ST:02
「クマさんに出会った」












       プリッツの肩を触った2mもの魔物。


       叫びを上げながら、プリッツは突いた。めっちゃ突いた。


プリッツ  「ラピッドスティンガー!!
        ラピッドスティンガー!!
        ラピッドスティンガー!!
        ラピッドスティ(バチン)」←舌噛んだ。


魔物    「いたたた。痛いのぅ。。。。。」

プリッツ  「((((;゜Д゜))))しゃべった!!」

魔物    「おいおい。ワシはモンスターじゃないぞ?」


プリッツ  「( ̄□ ̄;)!!なんですとっ!?


       そう言われ冷静に見たら、クマのようではあるが確かに人間。
       ビショップのようである。
       殴りビショ以外には見えない。

ビショ   「なんだ、おまえ怪我してるのか? いや、むしろ回復が必要なのは
       ワシの方か?ワッハッハッハッハッハ。」
プリッツ  「m(__)m ごめんなさい。」


ビショ   「しかし、オナゴがこんなとこで何をしとんじゃ?」
プリッツ  「冒険しない冒険者なんて、牛肉のない牛丼みたいなものですよ?
        ビショップさんはなんで?」

ビショ   「新発売のPOTが飲みたいから、ダメージ受けにきた。
       だが、あまりにもザコばかりでな。ま、姉ちゃんのおかげで飲めたけどな。」

プリッツ  「あ、知ってるよ。ソーダ味でしょ?」
ビショ  「゙;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ  そんなけったいなモン飲めるかよ。
        赤POT焼酎入り。」
プリッツ  「((((;゜Д゜))))!!」

ビショ  「はっはっは。ま、危なっかしい姉ちゃんだな。
        よし、ワシがついていてやろう。回復くらいできるわい。」
プリッツ  「(´・ω・`)その「姉ちゃん」ってのやめてよぅ。「プリッツ」でいいよ。」

ビショ  「おっと、言っておくが、ワシはまだ25歳だからな。ワッハッハッハ。
       オッサンとか呼ばないでくれよ。ワシの名はルドルフ。よろしくな。」



       ビショップ:ルドルフが仲間になった。


ルドルフ 「リザレクションは覚えてるけど、あまり無茶するなよ。(笑)」
プリッツ  「リザレクションって何?」


       リザレクション:ゲームでは蘇生魔法としている。
       この世界では戦闘不能状態の快復の魔法である。
       失われた命は神の力でも元には戻せないのである。

プリッツ  「(^ー^*)よろしくね。ルドルフ。」
ルドルフ  「おう!!」



       プリッツはそのまま地下墓場をB3へと降りて行こうとした。

ルドルフ  「おいおい、おまえのLVで行くのか?」
プリッツ  「(´・ω・`)へ?下に魔王でもいるの?」

ルドルフ  「その先はルーンマミーって言ってめっちゃ硬いミイラがいるんだぜ?」
プリッツ  「ルドルフは勝てるの?」
ルドルフ  「なんとかな。だが、おまえを守りながらじゃ無理だぜ?
       もっと、弱いモンスターで、戦闘経験を積んだ方がいいぞ?」
プリッツ  「(´・ω・`)そうだよね。。。。。私まだ弱いもんね。」


ルドルフ  「指輪を貰うクエストでも行くか。」
プリッツ  「(^ー^*)!!行く!!」

       そう、古都南の沼地洞窟のクエである。
       早速ふたりは古都へ戻りパフィスバルの依頼を受けた。
       洞窟のリザードマンを倒し、その皮を手にいれてくるのだ。


プリッツ  「(´・ω・`)イヤなコレクションしてるなー。」
ルドルフ  「いやいやいやいや。違うだろ。(笑)
       あ、そうだ。帰還の巻物を貰えるクエストも一緒にやろう。」
プリッツ  「帰還の巻物って何?」
ルドルフ  「街まで一瞬で戻れる時空移動の魔法のこもった巻物だ。
       洞窟から帰るから、コレ1個持ってろ。」

       1つ「帰還の巻物」を渡した。

ルドルフ  「毎回歩いてたんじゃ、体力も持たないからな。」
プリッツ  「(´・ω・`)へぇ。こんなのあるんだ。」 クルクルクル。

ルドルフ  「((((;゜Д゜))))!!開けるな!!












       しゅい〜〜〜〜〜ん





       古都ブルンネンシュティグ

ルドルフ  「(´・ω・`)・・・・・。」
プリッツ  「(´・ω・`)・・・・・。」


ルドルフ  「(´・ω・`)・・・・・。効果解ったな?」
プリッツ  「(´・ω・`)・・・・・。うん、身に染みたよ。。。。。」



        巻物をもう使用してしまった。

        気を取り直してナス橋を超え、南の沼地洞窟へと向かう。

ルドルフ  「この洞窟のクラゲと、リザードマンを倒すんだぞ。」
プリッツ  「(^ー^*)クラゲ、もう殺った♪
ルドルフ  「゙;`;:゙;` ゙;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ  早いな。。。。。
        運がいいのか?????」

        そして洞窟を奥へ奥へへと進んでいく。
        
        結構色々な冒険者が戦っている。

プリッツ  「(´・ω・`)なんで皆座ってるの?
       そういう宗教?
ルドルフ  「ビショップがいないから、座って体力を回復してるんだよ。。。。。
        回復しとくか。。。。。」


        ルドルフは廻りの冒険者にヒールをかけた。

ランサー  「あり^^」
剣士    「あり^^」
ウィザード 「あり^^」
ルドルフ  「気にすんな!」


プリッツ   「基本的に人を救う人が、ビショップやるのかな?」
ルドルフ   「んー。まぁ、そういう人もいるが、堕ちた天使は必然的に・・・・・。」
プリッツ   「へ?追放天使のこと?」
ルドルフ   「まぁ、またいつか教えてやるよ。。。。。」
プリッツ   「んじゃ、あの剣でお手玉してるタコはなんなの?
ルドルフ   「オマエ、会話つながってないな・・・・・。」


        と、リザードマンの出現する辺りにやってきた。

        他の冒険者が犇きあっている。。。

ルドルフ   「いっぱいだな。。。待つか。。。。。」
プリッツ   「ん?順番待ち?」
ルドルフ   「そう。ここにモンスターが精製される魔方陣があるわけだ。」
プリッツ   「必然的にできてしまったルールみたいなもの?」
ルドルフ   「そういうこと。やられてイヤな事はしちゃいけない。」
プリッツ   「(^ー^*)ノ はぁい♪」


        と、座り込んで待つこと数分。

プリッツ   「(´・ω・`)ながいなー。」
ルドルフ   「ZZZZZZZZZZZZ。」
プリッツ   「((((;゜Д゜))))寝てるの!?


        さらに数分。

ルドルフ   「´ρ`)y─┛~~ 全然あかないな。
         てか、アイツらクエなのか?」
プリッツ   「(^ー^*)こういうときは、女の子のがいいのよ。」


        と、リザードマンと戦ってる冒険者の所へ行く。

プリッツ   「(^ー^*)こんにちは。クエですか?」
戦士     「違います。」

プリッツ   ( ( ̄□ ̄;)!!違うの!?

        プリッツのスキル「上目遣い(LV6)」
プリッツ   「(´・ω・`)私、、、、レザリンが欲しいの。」
戦士     「んー、じゃあいいよ。他で狩るよ。」
プリッツ   「(^ー^*)ありがとう。」


        狩場を取りました。

ルドルフ   「できたら、クエモンスターでの狩りはやめてほしいもんだな。」
プリッツ   「(´・ω・`)・・・・・。」

ルドルフ   「(; ̄Д ̄)? どうした?浮かない顔して。」
プリッツ   「(´・ω・`)友達登録された。。。。。」


        友達登録:冒険者の持つ携帯用水晶を通して、遠く離れた人とも会話をしたり、
              今どこにいるのか検索したりできる。
              また、水晶を通し声を街全体に響かせる事もできる。

ルドルフ   「良かったな。(汗)未来の旦那が見つかるかもしれんしな。」
プリッツ   「゙;`;:゙;` ゙;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ  やだってば。」
ルドルフ   「ま、リザード狩れ。回復はワシがやる。」
プリッツ   「(´・ω・`)はぁい。」

        リザードの皮を集めるプリッツ。

        が、クエアイテムが出ない。。。。。

プリッツ   「(´・ω・`)皮が取れない。。。。。」
ルドルフ   「クエ受けたか?(笑)」
プリッツ   「(´・ω・`)受けたってば。。。。。」



女       「ちょっと、そこのアナタ。ワタクシがリザードを倒すから、おどきなさい!!」

        突然、他の女性が話しかけてきた。
        アーチャー、戦士、天使のPT(パーティ)のようだ。

戦士      「待つでゴザる。。。。。順番にやらないとまずいでゴザろう。ミネルバ殿。」

        そのアーチャーはミネルバと言うらしい。


プリッツ    「(´・ω・`)まった、ベタな脇役でてきたし。。。。。
         ってさあ、アナタこそ後から来たなら順番守りなさいよ!!」
ミネルバ   「アナタがクエアイテム出るの待ってたら、夜明けが来るわ。」
プリッツ    「щ(゜Д゜щ)うっわ。なんか、すっごいむかつくーーーー!!」

戦士      「ランサー殿。申し訳ない。」
プリッツ    「(´・ω・`)。。。。。うん。。。。。」
戦士      「かたじけない。拙者カゲトラと申す者。また何処かで合間見える事もあるでゴザろう。
         ココはひとつ拙者に免じて。。。。。」


ミネルバ   「ちょっとカゲトラ!!何するのよ。」
カゲトラ    「ジェイク殿。古都でコールをお願いでゴザる。」
ジェイク    「´ρ`)y─┛~~」


        3人はその場から消えた。。。。。

プリッツ    「(; ̄Д ̄)なんか、またどっかで絶対会いそうな気がする。」
ルドルフ    「(; ̄Д ̄)いったい、何者・・・・・。」


        今後の雲行きを暗示するかのような登場。
        気を取り直し、クエアイテムのために、リザードマンを倒しまくる。




        そして30分後



プリッツ    「(`・ω・´)!!出たああああ!!
ルドルフ    「( ̄- ̄ )ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ。」

プリッツ    「((((;゜Д゜))))おーい!!」
ルドルフ    「(−_ゞ  ああ、スマンスマン。回復も必要ないな。と思ったら眠くて。」
プリッツ    「(´・ω・`)・・・・・。まぁ、いいんだけどね。
         てか、オナカすいちゃった。」
ルドルフ    「そうだな。。。古都で飯食うか。」
プリッツ    「(`・ω・´)そうだね。」


         古都に戻った二人は、クエアイテムを渡した。

プリッツ    「(`・ω・´)レザリン♪ レザリン♪」
ルドルフ    「防御効率か。」
プリッツ    「(´・ω・`)でもさ、これ4本の指全部入れるわけじゃん。」
ルドルフ    「(´・ω・`)ああ。」

プリッツ    「(´・ω・`)8個も装備できるわけないじゃん。。。。。」
ルドルフ    「だけど、それが2個装備だったら、、、誰も装備しないような。。。。。」


         クラゲの方も渡した。
         こっちの報酬は「帰還の巻物」4本セットであった。

         今のプリッツには充分なアイテムである。













プリッツ    「ねーねー。何食べる〜〜〜?」

         古都は賑わう街なだけに、飯屋も多数存在する。
         ウマい露店もあったりするのである。


ルドルフ    「(´・ω・`)そうだなぁ。。。。。ぴくっこ丼とかはどうだ?」
プリッツ    「。゜(>▽<)゜。なにそれ、なんかカワイイ名前だね。」

ルドルフ    「そ、、そうか。。。。。た、、食べるか?」
プリッツ    「。゜(>▽<)゜。うんうん。食べてみるーーーー!!」



         と、言い出しておいて罪悪感に虐げられるルドルフ。










         さて、そのぴくっこ丼とは。。。。。


         皆は知ってる「ぴくっこ」

         プリッツは食べさせられてしまうのだろうか?
         そして、その味は!?






         まて次回。

inserted by FC2 system