ST:37
「雨のあがる闘場」













            ハインツへと飛びかかるプリッツ!!

            魔法詠唱の硬直の瞬間を狙われたハインツ。









































ハインツ   「惜しかったな・・・・・。」

プリッツ   「ぇ━━(*´・д・)━━!!!」

          なんと、槍を掴んで止めた。

ハインツ   「これ位の力が無いと、フルプレートは着れないのでな。」


          プリッツが力を入れてもどうにもならない。


          槍を携える職でありながら、魔法職に力で負けるこの屈辱。


ハインツ   「終わりだ・・・・・。」






          と、その時。


          ハインツの腕を貫く槍があった!!


ハインツ   「お、、、おまえ!!」

ミネルバ   「油断しましたわね・・・・・。」



プリッツ    「((((;゜Д゜))))なんでーーー!?」


ミネルバ   「この雨の中、わたくしとダミーの区別が付かなかったようですわね。」


          ミネルバの槍も掴むハインツ。


プリッツ   「うううううう。」

ハインツ   「ここからどうするつもりだ?おまえらも動けんだろう・・・・。」
ミネルバ   「間合いを離したら終わりなのはわかってるわ・・・・・。」



          互いに動けない状態。。。。。

          振り続ける雨が3人の体力を奪う。。。。。



          轟く雷鳴と共にプリッツが叫んだ!!







































プリッツ   「ガーディアンポストぉぉぉぉ!!


         その声で気づいたミネルバと共にそのまま槍に電撃を発生させる。


ハインツ   「自分もろとも!?」



         3人全員がGPの電撃を浴びる。

         ハインツの手の力が抜けてくる。。。。。

ハインツ   「グッ・・・・・・。」




         その一瞬の隙をつきミネルバが槍を振りかざし、石突で一撃を決める!!


         続いてプリッツが槍を構える。

         そして槍にGPを帯びさせながら回転させて突いた!!




















プリッツ    「超〜〜〜電磁スピン!!


         フッ飛ばされるハインツ。



プリッツ    「勝った!?」

ミネルバ   「まだのようね・・・・。」




         立ち上がるハインツ、自分の腕を石化し守備力を一時的に上昇させたようだ。





プリッツ    「まだ、あんなことできるのかぁ!!」

ミネルバ   「プリッツ!!行きますわよっ!!」


         2人のワーリングアサルトがハインツを捕らえる!!


ハインツ    「ライトニング!!


         轟く雷撃が2人を包む!!

ミネルバ   「もう雷は慣れましたわっ!!」
プリッツ    「そういう問題でもないようなっ!!」



         攻撃に移ろうとするが、雷撃により身体が麻痺状態である。。。。。






















ハインツ    「メテオーーーーーッ!!

         なんと、最後でメテオシャワー。


         闘場の半分をブチ抜く威力!!









         




         雨が上がっていった・・・・・。ただの夕立だったのであろうか?

         客はそれでもこの試合の動向が気になりそのまま居た。。。。。


女性      「いいわ・・・・・。あの2人・・・・・。」

狼       「@@; だ、だから怖いって。」






         闘場には倒れているプリッツとミネルバが居た。



プリッツ    「ちっくしょー。負けないぞー!!」
ミネルバ   「まだまだ、やれますわよ・・・・・。」



         だが、立てない。


ハインツ    「コイツら・・・・・。」



         そして、プリッツが崩れ落ちる。。。。。

プリッツ    「(´;ω;`)負け・・・・・ない・・・・・。」


         審判が2人の戦闘不能を確認する。

















審判     「ever snow戦闘不・・・・・・・。」

ハインツ    「・・・・・・・・・だ。」









         試合終了の宣告を打ち消すかのようなハインツ。


















ハインツ   「降参だ。」



ミネルバ   「な、、なんですって!?」
プリッツ    「((((;゜Д゜))))!!」


ハインツ   「審判!!降参だ。我がseven seeは降参する。」

ガラハド   「ガッハッハッハッハッハッハ!!おまえらしいなハインツ。」


ミネルバ   「逃げるつもりですの!?」




ハインツ   「こんな状態で延長戦で勝っても勝ったとは言えぬ。」

ガラハド   「LV差を考えりゃ当然か・・・・・。
         誇れever snow!!おまえ等の勝ちだ!!」



プリッツ   「(´・ω・`)わけわかんなぃ。」

ミネルバ   「なるほど、連勝にこだわってるわけじゃなくて、
         しっかり内容を見てるということね。。。。。」


ガラハド   「フォルドがバツつけやがったからな、アイツも修行し直しだな。」

ハインツ   「まさか、私がここまでやられるとはな・・・・・。」





          そして、プリッツはそこで気絶した・・・・・。









          次に目を覚ました時は、裏の医務室であった。


          ミネルバ・アシャンが居た。

アシャン   「表彰式終わったぞ・・・・・。」

プリッツ   「ぇ━━(*´・д・)━━!!!
         私の晴れ舞台は!?」

アシャン   「仕方ないから、ミネルバにやってもらったよ。」
ミネルバ   「ホントに頼りないギルドマスターだわ。。。。。」



プリッツ    「ぅぉ!!ever snowは?」

アシャン    「正式に古都のギルドとして登録されたぜ。」
プリッツ    「(-´∀`-)/゛おおおおおおおおお!!

アシャン    「これからはもっと強いとこ見せてくれよ?ギルドマスター。」

プリッツ    「(´・ω・`)あ!!ウォレンたちは!?」






           と、ウォレンたちの居る場所に行く。

プリッツ    「ウォレン!!」


ルドルフ    「プリッツ・・・・。」
フレイオ    「ウォレンの意識が戻らない。。。。。」
イェロン     「リザレクションも効果が無いんじゃ。。。。。」

プリッツ    「何してんのよ、このヘボ医者!!」

ミネルバ   「この生命力の低下が激しいのはよくないと思いますわ。
         この状態で肉体にかかる負荷(デスペナルティ)を軽減しないと・・・・・。」
プリッツ    「(´;ω;`)世界樹の葉でもいるのかな。。。。。」





女性     「そういえばどんな状態からでも、たとえ死者でも蘇らせる高僧が
         居たような気がするけど?」








プリッツ    「(´・ω・`)あなた誰?」





女性     「私の名は、シーマ。
         ちょっと、アンタたちに興味が沸いて、ぜひ私もギルドに
         挿・れ・て欲しいな♪ と思ってね。」
プリッツ   「(´・ω・`)ドコの誰だか解らないのに・・・・・。」


ルドルフ   「とりあえず、その高僧ってのはドコにいるんだ?」
シーマ    「さぁねぇ、私とは敵対する種族だからね。」


イェロン   「お主、、、天使を追放させたあの悪魔の一族か!?」

シーマ    「ま、私は悪魔と人間のハーフだけどね。
         混ざり合う血から産まれたのさ・・・・・。
         職業は一応ネクロマンサーだけど、
         血の通わない死人より、力みなぎる男をはべらせた方がいいわ。」

プリッツ   「(´・ω・`)うーーん。」


ミネルバ   「プリッツ。
        わたくしとカゲトラ・ジェイク・ミスティをギルドに入れてくれるのはありがたいわ。
        けど、わたくし達には追わなきゃならない者がありますの。。。。。」

プリッツ   「(-´∀`-)ん?いいんじゃない?
        別に24時間全員で同じ所は行けないでしょ?
        でも、メンバーは変えたりするからね。」

ミネルバ   「あら、意外に話が解るのね・・・・・。」

プリッツ   「とりあえず、そっちの爆乳お姉さんもどーしよーかな。」


シーマ    「入れてくれるまで、離さないわよ♪」

フレイオ   「まぁ、いいんじゃあないかな・・・・・。
         悪い人なら情報とかも話してくれないだろうし。」

シーマ    「あら、お兄さん話解るね♪ 相手してあげようかな・・・・・なんて♪」



プリッツ   「(´・ω・`;)とりあえず、正式に最初のメンバー登録しにいこ。」

ミネルバ   「わたくしはミスティの所へ行ってきますわ。」

ルドルフ   「おちついたら、今後の予定を決めるぞ。」






        ギルド名:『ever snow』
      ギルドマスター:プリッツ
      副ギルドマスター:アシャンティ
      ギルドメンバー:ルドルフ・ウォレン・イェロン・フレイオ・シーマ
               ミネルバ・カゲトラ・ジェイク・ミスティ





         こうして、正式にギルドとして認められたのであった。






         次回へ。

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