ST:10
「北ですか!?」









        今日の一行は何気にアリアンを目指すのです。
        世界最北の砂漠の中のオアシスなのに、冒険者人数は最大。(きっと青鯖。)

        行き交う冒険者たちの交流を求めて。

        北へ行くわけです。









        走って








        まずは、ブリッジからハノブの時点で大変。



        鉱山町ハノブ
        鉱山・廃坑・ミスリル鉱山・パブル鉱山など、いくつもの炭鉱が繋がっている。
        さまざまな人が、出稼ぎで来るという。

        ほんのり沸いた温泉も人気である。
        人口は少なめで、田舎のよな落ち着いた町である。

        道行く人が口々に「コロコロコロコロ」言っているが、何かの宗教なのかは不明。

        また、良質アイテム職人として有名な冒険者も時折姿を見せる。
        そんな町。

        名物は「温泉饅頭」と「蜘蛛姿焼き」
        鉱山に行けば死ぬほど蜘蛛が出るようです。

        また、鉱山のソーサラーは捨てられた老人の怨念とか、
        帰れない鉱夫のなれの果てとも言われている。。。。。


イェロン   「ふぅ、年寄りに長旅はムリじゃわぃ。ワシはココにいよう。。。。。
        南地区で情報を仕入れねば。。。。。」
ウォレン  「ホントかよ。。。。。」

        ウソ臭い理由で抜けるイェロン。


        って事で、ハノブは軽くスルー。





        
        そして、
       古都ブルンネンシュティグ
        最近不思議な丼が人気らしいが、いったいなんであろう。
        さまざまな地域の商人が集まる街。
        あいかわらず週末はにぎやかすぎ。

        最近はブルン警備隊は、
        街の柵のアチコチに絨毯の切れっ端がひっかかっていて
        掃除に困るという。

        また、ネスフェリン・ミカ・チョキー周辺は人が集まるんだが、
        アイテムの売り上げには何の関係も無いと、頭を悩ませている。



ウォレン   「俺もココで情報でも手にいれといてやるぜ。」
プリッツ   「(´・ω・`)えー。」

        ミエミエなウソで抜けるウォレン。


アシャン   「まぁ、あんま大人数でゾロゾロ言ってもしかたないしね。」
ルドルフ   「エバキュエイションでもあればいいんだがな。。。。。」
アヴァロ   「そういうのに慣れるってのも、よくないですよ。」
ルドルフ   「間違いねぇ!(笑)
         てか他にダレがブリッジからアリアン歩いて行くんだよ。。。。。」

プリッツ   「(´・ω・`)だって、、、、、だってなんだもん。。。。。」


        熟練者なら、そんな愚行はそうそうしないと思われるが、
        古都以外行った事のないプリッツは世界を見てみたいのが当然であった。



        一行は数日かけて、リンケンに着いた。
        途中は妙な小屋などでの野宿。

ルドルフ   「あー。もう、歩けねぇ。今日はここで宿取ろうぜ。」
アシャン   「そうね。今日砂漠を越すのはキツイね。」

アヴァロ   「久々にベッドで寝れる。。。。。」

プリッツ   「(`・ω・´)よーし!! 砂漠の村で初露店しよ〜〜〜っと。」

アシャン   「(´・ω・`)どんなスタミナしてんだろ。この子。」



        砂漠村リンケン

        その囲まれた条件から、人はそうそう訪れない。
        だが、アリアンまで伸びる大砂漠の前の休憩地点としては最適である。
        特産はソーセージ

        密かにこの村から、ピカピカの鎧を着た冒険者が多数見られる。



プリッツ   「♪ あ〜〜まい♪ あ〜まい♪ ミルクシェイクの様〜なキ〜スで〜〜♪」

        鼻歌まじりに、露店を開くプリッツ。

        適当なアイテムと、砂漠で売れるだろうと、
        「POTカキ氷」を出してみる。
        微妙に露店を勘違いしてるかもしれない。。。。。


ルドルフ   「お、やってるねぇ。この真昼間から。(笑)
         カキ氷1つクレよ。青な。」
プリッツ   「(`・ω・´)まいどあり〜〜〜〜♪800Gです。」

ルドルフ   「しっかし、客こねぇな? シャリシャリ。」
プリッツ   「(´・ω・`)なんか、鎧作るクエとかなんとかの人しかこないような。。。。。」
ルドルフ   「まぁ、町自体栄えてるわけじゃないけどな。トントントン。」

プリッツ   「古都もいいけど、私、こういう町も好き♪
        さっき通ったハノブだっけ?なんかいい感じ。」
ルドルフ   「イナカ嗜好か? まぁ、ワシも歳取ったら、リンケンでもいいな。」
プリッツ   「(´・ω・`)うーん。。。。。私アイテムの露店向いてないのかな?」
ルドルフ   「うーん。。。。。でも、食べ物の露店も面白くねぇか?
         銭のためじゃなく、商売が楽しいんだろ?」
プリッツ   「(^ー^*)うん♪」
ルドルフ   「そら、ブリッジの試験官も喜んでるだろうな。」























        港町ブリッジヘッド
        サカナの(略)

試験官    「( >д<)、;'.・ へっくし!!」























   砂漠村リンケン

         その囲まれた条件から、やっぱり人は訪れない。
         だが、鎧クエなどは結構人気あったりする。
         名物は砂風呂

プリッツ   「( ´,_ゝ`)ふんふんふ〜ん♪」

ルドルフ   「よう、どうだ?売れたか?」

プリッツ   「(`・ω・´)オールカキ氷。ある意味大成功。」
ルドルフ   「(; ̄Д ̄)よ、よかったな。 少し店見ててやるから、飯でも行って来いよ。」
プリッツ   「(^ー^*)はいはい〜。よろしくね。」

         何気に明日までの時間は休養のはずが、ついつい町を歩いてしまう皆。



         町を見て歩く。
         不思議な民族衣装などにも見とれる。

         が、さほど、見て廻るほどデカイ町ではないと気づく。


         1人の男が考え込んで歩いている。


男      「うーーーーーん。」

プリッツ   「(´・ω・`)どしたの?おなかでも痛いの?」

男      「お?キミ、冒険者だよね?」
プリッツ   「(´・ω・`)うん。」

男      「フッフッフ。」


         男の名は「ダニアン」 クエスト「中途半端な冒険者」
         カビを採取するために、東の砂漠にいる「ドライミイラ」の包帯を持ってきて欲しいとの事。

プリッツ   「(`・ω・´)ドライミイラかぁ。」

ダニアン   「持ってきてくれたら、この「エンチャント文書」をあげるよ。
         これで自分の武器を強化するといいよ。」
プリッツ   「(`・ω・´)エンチャント文書!?なんかオモシロそう!!
ダニアン   「そうさ、運がいいとイイ武器に変わるぜ。」

プリッツ   「(`・ω・´)槍の先から、綿菓子とか出る!?
ダニアン   「(; ̄Д ̄)・・・・・。あ、、まぁ、「甘党LV2」とか付いたら出るかもな。」
プリッツ   「(^ー^*)夢いっぱいな文書だねぇ。」

ダニアン   「(; ̄Д ̄)槍から出た綿菓子食べたいのか・・・・・・。
         あ、、、まぁ、、、、待ってるから取ってきてくれ。」



         プリッツクエスト依頼を受けた。
         すぐさま、ルドルフたちに連絡し、4人でそのクエをやる事となった。

ルドルフ   「おいおい、こんなヒマあるのか?」
プリッツ   「(`・ω・´)何言ってるの。経験と情報こそ、財産だよ。」

         微妙に意味の解らない事を言っているような気がするが、
         経験は損にはならないのでヨシとしよう。


         ねりねり練り歩く。。。。。。


ルドルフ   「そろそろ寒い時期なのに、やっぱ日が出てると暑いな。。。。。」
アシャン   「この毛皮、なんとかならないもんかね。」


         ヒエヒエのPOTを飲むプリッツ。
         そう実は、POTを冷やしてるのはアヴァロの「チリングタッチ」
         触れた物を凍らせる魔法スキルだが、その冷凍具合を調節し冷やしていた。
         無論、カキ氷もアヴァロの努力の賜物。

ルドルフ   「あんま冷たいものばっかり食うんじゃないぞ。シャリシャリ。」
プリッツ    「大丈夫よん♪ しっかし、ドライミイラってドコにいるんだろ。」

アヴァロ   「向こうの方で砂煙が上がってる。。。。。」



         行ってみると、緑色のミイラと戦ってるPTがいた。

アシャン   「アレがどうやら、ドライミイラだね。でも他の沸く場所探さないとね。」
アヴァロ   「どうする?手分けして探しますか?」

プリッツ   「(´・ω・`)だね。」
ルドルフ   「見つけたら、片っ端からターンアンデッドで砕いていいか?」
プリッツ   「(´・ω・`)うーん。。。。。なんだっけ?なんかを採取するんでしょ?」

アシャン   「も、、、もう忘れたのかい・・・・・。」
アヴァロ   「カビを・・・・・。」


プリッツ   「(`・ω・´)b 知ってたよ!!
        てかさ、砂漠で怖いのはサソリだよねぇ。」
アシャン   「そうだね、毒が怖いから気をつけるんだよ。」

プリッツ   「てか、あんなにデッカィサソリだとさ、毒も何もないよね。。。。。
         刺されたら即死っぽいけど。。。。。」

アヴァロ   「大丈夫。即死抵抗の鎧でも着てれば。」
アシャン   「むしろ、致命打抵抗じゃない?(笑)」
プリッツ   「(´・ω・`)そういう問題じゃ・・・・・。」



         そして、プリッツ&ルドルフ。アシャン&アヴァロに分かれて探索。



プリッツ   「う〜〜ん。やっぱこういうのって沸き場決まってるよねぇ。」
ルドルフ   「ああ、聞いた話だと、この先だな。。。。。」








         と、だいたいの座標を聞きソコに行ったわけです。










プリッツ   「(´・ω・`)









       眉毛の下がったプリッツ。いったいなにが?


       こっそり続く。

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