ST:20
「付加効果」













         アシャンはアルフドに一身に飛び掛った。


         が、鎧だけでなく、身体全ての防御能力がすごい。。。。。
         爪はまったく効果がなかったのである。


アシャン   「フン、、、、言うだけの事はあるね。」

アルフド   「防御力+30 防御効率220%。オマエらではカスリ傷ひとつ負わせられん!!」


         剣を振りかざしてくるが、よけるアシャン。
アシャン   「そんな大振りで当たるの思うのかぃ?
         防御強くても、意味ないね。くだらない進化だこと。。。。。」

















プリッツ   「(`・ω・´)剣の腕前をもらったほうが
    よかったんじゃないの?

ザイン    「ハッハッハッハ。」



アルフド   「この、女、、、、オマエから、殺す!!」

プリッツ   「よーし。私も避けまくっちゃうゾ!!
         (´・ω・`)でも、一応POT飲んどこ。。。。。」











































プリッツ    「(´・ω・`)!!冷やしすぎてちょっと凍ってるし。。。。。」

























        と、ザイン・アシャンが攻撃をしかける。
        アルフドは防御も構わず攻撃をしている。


ザヴロー   「なるほど、鎧ではなく、肉体自体の防御が高いのか・・・・・。
         アレは鎧でなく、殻が進化したものなのか・・・・・。
         なるほど、、、、、。赤石は肉体に『OP(オプション=付加効果)』を宿すものでしたか・・・・・。」





        ザヴローがなんと、エンチャント文書を開いた!!



プリッツ    「((((;゜Д゜))))ぇ!?」
アシャン    「((((;゜Д゜))))お、、おい、、何してるんだよ!!」



        アルフドの鎧に付加効果を付けた。



アルフド    「なんだ!? 俺の鎧にエンチャか!?
         頭でもおかしくなったのか!?」

ネメシス    (・・・・・・?)



ザヴロー   「ええ、火属性攻撃LV8のプレゼントです。。。。。」
          (*ゲーム内ではLV8は付加できません。)


フィント    「((((;゜Д゜))))あ、、、あんたも敵なのか!?」



         ザヴローはプリッツのPOTを奪ってザインに渡した。


ザヴロー    「ザインさん、お願いします。。。。。
          私、投げるのは得意じゃないんですよ。。。。。」

ザイン     「!? なるほど!!」



         ザインはその冷えたPOTを、アルフドに投げつけた。




ザイン     「タンクラッシュ!!



アルフド    「!! な、、、、、なにぃ!!」

         ザインのタンクラッシュが、アルフドの身体を貫いている。。。。。
         一瞬の出来事にアルフド自身、状況を把握していない。。。。。



アシャン    「なるほど、、、、温度差の破壊か。。。。。」




ザヴロー    「ハイ。これで、終わりのはずです。」

アルフド    「て、、、、てめぇ、、、。」

ザヴロー    「残念ですが、悪人に加担する魔物に容赦はしませんので。。。。。」




         アルフドはその場に倒れこんだ。




ネメシス    「なかなかだったぞ。人間共。。。。。
          まさか、エンチャント文書を武器にしようとはな。。。。。
          まぁ、、駒はあと2つある。。。。。」


          と、黒い鎧を纏ったビショップが来た。。。。。

          もう1人のローブの者は、後ろに居る。。。。。


アシャン    「さて、今度はどんな能力か・・・・・。」


          黒いビショップは、盾しかもっていなかった。。。。。


BIS      「我が名は、フェドル。究極のビショップのチカラを見せてやろう!!」


          フェドルが構えた!!その手から氷が放射された!!


ザヴロー    「なるほど、『水属性攻撃LV10』を持ったビショップですか。。。。。」


フィント     「チリBISってとこかしら? バオバオ。先にヤっちゃいな〜〜!!」



          バオバオが向かっていく。

フェドル     「バカめ。。。。。ビショップだと言うことを忘れたか?」



          フェドルのターンアンデッド!!
          バオバオの動きが止まった!!


フィント     「しまった!! なんて、イージーミス。。。。。」


アシャン    「いいよ、ここはアタシがやるよ。」


          ローブの男がフェドルに話しかけた。


ローブ     「フェドルさん。。。気をつけた方がいいっすよ。。。。。
         多分、アンタとは相性が悪い。。。。。」
フェドル    「ほう、、、、、。『見える』のか・・・・・。」

ローブ     「俺がやろうか?」
フェドル    「フン、、、、、我が能力の方が上だろう。」

ローブ     「まぁ、油断しないほうがイイっすよ。」




アシャン    「時間がもったいないからね。さっさとやらせてもらうよ。」


          アシャンが爪を両方に装備した!!


フェドル    「物理攻撃が私に届くと思うのか?」


          盾を氷で大きくし、防御する。
          アシャンの攻撃は氷の盾に遮られる。


アシャン   「なるほどね・・・・。ファイアーーーーーオーーブ!!

フェドル    「炎で溶かそうっていうのか?」


          ファイアーオーブの炎を爪に纏わせた。


ザヴロー   「・・・・・。ファイアーオーブ・・・・・。エンチャントファイアー?????」


アシャン   「さて、、、、、いくよ!!」


          アシャンのチェーンドクロー!!

          氷の盾を削っていく!!

フェドル    「その程度、氷の生成の方が早いわ!!」


          と、体勢を翻して、足に炎をまとい、フレイムクロー!!

          アシャンの脚力で氷の盾を砕く!!

フェドル    「なにぃ!?」


          フェドルのシールドフラッシュが発動しアシャンの目を眩ませる!!


アシャン   「くっ、、、、もう少し!?」


ローブ男   「なるほど。。。。。どうやら、赤石の洗礼を受けているようだね。」

アシャン   「なんだと!!」

ローブ男   「気づいてるはずさ、、、、、。自分の中の異変に。」


プリッツ    「((((;゜Д゜))))えっ!?」


ザヴロー   「・・・・・。」


アシャン   「フン、、、、この湧き上がる炎の能力。。。。。
         私の目的を果たすまでなら、利用するまでさ。。。。。」


ローブ男   「イイ目だ。。。。。僕が戦ろう。。。」

フェドル    「オマエ、何を!?」

ローブ男   「僕も、この通り、『火属性のOP』をもらったのさ。。。。。
         でも、思うんだよね、今の僕はいったいなんなのか。。。。。
         元・魔物だったのか、人間だったのか。。。。。
         だけど、そこのネメシスさんは教えてくれないんだよね。」

ネメシス   「くだらん。。。。。オマエは我が人形に過ぎん。。。。。」
ローブ男   「アレだからな。。。。。まぁ、でも僕には僕なりの道があるから、
         とりあえず、アンタと戦う。」


アシャン   「よくわからないヤツだね。まぁ、かかっておいでよ。」



          ローブ男はローブを取り、アシャンの前に降りた。
          

アシャン   「おいおい、名前くらい名乗ったらどうなんだ?」
ローブ男   「んーー。僕を倒すことができたらね。」


          ローブ男が炎を手にかざす。



ローブ男   「僕の炎は、LV10どころじゃ無いんだけどね・・・・・。」








ザヴロー    (・・・・。魔物の能力を『OP』として引き出し、媒体と合成する。。。。。
          いったい、何を企んでいるのやら・・・・・。)








           ネメシス三人衆、2人目はアシャンを指名した。



           ほんのり進みつつ、次回へ。

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