ST:64
「生きる魂」











               遠く薄れる記憶の片隅。






         「先生〜。ネメシス君が、鬼ごっこにヘイスト使うんだよ〜。><」
         「そうだよ、ずるいよ〜。」






         「ネメシス君、どうしてヘイストを使うの?ダメでしょ?」




               幼き記憶が語りかける。



ネメシス   「だって、これは僕のチカラで覚えたんだよ?」

先生     「魔法使ったらダメでしょ?」

ネメシス   「じゃあ、狼の人たちの力が強いのはいいの?」

先生     「それはスキルじゃないでしょ?」


ネメシス   「どうして?これは僕が覚えたものなのに。
           これは僕のチカラだよ!!」





               認められなかった力。















アヴァロ   「ネメシス様、大丈夫ですか?」

ネメシス   「ああ、眠ってしまっていたか・・・・・。」

アヴァロ   「相当CPも消費なされたようですね。」

ネメシス   「全てを凌駕する能力のためだ・・・・・。
          スキルマスター100(ハンドレッド)
アヴァロ   「そうですよ。愚かな者共に、圧倒的な力でねじ伏せてやるのさ。
          僕を馬鹿にしてきた連中も、皆。」

ネメシス   「ククククク・・・・・。それでいい、アヴァロ。
          素材集めは順調のようだな?」

アヴァロ   「ですが、バーキンが捕らえられてしまいました。
          頭は悪いですが、使えるヤツだったというのに。」
ネメシス   「あの程度、代わりはいくらでもいる。。。。。」











              鉱山町ハノブ
              ミスリル鉱山の発掘が進みつつある。
              ミスリル製の武具が出るもの遠くは無いか?






              プリッツ・シーマ・フレイオ・ルドルフは耳ウチの待ち合わせに来ていた。


              そう、アクァスである。

プリッツ   「♪ちゅ〜すればするほど〜好きにな〜るぅ〜♪」

ルドルフ   「な、、なんでご機嫌なんだ?」
シーマ    「大物なのか、紙一重なのか・・・・・。」

プリッツ   「カバン届けても羽入ってなかったし・・・・・。
         これで手に入るならいいじゃん♪」






アクァス   「キミがプリッツさんかい?」


              話しかけてきた男に振り向く。

プリッツ   「(`・ω・´)そうです!!」

アクァス   「いきなり呼び出して済まない。
          俺はアウグスタの国家レンジャーのアクァス。」

ルドルフ  「お。あの時の!!」(15・16話参照)

アクァス  「おお、ルドルフさん。
         まさか『ever snow』の一員だったのか・・・・・。」

プリッツ  「ルドルフ、知り合いなんだ?」
ルドルフ  「うむ。この御仁なら、ワシは信用できる。」


アクァス  「このフェニックスの羽を。」


              羽をプリッツに差し出す。


アクァス  「悪いとは思いつつ、そちらの情報を把握している。
         そして、これが必要だと言う事も。
         キミ達が赤き石の呪いに迫ってる事も。
         それを心置きなく進むには、大切な仲間を復活させたい。

         そうだろう?」
プリッツ  「うん。そうだけど、どうしてアナタまで?」

アクァス  「レンジャーだから世界を救うためとかキレイ事もなくはないが、
        俺自身も赤き石の呪いに苦しむ仲間を救うために謎を解明しなければならない。」

プリッツ  「(`・ω・´)正直だぁ。
         んじゃ、その羽、頂いてもよろしいです?」
アクァス  「そのたまに、こちらの彼らに手伝ってもらった。」


メロス   「俺はメロス、こっちは弟のウルフ、そしてアーチャーのフェニ。」
ウルフ   「よろしくな。」
フェニ   「よろしくです。」

フレイオ  「よろしく。」
シーマ   「魔具3兄弟ね。。。。。」


メロス   「知ってたたのか。」




ルドルフ  「よし、すぐにウォレンの所へ戻ろう。
          フェニックスの灰はあるな!?」
プリッツ  「もちろん!!」


ルドルフ  「アウグスタに飛ぶぞ!!」



              皆が療養してるアウグスタである。


              ウォレンも今はそこへ移されて居た。


              






ミネルバ  「全てそろったの?」


              迎えたミネルバが事態を把握した。


プリッツ  「うん。やっと!!」

カゲトラ  「おお、これでウォレン殿も復活でゴザるな。」


ルドルフ  「ジェイク、手伝ってくれ!!」
ジェイク  「( ̄- ̄ )y─~~もちろんだ。」





              蘇生復活と言えど肉体の細胞快復に、回復スキルが必要である。




ルドルフ  「悪いな、皆、下がっててくれ。」




              ルドルフ・ジェイクを残して皆は離れる。


プリッツ  「ルドルフ!!頼んだからね!!」










              1時間が過ぎた・・・・・。

















ミネルバ  「蘇生って、時間かかるものなのかしら・・・。」

ミスティ   「フルポもたくさん集めといたし大丈夫やで!!」

プリッツ   「よく解らないけど、なんだろ・・・・・この空気。」




ウルフ    「どうした?フェニ。」



              フェニがアウグウタに着いてから無言でいる。

フェニ    「解らない・・・・・・。なんだか記憶が・・・・・。」









ルドルフ   「ウォレン!!戻って来いよ!!」
ジェイク   「なぜだ・・・・・?生きようと言う魂が無いのか?」



プリッツ   「ば、、馬鹿な事言わないでよ!!
          私達には、まだまだやる事あるでしょ!?」



ジェイク   「おかしい、逆に心音が弱くなっていく・・・・・。」

アシャン   「ウォレン!!」
カゲトラ    「ウォレン殿!!」


プリッツ   「フルポでもなんでもかけてよ!!」
ミスティ   「プリッツ姉ちゃん、あかんてー!!」








フェニ    「失ったものは・・・・・・。戻らない・・・・・・。」



ウルフ   「え?」
メロス   「どうした?フェニ?」
















                ウォレンの運命は・・・・・?





                待て次回!!












































おまけ。


剣士   「あれ?居ない。。。。。」

ランサー 「ドコ行ったんだろ?」


戦士   「ああ、なんでも、街に飛ばして欲しいとか言うヤツを
        こっそりロマに飛ばすとか言って、叫んで飛び出して行ったよ。」


ランサー 「((((;゜Д゜))))!!ダメじゃん!!
剣士   「((((;゜Д゜))))!!」

戦士   「余りにも多かったんだろうな・・・・・。
        自分の足で歩かないヤツが・・・・・。」










































ランサー  「でも、街のテレポーターがそれしちゃダメじゃない?」
剣士    「((((;゜Д゜))))商売だしな。。。。。」

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