ST:34
「窮鼠猫を噛む?」













            闘場に降り立つルドルフ。
            相手は手負いといえど、歴戦の戦士ガラハド。


            観客もその行方を見守る。
            この試合にseven seeが勝てば99連勝目なのである。

            過去の『龍の髭』に次ぐ記録である。

            それを無名の姉ちゃん率いるギルドが接戦してるのである。



女性    「さーて、あのBISさん、どう戦うのかしら。
        もうちょっとクールだったら手伝ってあげてもよかったのに・・・。フフフ。」

            妖艶な装備の女性である、腰には鞭がぶら下がっている。




ルドルフ  「みせてやろう、神の鉄槌を!!」


            武器をウォーハンマーに変えるルドルフ。

ガラハド  「ほぉ・・・。なかなかの力してんじゃねぇか!!」


            MBを放ち、CPがマイナス状態のガラハド。
            だがそれでも攻撃力でBISに負ける事はない。


            剣と槌をかブツかりあう。

            ガラハドの剛剣を槌で受け止める。

ガラハド  「疲れてるとは言え俺様の剣を止めたか。」

ルドルフ  「フルヒール!!


            なんと、フルヒールをガラハドにかけた。


ガラハド  「ん?なんだ、手負いじゃ勝っても意味がないとでも言うのか?
        そして体力のある俺様に勝てると言う自信か!?
        ずいぶんナメられたものだな・・・・・。」

ルドルフ  「フルヒール!!



            その後も、ガラハドの射程に入るたびに、フルヒールを唱えるルドルフ。


ガラハド  「!?オマエは何がしたいんだ・・・・・?」


            それでもフルヒールを唱えるルドルフ。




            後ろで見ていたハインツは気づいたようだ。



ハインツ  「なるほど、、、、そういう事か。」




            だが、すでに遅かった。

            ガラハドがヒザをついた。。。


ガラハド  「どういう事だ・・・・・。」

ルドルフ  「フルヒールは細胞を活性化させ、回復をするもの、
        オマエの細胞をおもいきり活性化させただけだ、過剰回復ってやつだ。」

ガラハド  「なるほど、、、、それでこの疲労か・・・・・。」


ルドルフ  「悪いな、勝負アリだ!!」



            ルドルフはウォーハンマーを振りかざしガラハドに向かった。


            ガラハドは体勢を整えられない。


ルドルフ  「喰らえ!!」










































            ガラハドは左腕を犠牲にし槌を受け止めた!!

ルドルフ   「な、、、なんじゃと、、まだそんな体力が・・・・・。」

            渾身の力を振り絞り、鉄拳をルドルフに叩き込む。

ルドルフ   「グッ!!」


            そのまま、ルドルフを締め上げる。


ガラハド   「俺様にも敗北は無いという意地があるんでな・・・・・。」












            ルドルフがオチた。


ガラハド   「よし、、、、俺様の勝ちだ!!」

            勝ち名乗りをあげるガラハド。


            なんと、seven seeが1勝である。
            イェロン・フレイオ・ルドルフの3人でも勝てなかったのである。



ガラハド   「おい、ハインツ、オマエが負けても俺が延長戦出るからよ。」

ハインツ   「何をバカな・・・・・。」






            これで引き分けと負けが1。
            もし次で1勝してもイーブンであり、延長戦が残っている。


            この試合に限りGMの戦闘不能は関係ないが、
            プリッツ1人で戦う事になる。



ハインツ   「さて、、、、。小娘、オマエ1人でいいのか?」
プリッツ   「(`・ω・´)むー。1人でもやるしかない!!」


ハインツ   「なんだか弱いものいじめをしているようだ・・・・・。」





             と、闘場の傍に1人現れた。







プリッツ    「アシャン姉!!ダメだって、出てきちゃ!!」
アシャン    「アタシでも役に立つ事はあるのよ・・・・・。」


             ベルセルクのよる体力の減少と、左腕がほとんど機能していない。

             とてもじゃないが、戦える状態ではない。


アシャン   「アタシの助っ人が要らないっていうなら、頑張りな。
          どうしてもヤバイ時は、助っ人参上だからね。」
プリッツ   「((((;゜Д゜))))!!はい!!」








            ハインツに続き、プリッツが闘場に立った。


ハインツ   「3対1くらいでないと、つまらん戦いなんだがな・・・・・。」

プリッツ   「(`・ω・´)一度その鼻へしおってやるかんねー!!」


            プリッツが槍を数本取り出した。


プリッツ   「(`・ω・´)プリッツランサーモード!!」

ハインツ   「何がしたいんだ?」

プリッツ   「槍がなくっちゃランサーじゃないのよっ。
         どうせ、電撃とかで武器落としちゃうかもしれないからね。」


             闘場のそこらじゅうに槍を刺す。


ハインツ  「何か別の企み・・・・・。まさかな・・・・・。」




             ハインツは自分にヘイストをエンチャをかけた。


ハインツ  「私ほどのLVならオマエ程度の前衛なら充分に相手できる。」


             杖を持ちプリッツに走る!!

             振る杖から冷気がこぼれる!!


プリッツ  「チリングタッチかぁ・・・・・。」


             プリッツが押され気味だが、少しづつ闘場の真ん中へと移動する。




プリッツ  「(`・ω・´)b いっきにキメキメ!!

ハインツ  「・・・・・?」








































プリッツ  「(`・口・´)ガーディアンポスト!!



          なんと、さっき突き立てた3本の槍を全てガーディアンポスト(GP)にしたのである。


プリッツ  「(`・ω・´)ふー。3本はきっついねぇ。」

ハインツ  「ま、想像の範囲内だ・・・・・。まさか3本同時とは思わなかったがな。」



プリッツ  「(`・ω・´)いっけえええええええええええええええ!!」





         3本の電撃がハインツを3方向から襲う!!










         電撃の咆哮が鳴り止んだが、ハインツは普通に立っていた。

         自分の廻りをファウンティンスバリアで守っていた。

プリッツ  「((((;゜Д゜))))なんでっ!?」

ハインツ  「我が魔法力で作られた『純粋な水』は電気など通さぬ。。。。。
         オマエの浅はかな戦法など、所詮この程度。」

プリッツ  「((((;゜Д゜))))!!(CPあんまり無いんだけど・・・・・。)」



ハインツ  「切り札は終わったか?」




         ハインツが近づく。


         手に持った槍でなんとか牽制もするが、実際「打つ手無し」

         そんな状態でプリッツも混乱し始める。

プリッツ  「(`・ω・´;)ダメダメ、おちつくんだー。」

アシャン  「プリッツ!!普段通りにいくんだよ!!」




         こうなれば普段のランサーとしての戦いをするしかないのである。









































プリッツ   「(´・ω・`;)しまった。いつもは弓矢だった・・・・・。



            置いてきた事に気づくプリッツ。


            どうなる次回。

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