ST:29
「闘技場の花」













            ビーストベルセルクに賭けたアシャン。


ウォレン   「おいおい、いいのか。あの技・・・・・。」
プリッツ   「ん?やばいの?」
ウォレン   「自分の意識すら本能に支配されるからな。。。。。
         まぁ、解りやすく言えば「闇のアシャンティ」ってとこか。
         あれも、赤き石の呪いか・・・・・。」
プリッツ   「(´・ω・`)よく解んないや・・・・・。」



            ギリギリとは言え、チェーンを交わすキャビン。
            プレートとはいえ、この攻撃力ではダメージは避けられないであろう。



キャビン   「フッ、、、ベルセルクが切れた時が、オマエの最後だ・・・・・・。
         !! し、、、しまった!!」



            キャビンが何かに気づいた時、アシャンのクローが全撃炸裂する!!



ウォレン   「こんな初歩的ミスをするとはな、ウィザードとしては失格か。。。。。」







            ヘイストが切れて、攻撃がかわせなくなったのである。。。

            キャビンがその場に崩れ落ちる。

            だが、ベルセルクの切れたアシャンもその場に崩れ落ちた。。。


プリッツ   「アシャン姉〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」


            審判が『両者戦闘不能』を告げた。

            なかなかの盛り上がりに、観客も沸く。


ルドルフ   「アシャンをこっちへ!!」

            ルドルフが回復魔法をかける。

ルドルフ   「体力もだが、この左腕の怪我がヤバイな・・・・・。」
ウォレン   「これは、、マズイな。まだ初戦だというのに。。。。。」

フレイオ   「というか、プリッツ。この試合、キミにかかってるわけだね。」


プリッツ   「(-´∀`-)ん?」



            そうである。残されたのはお互いの仮GM同士。
            プリッツvsマイセンである。


プリッツ   「ふっふっふっふ。秘策があるのですよ。」
イェロン   「なにやら心配な空気じゃが、心してかかれ。
         ヤツも相当自信を持ってる以上、それなりの実力は持っておる。」

プリッツ   「まっかせてよ〜☆」




            審判が両選手を紹介、観客がまた一段と沸く。

            どうやら、影で「賭け」が行われてるらしい。

            歴戦の戦士マイセンと、新人の若い娘プリッツ。

            やはり、賭けはほぼマイセンである。
            だがどこにも大穴に賭ける者もやはりいるのである。


観客    「姉ちゃん!!頑張れよ!!」

プリッツ  「(-´∀`-)/゛ はいはい〜☆ どもです〜☆」

            緊張感もなく観客に対応している。


観客    「姉ちゃん!!俺が代わってやろうか?ギャハハハハ。」

プリッツ  「(-´∀`-)/゛ 見てるだけの腰抜けに用は無いですよ〜☆」


            意外にスゴイ事言ってます。この子。




            そして、試合開始である。


マイセン  「小娘、実力の違い。見せてやろう。」
プリッツ  「そういう、ありきたりなセリフ。いかにもやられ役って感じだよ☆ おじさん。」


            このプリッツの落ち着きはなんであろう?
            よほどの秘策なのであろうか。。。。。




            試合開始である。

            背中に剣をさしつつ、戦斧を持っている。
            攻撃速度よりも、破壊力を優先したようだ。



マイセン   「勝負は一瞬だ!!ドラゴンツイスター!!

            蒼い龍が召喚された!!
            その氷の龍が、プリッツを包む!!


プリッツ    「うわっ!!いきなりなんかスゴイの出た!!って言ってる場合じゃないよね。」


            プリッツがなんかの宝石を叩き割った。

プリッツ    「(-´∀`-)水抵抗っ!!」



            と、龍の影のなかに何か動いた!!


プリッツ    「しまった!!」





            高速で駆けるマイセンであった。

            戦斧の一撃がプリッツを掠る!!

            高い敏捷と、サイドステップがあればそうそう斧を喰らう事はないだろう。
            というのもプリッツの甘い計算だったのだが。。。


プリッツ    「(´・ω・`;)まさか、ドラツイとは。
          こっちもはやいとこ、キメちゃわないと。」



             色々な効果の宝石を併用する。
               *ゲーム内では不可能です。

            まっすぐに、マイセンの方へ走っていく!!


マイセン    「宝石を使っての小細工か・・・・・。」

プリッツ    「(-´∀`-)/゛1分間だけ透明人間!!






















ウォレン    「なぁ、、叫んでいいのか・・・・。」
イェロン    「う、、、うーむ。」















              プリッツの姿が消えた。
              「ブラー」の効果を持つ宝石なのだろうか。


マイセン    「消えた所で我が射程内に入れば、斬り刻むぞ!!」



プリッツ     「ところがどっこい!!実は後ろに居たり。」



              ブラーの効果ではなく、ただ素早く回り込んだだけだった!!


プリッツ     「なんか、お金のかかる戦闘だなぁ。。。。。エイ!!」






              マイセンの背中に何かを貼った。


プリッツ     「エンチャント文書!!」


マイセン     「な、、なんだと!!」


プリッツ     「(-´∀`-)ふふふふふ。覚悟しなさいよ〜☆」






ウォレン     「アレが、アシャンの言ってた刑事の特技か・・・・。」
イェロン     「の、ようじゃのぅ。。。。。運はあるのか・・・・。」




マイセン     「フン、スマグの刑事みたいな事を・・・・・。」








プリッツ     「((((;゜Д゜))))バレちゃってるー。
   てかザヴローさん有名なのねー。





ウォレン     「あいつの秘策は、このパクり技か。。。。。」









マイセン     「面白い、なんの付加をつけてくれるんだ?」

プリッツ      「ついてからのお楽しみっ!! 発動!!エンチャント文書!!」





           そして、宝石を取り出した。



プリッツ     「ふふふふふふ。この効果を・・・・・。」




           プリッツの槍が赤く輝く。。。。。



マイセン     「フン、、火属性か・・・・・。」

プリッツ     「((((;゜Д゜))))!!バレバレー!?






ウォレン     「おいおい・・・・・。」
イェロン     「もう、、終わりじゃな。。。。。」










           直後、火の属性である槍がドラゴンツイスターの氷によって砕かれた。。。。。




プリッツ     「あ・・・・・。」



           プリッツの動きが止まる。



マイセン    「残念だったな。ここまでだ!!」



           咄嗟に弓矢を取り、マシンアローを撃つプリッツ。



プリッツ    「わあああああああああああああああ!!」









マイセン    「哀れな・・・・・。そんなもの効くわけがなかろう。。。。。」


           マシンアローを避けもせず、正面から向かってくるマイセン。



           戦斧の一撃が振り下ろされ、プリッツの弓を撃つ手が止まった・・・・・。












ウォレン    「プ、、、、プリッツ!!」
















            次回へー。

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