3人のゴースト
SCROOGED

オススメ度:%

05年01月24日







時はクリスマス。
ここに、視聴率しか考えない非道な社長が居て、彼に3人の来訪者、
「過去のゴースト」「現在のゴースト」「未来のゴースト」が会いに来て。。。。。というお話。
主人公のクロス社長(笑)はゴーストバスターズの「ビル・マーレー」




本当に人の事を考えない社長。
まずは、その非道ぶりを始めの方で表現。

クリスマスの特番「スクルージ」をどれだけの人に見せようとするのか。
その中で色々な人の忠告を無視する社長。

キャラの性格がよくわかるな。。。

社長の秘書の息子。この子が重要。私的に。


ゴースト登場。

1人目のゴーストは7年前に死んだ友人。同じくTV界の帝王だった男。
「心を入れ替えないと私のようになる。」。。。。。
ん?ゴーストが現れた理由は、友人の忠告って事だったのか。。。。。
ゴーストがなぜ現れたか疑問だったのだが、これなら理解できる。

この友人を除いた3人のゴーストが現れる。

はいはい、来ました。唯一心を許す女性、クレア。
ボランティアという、クロス社長とは対極な性格。
この人とかも、うまく話に絡んでいくのも当然である。
ストーリー的には、無理は無いな。


過去のクリスマスのゴースト。タクシーの運転手。
過去へのクリスマスイヴへのタイムトラベルが始まる。
自分の子供の頃1955年に戻り、ここで今のクロス社長が何をどう捕らえるかって事だな。

1967年。入社時代の過去。
クレアとの出会いで、今忘れてた何かを取り戻すのか?

1968年。その1年後のクレアとのイヴ。

1971年。クレアとの別れの危機でで、自分の性格の悪さを解ってなかったのか?

現在のクリスマスのゴースト。
妖精っぽい女の子だが、股間にキックや、
見事なパンチを繰り出す!!

これで現在の秘書の状態を知る事になる。
言葉を失った秘書の息子。兄弟にすら相手にされない事に同情をする社長。

ここで初めて、秘書への給料の扱いを改めることになった。。。。。
やはり、普段見ないものは見えないのはある程度は仕方のない事でもあるが、、、。
「他人の事を考える人間」を考えだしていくのが、
当然というわけではないが、いい方向である。

凍死するホームレスを見て、他人の事を考えるようになる。。。
自分だとしたら、どうだっただろう・・・・・。

弟からの「写真たて」のクリスマスプレゼントに涙する。
そんな自分でも愛するたった1人の肉親である弟。
ここで、弟に対する気持ちも取り戻す事になる。。。。。


未来のクリスマスのゴースト。
言葉を失った秘書の子供の未来を見せられ否定はするが、その可能性を見る。
変わり果てたクレア。。。変った理由は自分のセリフ。

ここで自分が間違っていたとようやく気づく社長。

この順を追うプロセスも単純だがわかりやすい。

そして、自分の死を見る。
ここはなんの意味があるのだろう?


ああ、「生きてる」素晴らしさでいいのか?
生きてる以上の幸せを!!って事か。



ここで完全に改心。
全ての人に幸せを。。。。。と。

月並みな設定かもしれんけどね。

生放送で社長みずから飛び入りをして、全てを変える。

この辺で結構感動である。
「皆が信じれば奇跡は起こる」

そして、言葉を失った秘書の子供が、クロス社長に話す。
「神は皆を愛してる」

もう、やべぇ、何回観ても泣ける。


ありきたりかもしれん。
でも、その単純な中にこそいいものもある。。。。。


感動の映画と言えば、私はこの作品が一番好きである。

ぜひ、一度観てもらいたい。

inserted by FC2 system