ST:44
「花を一輪我が胸に」












            ブリッジヘッド露店商試験。


            今日はシャイナの試験だった。



シャイナ   「えーっと。古都の商人の人数・・・・・。
         アウグスタにある商品は・・・・・ブツブツブツブツ。」






試験官    「第1問。消費税が10%にUPになったとき・・・・・・。」




























シャイナ   「 ゙;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ  なんだそれーーー!!












































            かろうじて、合格。


シャイナ   「ふー。。。。。なんだよ全く、試験問題集に無い問題出しやがって・・・・。
          まぁ、これで私もはれて、『取引人LV1』だっ!!
          運テイマの力で稼ぎまくってやる!!
          って、シャルん所行かなきゃ。。。。。」


            宿に戻ってみた。


シャイナ   「あれ?居ない。。。。。」


            と、宿の店員が言うには朝、つまりシャイナが試験に行ってすぐ
            チェックアウトしたと言う。


シャイナ   「ああ、ギヴァンが早く来たのかな?
          んじゃ、邪魔しちゃ悪いかな?な〜〜〜んて♪









            と、ギヴァンが目の前に歩いている。

            メトゥたちと一緒である。

シャイナ  「あれ?ギヴァン!?アンタ、シャル手伝ったんじゃないの!?」
ギヴァン  「え?いや、一人で行くって言ったし、俺が居ても削りもできないから、
        アイテム狩りでも行こうかと。」


シャイナ  「ギヴァン、、、、アンタ見損なったよ。
        削りができないとか、なんなの?
        昨日の、シャルのあのお礼の意味、解ってないよね?
        役に立つとか立たないとかそんなんじゃないでしょ?


            シャイナは絨毯を取り出す。

シャイナ  「急がなきゃ!!」

ギヴァン  「そんなに苦戦するわけでもないだろ?」

シャイナ  「アンタ、本当に『相手を見てない』のね。
         昨日のあの顔色、、、、、スパイダーの毒にやられてるかもしれないのよ!!」
ギヴァン  「な、、なんだって!?」


            ギヴァンはギルメンに告げ、絨毯でシャイナを追った。



            2人は必死にシャルを探す。


            そう、シャイナの耳打ちの返事が無いのである。。。。。






            そして、木の影に倒れてるシャルを見つけた。


シャイナ   「シャル!!」


            横に居たのはパーソンだった。

パーソン   「大丈夫ですよ。ここのスパイダーやワーム用の解毒剤は、
          昨日作ってもらいに行きました。それに傷はアースヒールを習得したので。」


            シャルはまだ気を失っていた。

ギヴァン   「シャル・・・・・。」


パーソン   「ギヴァンさん、あなたとシャルさんの関係などは知っています。。。。。
         でも、僕だったら恋人を泣かせるような事はしないです。
         シャルさんは、僕が守ります。」
ギヴァン   「!!」


シャイナ   「((((;゜Д゜))))・・・・・。パーソン。。。。。」



























パーソン   「と、言いたい所ですが。冗談です。。。。。
          解毒も終わりましたので、すぐ絨毯で連れていってあげてくださいね。」
ギヴァン   「あ、、ああ。ありがとう。。。。。」


パーソン   「シャイナさん。僕のクエスト手伝っていただけますか?」
シャイナ   「う、、うん。いいよ。」



           そしてギヴァンはシャルを絨毯に乗せ、ブリッジヘッドへと帰還した。



















シャイナ   「パーソン。さっきのは本心か?」
パーソン   「( ´∀`)どうでしょう?(笑)」
シャイナ   「 ゙;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ 」

パーソン   「でも、話を聞く限りでは、シャルさんにあんな気持ちを味合わせるのは
          あまり感心できませんけどね。」
シャイナ   「あの男、不器用というか、空気読めないというか・・・・・。(笑)
         シャルが悲しい気持ちになってるときは、ブン殴りたくなるよ。」


パーソン   「僕ではダメでしょうか・・・・・。」

シャイナ   「うーーん。私はシャルがギヴァンを想ってるのを知ってるから、
         そういう意味では応援できないけど、それはそれでアリだと思うよ。
         想う事は自由だし。」







            そして次の日の事である。











シャル    「(´・ω・`)ふー。散々だったわ。。。。。」
シャイナ   「シャル、もう動いて大丈夫なの?」


シャル    「OKOK〜♪ さーって。またクエ行くぞー!!
         今日はシャイナもパーソンも居るから大丈夫ね♪」

ギヴァン   「俺は・・・・?」

シャル    「ギヴァン、昨日送ってくれてありがとね。
         もう大丈夫だから、自分のギルドのとこ行かないと。
         昨日抜け出したんでしょ?」
ギヴァン   「あ、、ああ。。。。。」

シャル    「私ら、LV低いから上げないとね〜♪」
パーソン   「ですね。」


           そしてギヴァンはその場を後にした。


           すぐにシャイナが追いかけ、話かけた。








シャイナ   「ギヴァン。アンタが悪いとまでは言わないけど、
         失ってからじゃ遅いからね・・・・・。」
ギヴァン   「え・・・・・?」

シャイナ   「信頼してるのか、安心してるだけなのか知らないけどね・・・。」

ギヴァン   「シャイナ・・・・・。」



          シャイナはシャルの方へ走った。



シャイナ    「さーって。今日はどんなロマン?」
シャル     「ナニよソレ。私のクエやるって言ってるじゃん!!」
パーソン    「解毒薬、たくさんあった方がいいですかね?(笑)」

シャル     「((((;゜Д゜)))) それは私のドロップの悪さを言ってるの!?」






          楽しそうに話しながら、歩き行く3人をただみつめるだけのギヴァンだった。














シャル     「OK〜〜〜〜〜〜♪」


           どうやら、やっとクリアできたようである。
           すでに日も暮れていた。

シャイナ    「おめでと〜。やっとか!!(笑)」
パーソン    「おめでとうです。」


シャル     「2人共ありがとね♪」
シャイナ    「いや、私はこの蜘蛛とかの戦闘経験値がウマいからね。」
パーソン    「僕も支援や回復の仕方が勉強になりますから。」

シャル     「パーソンも頼もしい限りだわ♪」

パーソン    「全力でサポートさせていただきます。」





          その後も3人で行動する事が多くなった。。。。。


          だが、シャイナはその時、
          あまりにもまっすぐなパーソンの存在が気になりだしている事に気づいてしまった。。。。。





          今後、この4人はどうなるのだろう・・・・・。





          この四角関係はまたいつか・・・・・。




          続く。 

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