ST:43
「ハートのストレンジャー」












            1人のランサーが居た。

            彼女の名前は『シャル』 ギルド『ブルーダブルソード』に所属。
            彼女の恋人『ギヴァン』 ギルド『レッドヘラクレス』の剣士だ。

            このギルドはギル戦で知り合っていらい、実力も似てるということで
            ギル戦をしたり、ギルハンをしたりもたまにしてるギルドであった。



            港町ブリッジヘッド
            WFC=ワシオーフライドチキンの本店があるが、
            結構もう忘れ去られたのではないだろうか?
            港の方に行くと、無理矢理木材を運ぶバイトをさせられるので気をつけた方がいい。
            ただ木材を大量に運ぶゆえに、カバンの中のうまい使い方を閃くらしい。


シャル   「遅いなぁ。。。。。」

            シャルは待ち合わせの1時間前に来ている。
            すでに待ち合わせ時間を30分も過ぎていた。



ギヴァン  「到着。」

            と、目の前に、ギヴァンとランサーが現れた。
ギヴァン  「メトゥ、じゃまたな。」
メトゥ    「はぁ〜い♪ ギヴァンさんありがと〜〜♪」



            メトゥ:彼女はギヴァンと同じギルドの新人ランサーであった。


シャル   「ほー。時間に遅れておいて、女連れですか。。。。。」
ギヴァン  「バカ、彼女はギルドの新人の子だよ。
         皆でギルハンしてたけど、皆街に帰ったんだよ。」

シャル   「はー。で、2人っきりで狩ってたって事ね?」
ギヴァン  「おいおい、ただのギルメンじゃねぇかよ。」

シャル   「ふーーーん。」


            この日のシャルは機嫌が悪かったのは言うまでもない。





            ある日。

            お互いのギル戦の終了時間が一緒だった。

            古都のギル戦事務所を出たとこで、お互いのギルドが一緒になった。

            レッドヘラクレスGM:剣士のジーバン。
               ギヴァンが目標としてる歴戦の剣士。

            ブルーダブルソードのGM:シーフのジライヤ。
               不思議な異国の技を使う謎の忍者。
               シーフとは少し違うようだ。

ジライヤ  「おお、ジーバン殿。久しぶりでゴザるな。」
ジーバン  「ジライヤ!!おまえらもギル戦だったのか。」

ジライヤ  「そうでゴザる。今日の相手は中々だったでゴザる。
         明日の相手も手ごわい相手でゴザるよ。」
ジーバン  「お?あおのギルドか、、、、よし!飯でも行こうぜ。
         そこのギルドの弱点、教えてやるぜ。(笑)」
ジライヤ  「よいでゴザるよ。何事も情報が必要でゴザるからな。」
ジーバン  「よーーし皆、今日はココで解散だ!!


            反省会もそこそこに解散。

            シャルもギヴァンを探した。

シャル    「ギヴァン!お疲れ・・・・さ・・・・・ま!?」



            またあのメトゥと言うランサーと一緒である。
            今日のギル戦の内容での話しであろう。


メトゥ    「んじゃ、ギヴァンさん一緒にゴハンでも食べながら教えてください〜〜♪」
ギヴァン  「ああ、いいよ。」














シャル   「((((;゜Д゜))))なんですと!!





             と、シャルと目が合ったギヴァン。

ギヴァン  「おお、シャル。お疲れさん。どうだ?オマエも一緒に飯・・・・・・・。」
シャル   「行きません!!


             激怒。


シャル   「シャイナ、ゴハン行こう!!」

             と、同じギルドのテイマー「シャイナ」を誘う。

シャイナ  「あ、、ああ、いいけど・・・・。いいの?」
シャル   「知らないわよ。あんなヤツ!!」


             シャルは先に行ってしまった。

ギヴァン  「シャイナ・・・・・。俺なんかした?」
シャイナ  「・・・・・。うーーん。。。。。もう少し考えた方がいいよ。。。。。」
ギヴァン  「((((;゜Д゜))))ぇ?????



             そして2人はシュトラセラトのブルースビストロまで来た。






シャル   「(`д´)もーーーーーーーーーっ!!
    あったま来た!!あったま来た!!
    めっちゃ食べてやる!!

シャイナ  「まぁ、気持ちは解るけど、控えめにな。」


             と、オススメのメニューにシーフードランチが見えた。
             さすがは港町。


シャル   「えーーっと。このシーフードランチください!!」

店員    「次の中から3種類のシーフードを選んでください。
         エビ・キングクラブ・タコ・イカ・フナムシ・貝・魚。」





シャル   「追加料金でいいので、全部盛ってください♪





シャイナ  「あ、私も同じで全部盛り・・・・・。
         って、1つシーフードじゃないでしょ!!


              シャルも怒りがおさまらない様子。


シャル   「(´;ω;`)あんちくしょーめ!!あんちくしょーめ!!」
シャイナ  「うーん。まぁ、悪気があるわけじゃないけど、ニブいね。。。。。」
シャル   「(´;ω;`)でっしょ?ニブチン(ぇ?)だよ。」
シャイナ  「毎回ああなの?」
シャル   「あのメトゥとかいう小娘のせぃよ!!
         何かあったら、ギルハンだからギルハンだから。
         そんなにギルハン好きなら、ゴハンにかけて食べなさいよ!!
シャイナ  「( ´_ゝ`)その意味は解んないけど。」


              いつもシャイナはそんなシャルの話を聞いていた。







              次の日。


ジライヤ  「皆、集まるでゴザる。今日から我がギルドに入ったパーソン殿でゴザる。
         仲良くしてやってくれでゴザるよ。」
パーソン  「皆さん、よろしく御願いします!!
         まだ拙いですが、支援WIZ目指してるので、よろしくお願いします!!」

シャイナ  「( ´_ゝ`)これまた、フレッシュなボーイが来たねぇ。」
シャル   「支援しそうな顔だもんね。」

シャイナ  「( ´_ゝ`)どんなのよ・・・・・。」



ジライヤ  「さて、ところで今日は拙者はスバインビーチのクエを手伝いに行かねばならぬ。
         シャル殿と、シャイナ殿はちと危険なので、パーソン殿を頼むでゴザるよ。」
シャイナ  「了解でー。」
シャル   「はい〜〜。」



              シャルとシャイナは皆に比べてLVが低めなので、
              別行動が時々あったりするのである。


シャイナ  「パーソン、完全支援なの?」


              何気にブリッジヘッド東の川沿いを歩いてる3人。

パーソン  「そうです。色々勉強しまして、皆さんの役に立てたらと、
         ファイヤーエンチャントを上げてます。」
シャル   「エンチャいいよねぇ。私たち攻撃職はとくに助かる。」

パーソン  「でも、僕は戦いでは役にたちませんよ。。。。。」
シャイナ  「何いってんの。エンチャのおかげで、アンタの分以上こっちが動けるからいいのよ。」
パーソン  「そう言ってもらえると、嬉しいです。」


              と、ついでに油虫クエのため、
              スパイダーと、ワームの粘液を集めようという事に。


シャル   「ほら、パーソン君のおかげで、早く倒せるよ〜。」
シャイナ  「受けるダメージも減るから助かるよ。」

パーソン  「なるほど。。。。。」


              色々皆の意見をメモるパーソン。
              今までは実戦がなかったので全てが経験となる。



              結局その日は、シャイナしかクエアイテムを入手できなかった。



シャイナ  「(-´∀`-)よっし。任務完了〜っと。」
パーソン  「おめでとうございます。」

シャル   「( ´_ゝ`)私は何も出なかったねぇ。」
シャイナ  「ま、明日も手伝ってあげるから。」
パーソン  「すみません、明日は僕はお手伝いできません。。。。。」

シャル   「大丈夫よ。」




              次の日にブリッジに居たら、偶然にもギヴァンが居た。

シャイナ  「あれ?ギヴァン。何してんの?」
ギヴァン  「ああ、今日はギル戦もないから、露店見てた。」
シャル   「今日はランサーと一緒じゃないのね。」

ギヴァン  「ああ、今日はハノブでゆっくりするらしいぞ。」
シャル   「よくご存知で。」


シャイナ  「あ、そうだ。ギヴァン、シャルが油虫クエの粘液集めてるから
         アンタ削りやってあげなよ。」
ギヴァン  「ああいいぜ。任せてくれ!!」



              と、すぐにクエストに出かけたのだが、
              ギヴァンのLVが高く、モンスターがすぐに死んでしまう。

ギヴァン  「悪ぃ。削り苦手だ・・・・・。次こそは!!」
シャイナ  「そんなギリギリじゃなくたっていいと思うけど。」

シャル   「うーん。。。。。なんで粘液でないかなぁ。。。。。」





              それでもなんとか、スパイダーを何匹も倒していった。





シャル   「やったーーー!!スパイダーの粘液あった!!
シャイナ  「おめでと!!」
ギヴァン  「おお!!おめでと!!」


シャル   「ギヴァン。ありがとね^^」
ギヴァン  「あんまなんもできんかったけどな。」



              街に戻って来た。

シャル   「明日はワームかぁ。」
シャイナ  「ワームは結構沸くから、すぐだよ。」

ギヴァン  「飯でも行くか?」

シャル   「あ、、、私、ちょっとなんか疲れたから、今日は宿に行く。」
ギヴァン  「そうか。」




シャイナ  「あ、でも明日私露店商の試験があるから、少し遅れるよ。シャル。」
シャル   「大丈夫だよ。うかるといいね。」

シャイナ  「大もうけする第一歩だしね。
         なんか、顔色悪いけど、大丈夫?」

シャル   「(`・ω・´)b」






               そして、その日も更けていったのである。。。。。。












               日の出を待ち、次回へ。

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