ST:12
「吹き散る砂風」
事態を聞き、イェロンとウォレンもアリアンへとやってきた。
アシャン 「ウォレン!!」
ウォレン 「ふー。1万Gは高いな。。。。。」
そして、イェロンが口を開く。
イェロン 「ネメシス、、、、、ギルド「seven
see」の1人じゃないのかのぅ?」
プリッツ 「せぶんしー?」
以前古都で、キャーキャー言われていたウィザード「ハインツ」の率いるギルドである。
現時点でもっとも記録を残してるギルドである。
ウォレン 「30年前のギルド「龍の髭」の99連勝を抜くつもりらしいな。」
イェロン 「7人だけのギルドなのに強いらしいのぅ。
そうじゃ、プリッツ!!大変じゃ、今年のギルド作成認定を決めるギルドトーナメントじゃが、
なぜが、来月ので今年は最後らしいぞ。登録ももう締め切ったらしい。」
プリッツ 「((((;゜Д゜))))なんですとっ!!」
ルドルフ 「そんなにギルドが多いって事なのか?」
ウォレン 「そうなのかもな。あまり登録数だけあっても、管理が大変とかそんなもんだろ?」
イェロン 「いや、、それがどうも、アウグスタの王家か何かの圧力ではないかと・・・・・。」
ウォレン 「なんだそりゃ。」
アシャン 「しかし、参ったね。アヴァロも行方不明だし。」
プリッツ 「(´・ω・`)うん。。。。。しかたないけど、来年かぁ。。。。。」
イェロン 「いや、ワシが登録しておいたけどな。」
ルドルフ 「おお!!それなら出れるのか。」
プリッツ 「さっすが、イェロン爺。
アシャン 「登録メンバーは?」
イェロン 「いや、ギルドマスターになるものさえいれば、大会の途中での補充もありなのじゃよ。」
アシャン 「なるほど、大会中に力を誇示してメンバーを集めるのか。」
プリッツ 「(´・ω・`)でも、アヴァロいないよ。」
相談の結果、来月のトーナメントには出場すると決めた。
それまでにアヴァロを探すか、もしくはギルドを認定されてからでも
いいだろうとの判断である。
しかし、人数不足が否めない。
ギルド戦は8人までで行われるが、トーナメントだと
うまく交代してやらないと、決勝まで勝ち抜いていけないのである。
現在は、プリッツ・ルドルフ・アシャン・ウォレン・イェロンの5人。
むしろ全員で毎回出ても厳しいくらいである。
ウォレン 「じいさん、なんか知り合いいないのかよ。。。」
イェロン 「そんなものアテにするギルドではなかろう?プリッツよ。」
プリッツ 「(´・ω・`)うん。。。。。なんか、魂が呼んでる仲間がいいなぁ。。。。。」
ウォレン 「ここ、アリアンなら、結構な冒険者いるんだけどな、
ギルドに入ってないヤツがどれだけいることか。。。。。」
ルドルフ 「どこかの洞窟などで、ソロってるヤツなんかいいんじゃないのか?」
ウォレン 「勇者様じゃなけりゃいいけどな。」
アシャン 「とりあえず、思うんだけど、アタシが赤石について突き詰めていけば、
またいつか、ネメシスって野郎と、アヴァロに会うと思う。」
ルドルフ 「ワシもそう思うがな。」
アシャン 「だから、あのネメシスをブッ倒すくらいのチカラをつけなくっちゃいけないんだよな。。。」
ウォレン 「・・・・・・。」
実際さっき歯が立たなかったのは事実である。
自分自身のLVアップがこれからの事に繋がる。
皆そう思ってる。
プリッツ 「( ゚д゚ノノ゛☆ ハィハィハィハィ よし。
とにかく私たちは強くなろう。」
アシャン 「ん・・・・・?」
プリッツ 「だってさ、今ここで悩んでたって今は変わらないでしょ?」
アシャン 「そうだね。。。。。」
プリッツ 「だったら、今出てくるゴハンはおいしく食べないといけないと思うの。」
ルドルフ 「ん、、、まぁ、そうだな。」
プリッツ 「(´・ω・`)だったら、皆でゴハンにしよう。」
アシャン 「ハッハッハッハッハ。確かにね。そうしよっか。」
凹み気味だったアシャンだが、自分がなんか小さく見えたのである。
ちょっと楽天的ではあるが、ある種の皆をまとめる素質があるのだと思った。
アリアン「砂風酒場」
イェロン 「とりあえず、5人で出場になるのぅ。」
ルドルフ 「支援WIZとかいないと、マズイな。。。。。」
ウォレン 「そうだな。って、イェロン爺、前衛でもないよな・・・・。」
イェロン 「後ろでワナでもしかけておるわぃ。(笑)」
アシャン 「支援無しじゃきついだろうね。いくら新ギルド作成者といえど、
相当なLVのヤツもいるんだろうね。」
プリッツ 「(`・ω・´)んでも、私たちもそこそこのLVだよねぇ。」
ルドルフ 「プリッツはまだまだじゃないか?(笑)」
プリッツ 「((((;゜Д゜))))ぁぅぅ・・・・。」
ウォレン 「んじゃ、ギル戦に向けて、銀行のモン売って強い装備でも買うか・・・・。」
プリッツ 「(`・ω・´)銀行?」
ルドルフ 「((((;゜Д゜))))プ、、プリッツおまえ、、、銀行顧客の称号ないのか?」
プリッツ 「(´・ω・`)称号?」
イェロン 「銀行にお金とアイテムを預けられる<銀行顧客>
敵の強さやデータの知識<モンスター鑑別士>
さらに掘り進んだ<ぴくっこ雄雌鑑定士> (*ゲームにはありません)
MAPの把握、地理の知識<MAP作製者>
体力の回復などの知識<キャンピングマスター>
などなど、いっぱいあるぞ・・・・・。」
プリッツ 「(´・ω・`)銀行ほしい。。。。。」
ウォレン 「ま、そういうクエをたくさんやって、経験も積んでおくんだな。」
イェロン 「ワシらも、色々称号を得ていかねばなるまいて。」
アシャン 「そうだね。とりあえず、来月までできる事をやろうじゃないか。」
ウォレン 「面白い。来月まで別行動ってのどうだ?」
アシャン 「いいねぇ。今、同じくらいのLVだし。」
イェロン 「ワシは余りムチャできる歳じゃないからの。」
ここで、別行動をまた取る事となった。
一応、連絡と情報交換、武器交換などを行う帰還する場所をアリアンに設置。
そこに、イェロンが滞在。
あとは修行を兼ねてクエストをこなしたり、ギルドに入ってくれそうな仲間を探すのである。
プリッツ 「(´・ω・`)とりあえず、私も1人で頑張ってみる。
難しいクエストもこなさなきゃ。。。。。」
ウォレン 「オマエはまず簡単なクエストでもやるんだな。」
ウォレンは称号クエストの初歩の依頼者の場所をメモに書いた。
プリッツ 「(´・ω・`)もんすたー鑑別士かぁ。」
ウォレン 「俺もちょっと手ごわい所でも行ってみるか。。。。。」
ルドルフ 「ワシも神聖都市アウグスタで神に祈りでも。」
イェロン 「ホッホッホ。ワシはここで待たせてもらうとしよう。
何かあったら、ワシに連絡をするのじゃ。」
プリッツ 「(`・ω・´)ノ うん。」
ルドルフ 「よし、んじゃ、今日は飲むか。」
アリアンの酒場はさすがに混んでいる。
ウルフ 「とりあえず何か注文しますか?」
アチャ 「んじゃ、生大!!」
WIZ 「姉御、ぴくっこ丼いっとけ!!」
アチャ 「((((;゜Д゜))))!!」
プリッツ 「(´・ω・`)へぇ。ぴくっこ丼あるんだねアリアンにも。」
ルドルフ 「だっはっはっはっは。アリアンの酒は水か?」
浴びるように呑むルドルフであった。
プリッツ 「(`・ω・´)ノ―{}@{}@{}- アシャン姉、ネギマ食べる?」
アシャン 「( `ー´) こうなったらガンガン食うよ。アタシぁ。」
と、盛り上がる酒場の北に1人の男が居た。
魔法スキルを使う、ネメシスである。。。。。
アヴァロはどうなったのであろうか。。。。。
ネメシス 「バイソンよ。。。神の媒体を集める。。。。そうだな。
ギルド戦に出場するようなヤツで探せ。。。。。邪魔するものは消すがよい。」
バイソン 「解りやしたぜ。とりあえず古都に潜伏しておきますぜ。」
ネメシス 「すぐに行け。」
バイソンは巻物を広げ消えて行った。。。。。
WIZ 「ネメシス、ここに居たのか。」
ネメシス 「ああ、すぐに行く。。。。。」
闇に消え行くネメシスと共に数人の影があった。。。。。
次の日。
オアシス都市アリアン。
鍛冶屋の前はいつも行列。
誰一人、武器を治すものはいない。
また、鍛冶屋のオヤジの対面は露店人気場所。
その中に、オヤジの手下の露店があるのは内緒である。。。。。
プリッツ 「( `ー´)o んじゃ、私は行くよ。」
イェロン 「で、アーチャーでいくのか?」
プリッツ 「( `ー´)o ほどよく両方覚えてみる。」
イェロン 「道のりはキツイが、いつか実る時が来るかのぅ。」
ウォレン 「ん?なんだ、アシャンはもう行ったのか。。。。。負けてらんねぇな。」
プリッツ 「(´・ω・`)あれぇ。挨拶してないのに。」
イェロン 「別に、お別れするわけじゃないんじゃぞ。」
プリッツ 「(`・ω・´)そだね。それでルドルフはまだ寝てるんだ。(笑)」
イェロン 「ウォレン、、、、、。強さの本質の意味を忘れるでないぞ。」
ウォレン 「なんだよ、爺。その辺は一応、俺なりに解ってるはずだ。」
イェロン 「歳寄りは世話好きなんじゃよ。」
プリッツ 「んじゃ。行ってくる!!」
ウォレン 「ちったぁ、色気のひとつも身につけて帰ってこいよ。」
プリッツ 「( ´_ゝ`)ブッ殺す。」
そして、各自は旅立ったのである。
イェロン 「プリッツ。おまえ、、、弓忘れてるぞ。」
プリッツ 「((((;゜Д゜))))あっれー?」
弓を持ち、続く。。。。。