つほど蒸す。

苺 「だから、売れないって!!(笑)
    てか、誰よそれ考えた友達って・・・・・。」








































             警視庁

凛 「クシュン!!」

玄 「凛華さん・・・風邪っすか?」

凛 「ううん、きっと誰かが噂してるのよ。」

玄 「温かいものでも食べて早く寝るんだよ。」








凛 「肉まん食べたいなぁ・・・・・。」

















蛙 「うまぃな!!」
鉄 「でしょう!警部!!この餡蜜まん最高ですよ!!」

蛙 「なかなかだな。よし、能力で保存しておこう・・・・・。」

鉄 「なんと・・・・・ずるい・・・・・。」

蛙 「ところで・・・・・総間研究所の件だが・・・・・。」























             総間研究所

男 「教授!!総間博士がお呼びですよ。」

桜 「そう、解ったわ。」



              教授と呼ばれた女性は 脳噛 桜(のうがみ・さくら)
              そう、岱の姉である。

              先日遺伝子学の論文で賞を取り総間研究所の名は有名になった。



桜 「失礼します。お呼びですか?総間博士。」


総 「おお、桜君。最近、講堂を借りてるようだが、講習でもしてるのかね?」

桜 「あ、ええ。所員のためにと・・・・・許可取らず申し訳ありませんでした。」

総 「いやいや、別に構わんよ。
    ああ、そうだ。肉まんを買って来たんだ。食べないか?」



桜 「なんか・・・・・イカの足がハミ出てますが・・・・・。」

総 「『クラーケンまん』とか言うらしい・・・・・。」

桜 「伝説のイカ『クラーケン』が入ってるとは思いませんが・・・・・。
     結構大きいですね・・・・・突然変異でしょうか?」
総 「そう思って買ったんだが・・・・・どうにも。」


桜 「で、あたしが食べるんですか・・・・・。(汗)」











               研究所の庭。



真 「こんにちは、教授。」

桜 「燈篭環 真・・・・・。何の用?」

真 「いやなに、今日の『講習』は私も受けておこうかと。」

桜 「あら、珍しいのね。
     でも、能力に関しても成長を望むのは良い事だわ。
     あ、コレ食べてね。」



               『クラーケンまん』を渡す。






真 「なんだこれは・・・・・・。」

























                一口食べてみる。



真 「イカは・・・・・焼こうよ・・・・・。」








                続く。










































桜 「あれ?登場してすぐなんだけどいいのかしら?
     悪役っぽいですけど?

     って事で次回もあたしが頂くわ。

     次回CHANGE ∀ MIND 『奏で響き揮える』!!」











総 「桜君!!何処かね!!」












桜 「うわ・・・・・。あのホカホカしてそうな紙袋は・・・・・・ヤバイ。」

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