ST:05
「赤き石の呪われし運命」













         エリートナイト8匹に対する、プリッツチーム+ウォレンチーム。

ウォレン   「硬ぇな・・・・・。さすがに。」
アシャン   「全くだね。。。ヘイストでもあればいいんだけどね。」

アヴァロ   「すみません。。。。。」


         どうやら、アヴァロにはヘイストは無いらしい。

         ヘイストは対象者の空気抵抗を減らし、
         攻撃速度・移動速度などをUPさせる風の魔法である。
         ギル戦に遅刻しそうな時の食事に使用するってのは、
        実はウィザードの間では

        秘密兵器扱いなのは内緒だ
          スマグ魔法図書館「毎日活かせる魔法」より抜粋。




ルドルフ   「よーし。ワシもやったるでぇ!!」

ウォレン   「おお!?TUか!?


          *TU=ターンアンデッド
            死人系モンスターをコッキンコッキン砕く魔法。

ルドルフ   「いや、ハンマーをブッ込む!!


          強敵エリートナイトすら善戦する5人。
          さほど心配は無いだろう。


プリッツ   「砕け散れ!!
    ワーリングアサルトーーーーーーッ!!

アシャン   「熱い娘だねぇ。。。。。」


          その火力の応酬はエリートナイトにも引けを取らない。
          通った他のPTも思わず見てしまうくらいであった。



          思ったほどの苦戦も無くエリートナイトを片付けたあと、また宝箱が出現。
          

ウォレン   「おいおい、またアラームって事はないだろうな。。。。。」


        「待たれよ!!」


          と、後ろで声がした。
          かなり高齢の人物である。

ウォレン   「なんだよ、ジジィ。」
じいさん   「お主じゃ、その箱は開かんぞ。」
ウォレン   「なんだと!!」

じいさん   「お主には、見えぬのか、、、その凶々しき赤きオーラが。」
プリッツ   「????? 中身が解るの?」


         そう言われてみても、何も解らない。
         老人の「見えてはいけない世界」なのか、それとも・・・・・。


じいさん   「若いの、、、。開けてみるがいい。」
ウォレン   「おもしれぇ。。。。。」



          ウォレンは鍵を開けようとしたが、、、、、開かない。

ウォレン   「バカな、なぜこんなLVの箱がここに出る!?」
じいさん   「魅かれあうんじゃよ・・・・・。スタンド使・・・・じゃない、赤石の運命に。。。。。」


アシャン   「赤石の運命?」


アヴァロ   「ううう・・・・・。」

          アヴァロの様子がおかしい。
ウォレン   「どうしたんだ?アヴァロ。」


          じいさんは開錠した。


          中には、赤い石が入っていた。。。。。


プリッツ    「な、、なにこれ?」
ルドルフ    「まさか、これがレッドストーン!?」

じいさん    「それはワシにも解らぬ。。。。。だが、これと同じものが世には散らばっておる。
         これがレッドストーンの鍵を握るとワシは思うのじゃ。。。。。」

アヴァロ    「!!うあああああああああああああ!!」


          アヴァロが苦しみだす。

アシャン    「くっ・・・・・・・・・な、、なんだぃ、この感覚は・・・・。」
じいさん    「これがウェアウルフ族に変身してしまう呪われた運命と関係がある。」


          アシャンもおかしい。。。。。

          そして、アヴァロがウルフマンに変身してしまった!!

ウォレン    「おいおい、、、どうしたんだよ!!」

じいさん    「この、石に感応しておるのじゃ。。。。。」

アヴァロ    「こ、、、、これは・・・・・・・。このチカラは・・・・・。」

じいさん    「こんな物のチカラを利用するなど、邪道じゃよ。。。。。」

          じいさんは赤い石を叩き割った。
          アヴァロが元に戻った。
          アシャンの頭痛も止んだようだ。。。。。

アシャン    「どうやら、アタシが人間に戻れるのには、それが関係あるようだね?」
じいさん    「本物のレッドストーンを見つけねばならぬだろうな。」


ルドルフ    「話が読めないようで、読めるが、結局、ウィザードがウルフマンの能力を手に入れた事と
         関係していて、アシャンは自分の意志でなく、姿を変えられたって事か。。。」
プリッツ    「(´・ω・`)全然わかんないや。」

ウォレン    「((((;゜Д゜))))!!」

プリッツ    「とりあえず、おじいさん、私のPT入って〜〜〜♪」
じいさん    「この老いぼれと組んでどうしようと?」
プリッツ    「ロックマスターっぽいから。」

ウォレン    「面白ぇ。 おい、プリッツ。俺も連れていけや。
         そのロックマスターの技術盗ませてもらう。」
アシャン    「なんか、色々知ってそうだしね。じいさん。」

プリッツ    「((((;゜Д゜))))え? ウォレン達ギルド作るんじゃないの?」
ウォレン    「まぁ、あんなのはついでだったからな。
         オマエ、ギルドメンバーいねぇんだろ?」
プリッツ    「(`・ω・´)う、、、うん!! やった!!思わぬ所でメンバー増えた!!」


じいさん    「おいおい、まだワシは・・・・・・・・・・・・。
         まぁ、ワシにもやるべき事があるが、1人では成せんしのう。
         よかろう。。。。。ワシの名はイェロン。これでも若い時は・・・・・・。」
ルドルフ    「ワシはルドルフ。撲殺ビショップだ。」
ウォレン    「存在が神に喧嘩売ってんのか。(笑)
         俺はウォレン。そしてウルフのアシャンティ。
         ウィザードのアヴァロだ。」


         プリッツの仲間に、イェロン・ウォレン・アシャン・アヴァロが加わった。

プリッツ    「(^ー^*)よろしくね。お爺ちゃん。」
イェロン    「((((;゜Д゜))))!! まぁ、、、、、ええか。」

ルドルフ    (ん?アヴァロの様子が変だな・・・・・。)



ウォレン    「さて、仮ギルド結成祝いに、呑るか?(笑)」
アシャン    「そうだね。色々聞きたい事あるしね。」
イェロン    「ワシに「呑み」で勝てると思うのか?ハッハッハッハ。」


         と、プリッツの後ろで何かが動いた。


プリッツ    「うお!!フーフー!?」

         槍を構えるプリッツ。

フーフー    「まってよう。」
プリッツ    「((((;゜Д゜))))しゃべったし!!」

フーフー    「僕は良いフーフーだよ。」

ウォレン    「じ、自分で言うのは怪しいよな。」
ルドルフ    「ああ、なんかどっかのRPGっぽいが。。。。。」


フーフー    「僕は成長して、人間になるのが夢なんだ。」































プリッツ   「生物学的にありえないから!!


フーフー   「(´・ω・`)夢が無いなぁ。」
ウォレン   「で、ヤんのか?」

フーフー   「まってよぅ。夢を持って生きてるのに、なんてこと言うんだよ。」
ウォレン   「な、、、ナマイキだな。。。。。」


フーフー   「これをあげるから、見逃してよ。」

        と、プリッツに指輪を渡した。セッティングリングである。
フーフー   「僕の火炎の元素を含んでるから、さらに火に対しての耐性があるんだよ。」

ルドルフ   「へぇ。なかなかイイもんじゃねぇかよ。」

プリッツ   「ありがと^^ 頑張って人間にな・・・・・なる・・・んだよ。(汗)」
フーフー   「((((;゜Д゜))))うわー。なれないと思ってそうな目してるー。」

イェロン   「まぁ、世の中何があるか解らんからの。」

フーフー   「また見かけたらよろしくね。」
ウォレン   「いや〜。間違ってヤってしまう恐れのほうが。。。。。(笑)」



        フーフーと別れてから、プリッツは思った。


プリッツ   「これも、、、、赤い石の指輪。。。。。
        なんか今日は赤い赤い日だなぁ。。。。。」






        古都ブルンネンシュティグ
ウォレン   「宿取ったぞーーーー。」
アヴァロ   「今日は疲れたなぁ。。。。。」

アシャン   「さーって。イェロン爺、呑もうか?(笑)」
イェロン   「よかろうて。受けてたつぞ。」
ルドルフ   「ワシもじゃーーーーー!!」

プリッツ   「(`・ω・´)私は、ちょっと街、歩いてくる。」

        酒の呑めないプリッツは古都を練り歩く。
        呑んでるのにそうそうイェロンから重要な話も出ないだろうと思ってたわけである。


        深夜とは言え、さすがは古都。
        にぎやかである。


        ふと、一つの看板が目に入った。


プリッツ   「ん????「WFC」?????」
店員     「お。そこのお姉さん。こんな時間でもおいしいおいしい、
         WFCのフライドチキンだよ!!
       ブリッジヘッドまで行かなくても食べられる古都支店は、明日までだよ!!

プリッツ   「(´・ω・`)なんで、夜中にそんなの勧めるかなー。」

店員     「まぁまぁ、一口食べてみてよ。」













        サクッ。




















プリッツ   「(〃▽〃)!!なんという皮の歯ざわり!! そしてこの肉の弾力!!
        そしてまたスパイシー!!中のジューシィさは、圧力鍋で煮込まないと・・・・・。」
店員     「お。さすが。解ってるじゃん。」
プリッツ   「(〃▽〃)なにこれ。やっばいじゃん!!ウマすぎ。」

店員     「だろ?これ、テイマーさんにも大人気だよ。」
プリッツ   「(`・ω・´)うんうん。これならモンスターも猫まっしぐら!!(意味不明)」
店員     「こちらの8個入りPTサイズと、50個入りのギルドサイズもあるよ!!」
プリッツ   「(´・ω・`)そんなにいらないよぅ。」

店員     「ところが!!今なら、こちらの「高枝切りシャムシール」をお付けします!!
        ギルドサイズなら、この開運の首飾りも付けちゃう!!」
プリッツ   「(´・ω・`)誰か、それ買った?????」
店員     「え、、、ええ。。。。。」

プリッツ   「(´・ω・`)いいよう。2個で。」















        2個も食うのかよ。。。。。。







        結局食べ歩きになってしまったプリッツであった。




        そして、イェロンはと言うと。。。。。



イェロン   「それでな、古都で99連勝したそのギルドはな!!」
ウォレン   「爺さん、それ、何回目だよ・・・・・。」

アシャン   「(〃▽〃)ふぃ〜〜〜〜〜〜。」

ルドルフ   「おいおいおい!!酒たんねぇぞ〜〜〜〜。」








        1人、アヴァロは部屋でたたずんでいた。







アヴァロ   「あの能力は・・・・・・。いったい。。。。。。」










        勝手な設定ながらも、赤い石「レッドストーン」との絡みを見せつつ、
        6人に増えたプリッツPTは今日も行くのであった。







        こっそり待て次回。

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